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徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
with a camera in Kagamiishi Town 4-1
 『ゴジてれChu!』木曜恒例「ぶらカメ」のコーナー、今回は鏡石町(かがみいしまち)篇です。去年に続き4巡目です。町の中には、あちこちにたわわに実った柿の実が。秋が急に深まったきょうこの頃ですが、まさか今回の旅で人生の“春”、青“春”って良いなと思う旅になるとは、この時まだ思ってもいませんでした。

1巡目、2019年のエピソードは、こちら。
2巡目、2020年のエピソードは、こちら。
3巡目、2022年のエピソードは、こちら。
柿がたわわに実っている。
柿がたわわに実っている。
そろそろもいでも良さそうな…。
そろそろもいでも良さそうな…。
 まずは町中をぶらぶらしていると、塀越しに話の花を咲かせている奥様方がいらっしゃいます。

 ご近所さんだそうですが、たまたまタイミングが合わずこうやって話すのは久しぶりになったとの事。これだけ親しいなら塀越しでなくても良さそうですが、目が合ってすぐ話が弾んだようです。話の内容は、米の出来だそう。
塀越しにお話しするご近所さん。
塀越しにお話しするご近所さん。
塀を回り込む前に話が弾んだみたいだ。
塀を回り込む前に話が弾んだみたいだ。
「今年は水をやりたい時に(猛暑で)水が足りなかったので、一部の米は質が落ちちゃったわ。」

 とは言え、新米の味を尋ねると
お互い田んぼを持っているようで…
お互い田んぼを持っているようで…
今年は猛暑で田んぼが水不足に苦しんだ。
今年は猛暑で田んぼが水不足に苦しんだ。
「美味しかった~♪」

と笑顔。

「この辺りは田んぼも畑もあるし、旬のものは移動距離が無い分、農産物が新鮮で余計に美味しいの。」
新米の味は格別だった。
新米の味は格別だった。
塀越しなので、このような写真に…。
塀越しなので、このような写真に…。
 塀の外の方は農業をやっていて、塀の中の方(←文字だけだと表現が何ですが)は持っている田んぼで委託して米を育ててもらったそう。市場に出す上で見た目が白くなると等級が下がるそうですが、味はほぼ変わらないのだそう。味が落ちない点では好かったです。

 で、町でお勧めの場所などを尋ねると、塀の外の方が

「町の公民館で“文化祭”を行われるんです。実は私もつるし雛を出品していて、グループの当番で午前中は会場に行きます。」

 何でも町民による書道や写真や絵など、色々な作品を展示しているとの事。それでは後ほど伺いま~す!
市場での質としては落ちるが、味はほぼ変わらないそう。
市場での質としては落ちるが、味はほぼ変わらないそう。
町の文化祭に出品したという奥様。良い情報をゲットだぜ。
町の文化祭に出品したという奥様。良い情報をゲットだぜ。
 文化祭開始まで暫く時間があるので町をぶらぶらしていると、グラウンドで野球をしている子ども達を見かけます。監督に話を伺うと、鏡石中学校の野球部の練習だそうで、

「部員10人のうち3人がインフルエンザの学級閉鎖で休んでいるんですが、それでも練習するっていうんで集まったんです。野球初心者が多いんですが、どうぞ撮影していって下さい。」
地元中学校のグラウンドで野球を練習する姿が。
地元中学校のグラウンドで野球を練習する姿が。
監督さんが二つ返事で取材を許可して下さった。
監督さんが二つ返事で取材を許可して下さった。
 因みに監督の胸の“Kyochu”って略称ですか?

「こちらでは、鏡石の“鏡”と中学の“中”で、“きょうちゅう”って呼ぶんです。」

 福島県では安積(あさか)高校を“あんこう”、郡山商業高校を“ぐんしょう”等と略して呼ぶ事が多く、福島県あるあるです。帽子の“白球会”は

「県中地区の野球の指導者の会の名前です。中体連だけでは出来ない事を地区の指導者で集まってやっています。」
地元では、鏡石中の鏡と中で”きょうちゅう”と略称している。
地元では、鏡石中の鏡と中で”きょうちゅう”と略称している。
指導者も連携をとりながら、部の運営をしている。
指導者も連携をとりながら、部の運営をしている。
 するとテレビ取材が来たというので、部員達が集まってきました。1年生部員はこの5人。お兄さんがOBだったり、友達に誘われたりと、野球部に入った理由は様々。

「ヒットを打てた時が楽しい。」

「飛球を捕れると嬉しい。」

「巧く守れて、皆で喜べるのが良い。」

等、野球やチームプレーの楽しさを楽しんでいるよう。
挨拶の為、練習中の部員が集まってきた。
挨拶の為、練習中の部員が集まってきた。
野球を楽しんでいるのが伝わる。
1年生からは野球を楽しんでいるのが伝わる。
 そして2年生は、キャプテンを含む3人が学級閉鎖で出てこられない為、この日はこの2人。将来の夢を尋ねると、

