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徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
with a camera in Asakawa Town 3-4
 直売所の「あさマルシェ」で売られていた竹籠を作った方の家に、この方の竹細工のファンでもある町長に案内して頂きました。御年89歳ですって! お元気な方です。
この竹籠を作った方のお宅へ。
この竹籠を作った方のお宅へ。
この方が、竹籠を作った方。御年89歳!
この方が、竹籠を作った方。御年89歳!
「竹を伐採する時期にしか作らないんですよ。」

との事だったのですが、作業場を見せて頂きました。ビニールハウスの中です。
作業場は、ビニールハウスの中。
作業場は、ビニールハウスの中。
作物を育てる傍らで、竹細工を作る。
作物を育てる傍らで、竹細工を作る。
「鉈は片刃と諸刃があって、竹を割るには諸刃でないと駄目なの。」

 持つところは補修もしてあって、年季が感じられます。
柄の部分には、補修をした跡が。
柄の部分には、補修をした跡が。
竹を割って、組み立てていく。
竹を割って、組み立てていく。
 籠のように目の空いているものだと「四つ目編み」や「六つ目編み」がベースのようです。竹を編み込んで行き、深さを出す為に編み込んだ竹を起こす時に、へらのようなのや針金で固定し、形を作っていくのだそうです。
このような感じで編んでいく(写真は六角形のように見える「六つ目編み」)。
このような感じで編んでいく(写真は六角形のように見える「六つ目編み」)。
へらのような物や針金を使って、細工を作っていく。
へらのような物や針金を使って、細工を作っていく。
 更には「ゴザ目」等の手の込んだ竹細工もあります。

「店に置いてもらっているんだけど、なかなか売れなくて…。でも市みたいに人が一斉に集まる時には売れるんです。」

 そして、男性から驚きの言葉が。
目が粗いものから、みっちり編み込んだものまで様々。
目が粗いものから、みっちり編み込んだものまで様々。
大勢人が来る”市”などの方が、売れると言う。
大勢人が来る”市”などの方が、売れると言う。
「(作り方は)見よう見真似なんです。」

 聞けば嘗ては町に専門に作る職人が少なくとも2人いて、そのほかに農作業の合間に作っている方がいたそうで、その人の作る様子を覚えていて、再現したのだとか。
竹細工は嘗て不可欠な道具で、職人や農家の人が作っていたという。
竹細工は嘗て不可欠な道具で、職人や農家の人が作っていたという。
見よう見真似で竹細工の作り方を覚えたそう。
見よう見真似で竹細工の作り方を覚えたそう。
「昔は収穫したものや肥えなどを運ぶのに、車が無い時代には無くてはならない時代だったんです。」

 今は実用品のほか、施設などに飾ってもらう為の小さいタイプのものも作っています。
布は、背負い紐や布草履作りに使う。
布は、背負い紐や布草履作りに使う。
置いてあるのは、施設などに飾ってもらうミニチュア版。
置いてあるのは、施設などに飾ってもらうミニチュア版。
 更にこの地域では、竹細工以外にも作っているものがあったそうです。

「昔は紙すきをやったんです。二本松の上川崎和紙があるでしょ? あそこがお師匠さん。そこから伝わった方法で、障子紙っていって、障子にしたり、裁判所の記録用の紙にも使われたんです。それがパルプ工場が出来て紙の大量生産の時代に入ったら廃れてしまったんです。」
竹細工のほかに、障子紙も作っていたそう。
竹細工のほかに、障子紙も作っていたそう。
蔵に残っていた、ご自身が梳いた障子紙。
蔵に残っていた、ご自身が梳いた障子紙。
 その後会社勤めなどもして、趣味がてら竹籠作りを始めたそう。

「それは楽しいよ。他の人がやんない事をやるんだもの。」

 自然のものを使ったものには、温もりがありますね。この技術、何とか残せないものかと思います。貴重なお話、有難う御座いました。(つづく)
安く出来る代替品に、とって変わられていった。
安く出来る代替品に、とって変わられていった。
笑顔の絶えない”職人さん”だった。
笑顔の絶えない”職人さん”だった。
 では浅川町の美味しいものを頂いて帰りましょう。今回は、2巡目でお邪魔した時に町民から勧められた店の1つに伺います。

その5「メニューが豊富! 地元の食材を使った料理と本格エスプレッソが楽しめるカフェ」は、こちらをクリック。
前回お邪魔した際に町民から教わった店へ。
前回お邪魔した際に町民から教わった店へ。
美味しくて素敵なバーガー&カフェラテを…♪
美味しくて素敵なバーガー&カフェラテを…♪
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