「牧場で働きたいです。」

 何でも同じ町内にある岩瀬牧場に出かけた時に動物と触れ合って、牧場での仕事に興味を持ったのだとか。
こちらは2年生(ほかの3人は学級閉鎖で練習に来られず)。
こちらは2年生(ほかの3人は学級閉鎖で練習に来られず)。
牧場で働く夢を語る。
牧場で働く夢を語る。
 もう一人は、

「ホワイトハッカーになりたいです。不正なハッキングを辞めさせるのは、格好良いから。」

 いまは不正なハッキングにより企業や行政の情報が漏れたり仕事が止まってしまったりと、悪影響の大きいものですが、サイバー犯罪等に対処する“正義の味方”がホワイトハッカーです。2人とも自分の未来の事をしっかり考えているんだね。因みにチームの目標は

「まずは公式戦1勝です。」

 練習試合では勝った事があるそうですが、新人戦では勝てなかったそう。話を聞かせてくれて有難う御座います。練習中、失礼しました。練習に戻ってください!
ホワイトハッカーを目指すという。悪い奴から守ってくれ!
ホワイトハッカーを目指すという。悪い奴から守ってくれ!
まずは公式戦初勝利を目指す選手たち。
まずは公式戦初勝利を目指す選手たち。
「ほら、声を出すんだぞ~!」

 監督に声を掛けられながらの守備練習。
出来るだけ前で捕球して…
出来るだけ前で捕球して…
一塁へ送球!
一塁へ送球!
 腰を落として捕球からの、しっかり送球!
ちゃんと打球を見て、捕球。
ちゃんと打球を見て、捕球。
内野ゴロに仕留めるイメージ。
内野ゴロに仕留めるイメージ。
 練習を手伝うのは、保護者の方々。ノックを担当していた保護者が、

「そういえば、きょう“がんのう”※で文化祭が行われている筈ですよ。」

と耳より情報を合間に教えて下さいます。

※がんのう…岩瀬農業(いわせのうぎょう)高校の略称。鏡石中を“きょうちゅう”と呼ぶのと同じパターン。
保護者が練習の手伝いに来る。
保護者が練習の手伝いに来る。
部員は練習に専念できる。
部員は練習に専念できる。
「保護者の方も熱心で、こうして練習にも参加して下さるんです。」
監督に代わり、ノックを打つ保護者。
監督に代わり、ノックを打つ保護者。
部員が少ない分、練習に出来るだけ時間を割く。
部員が少ない分、保護者が協力し練習に出来るだけ時間を割く。
 この日も3人の保護者がノックや送球先の捕球のお手伝いです。
送球先の一塁には…
送球先の一塁には…
こちらも保護者がお手伝い。
こちらも保護者がお手伝い。
 監督曰く、

「子ども達は皆真面目で、一所懸命。
来られない部員がいても、練習をやると言った部員達。
来られない部員がいても、練習をやると言った部員達。
休みの朝から、基本練習を繰り返す。
休みの朝から、基本練習を繰り返す。
打てたり捕れたりした時の嬉しさや、試合に負けた時の悔しさ、色々経験してほしいです。
一所懸命やる姿に、監督も目を細める。
一所懸命やる姿に、監督も目を細める。
公式戦1勝も間近だ。
公式戦1勝も間近だ。
この子達に足りないのは、野球経験だけです。」
次は打撃練習だ。
次は打撃練習だ。
今度はファーストのお手伝いから、バッティングピッチャーへ。
今度はファーストのお手伝いから、バッティングピッチャーへ。
 打撃練習では、高校時代夏の福島大会準優勝メンバーが保護者にいて、バッティングピッチャーに。
実は夏準優勝チームのメンバー。
実は元夏準優勝チームのメンバー。
快音を響かせる。
快音を響かせる。
 これも良い経験が積めるね。
好球必打。
好球必打。
パワーもありそう。
パワーもありそう。
「しゅうきゅう!しゅうきゅう!(集球、若しくは拾球?)」

 ボール拾いも、
水分を取って…
水分を取って…
ボールを集めて…
ボールを集めて…
ネットを運ぶのも、全員で。チーム一丸となってまずは公式戦1勝、そして益々強いチームになってください!(つづく)
皆で運んで(ひきずってますよ~ (^^; )…
皆で運んで(ひきずってますよ~ (^^; )…
目指せ、公式戦1勝!
目指せ、公式戦1勝!
 塀越しに話をしていた女性が参加している町の文化祭に行ってみましょう!

4巡目その2「つるし雛で深まる同級生の友情と木工作品との連携」はこちらをクリック。
町の文化祭に行ってみた。
町の文化祭に行ってみた。
数々の作品が目を楽しませる。
数々の作品が目を楽しませる。
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