2023.03.23
with a camera in Aizubange Town 2-5
「ぶらカメ」会津坂下町篇、2巡目その5です。
2巡目その1「エーデルアイスには出会えなかったけど… WBCを陰から支えるお店が会津坂下に」は、こちらをクリック。
2巡目その2「これぞ“本家”レトロ ネットで人気に火が付いた昭和グッズ」は、こちらをクリック。
2巡目その3「町民の需要に応え続けて… 創業120年余の老舗万屋に匠の品あり」はこちらをクリック。
2巡目その4「県内で1軒に? 蕎麦や和菓子の味わいを支える“鬼くるみ専門店”」は、こちらをクリック。
2巡目その1「エーデルアイスには出会えなかったけど… WBCを陰から支えるお店が会津坂下に」は、こちらをクリック。
2巡目その2「これぞ“本家”レトロ ネットで人気に火が付いた昭和グッズ」は、こちらをクリック。
2巡目その3「町民の需要に応え続けて… 創業120年余の老舗万屋に匠の品あり」はこちらをクリック。
2巡目その4「県内で1軒に? 蕎麦や和菓子の味わいを支える“鬼くるみ専門店”」は、こちらをクリック。
この旅最初に立ち寄った「バンダイスポーツ」の御主人お勧めのお店が、農家レストラン「ファットリアこもと」です。蕎麦もイタリアンも出すお店と聞きましたが、果たして?
旅の最初に勧めて頂いた農家レストラン。 |
ウッディーな外観。 |
中に入ると、まず入口近くに地元の産品やこだわりの食品、自家製の加工品などを並べたセレクトショップコーナーがあります。アクセサリーや手芸品等も置いてありました。
入るとまず目に入るのは、セレクトショップ。 |
こだわりの品が並ぶ。 |
そのセレクトショップコーナーを抜けると、入口の両脇に客席スペースが広がります。全体では50席ほどあるそうです。
飲食スペース。こちらだけでは20席位ある。 |
自家製にんにくも手に入る。 |
ご主人にお勧めを伺うと、
「地元の蕎麦打ち名人が打った蕎麦ですね。」
メニューを見るとざるそばに加え、オリーブオイルで頂く蕎麦や、地元のくるみとバジルで味わう蕎麦など、スポーツ店の御主人の言う通り、イタリアンな味付けの蕎麦も提供しています。あれ?地元クルミって…
「町の斎藤さんの所で売っているくるみです。」
何と!先程まで「割り方」をやっていた斎藤さんの店の地元産くるみを使っていたのです。まさかここで繋がるとは!!
「地元の蕎麦打ち名人が打った蕎麦ですね。」
メニューを見るとざるそばに加え、オリーブオイルで頂く蕎麦や、地元のくるみとバジルで味わう蕎麦など、スポーツ店の御主人の言う通り、イタリアンな味付けの蕎麦も提供しています。あれ?地元クルミって…
「町の斎藤さんの所で売っているくるみです。」
何と!先程まで「割り方」をやっていた斎藤さんの店の地元産くるみを使っていたのです。まさかここで繋がるとは!!
お勧めの蕎麦は、地元の名人が打ったものを仕入れている。 |
くるみは、先程の斎藤さんの店のものだった! |
更にはパスタやピザもあります。そこでやはり齋藤さんのくるみを使った「地元クルミとバジルの冷かけ蕎麦」(1200円・ハーフは800円)と、「自家素材のトマトピッツァ」(1000円)を注文します。
パスタやピザなどメニューも豊富。 |
地の物を豊富に使ったラインアップだ。 |
ピザやチーズ、トマトソースは自家製だそうですが、このトマトソースが美味しい! 濃厚な旨味が味わえ、そこにもちっとした生地の食感、カッテージチーズの香りとコクが加わり、生地の食感を噛みしめながら全体の味わいを楽しむピザです。
「チーズを作った時に出るホエーを生地にまぜこんであるので、もちもちしているんですよ。」
「チーズを作った時に出るホエーを生地にまぜこんであるので、もちもちしているんですよ。」
トマトソースなども自家製。生地はもちもち! |
くるみとバジルソースがかかった、和とイタリアンが楽しめる蕎麦。 |
蕎麦は地元産、加えて地元のそば打ち名人の方が打ったもの。
「昔地元では田舎蕎麦というんでしょうか、全粒粉の蕎麦を食べていたんですが、名人は蕎麦の実の白い部分だけを使って、しかもつなぎ無しで打つんです。」
蕎麦は多い日だと30人前位出るそう。その中でイタリアンなジェノベーゼソースと合わせるアイディアはどこから生まれたのでしょう?
「元々まかないで食べたんですが、合わせてみたら意外と合うもんですから、正式なメニューにしました。」
蕎麦はつるっとしたのどごしと、良い塩梅のこしがあります。くるみと混ぜるとコクと食感が加わり、ジェノベーゼソースの部分はバジルの風味とよく合う事! この組み合わせは驚きの発見です。最後はくるみもジェノベーゼも混ぜて、次々味変を楽しむ事が出来ます。
「昔地元では田舎蕎麦というんでしょうか、全粒粉の蕎麦を食べていたんですが、名人は蕎麦の実の白い部分だけを使って、しかもつなぎ無しで打つんです。」
蕎麦は多い日だと30人前位出るそう。その中でイタリアンなジェノベーゼソースと合わせるアイディアはどこから生まれたのでしょう?
「元々まかないで食べたんですが、合わせてみたら意外と合うもんですから、正式なメニューにしました。」
蕎麦はつるっとしたのどごしと、良い塩梅のこしがあります。くるみと混ぜるとコクと食感が加わり、ジェノベーゼソースの部分はバジルの風味とよく合う事! この組み合わせは驚きの発見です。最後はくるみもジェノベーゼも混ぜて、次々味変を楽しむ事が出来ます。
元はまかないから生まれた。 |
そばつゆまで頂いちゃった♪ |
こちらの農家レストランは、ご主人が農業担当です。ご主人は造り酒屋に生まれましたが、家業を継がず農家を始めます。最初は自分たちで作った作物で食事をと米や野菜を作り、鶏を飼って、自分達の育てたものを使った料理で子育てをしてきたと言います。その延長上でこの店を開き、7年目になるそうです。
「蕎麦を作ったあと、二毛作として小麦を植えたんですね。最初生パスタも考えたんですが、ピザにしたらどうだろうと思いついて…。」
「蕎麦を作ったあと、二毛作として小麦を植えたんですね。最初生パスタも考えたんですが、ピザにしたらどうだろうと思いついて…。」
ご主人は造り酒屋を継がずに農業を。 |
レストランの近くには、畑などがある。 |
料理の担当は奥様です。ご主人が『ファットリア こもと』という店名について教えてくれました。
「ファットリアとはイタリア語で『農家』、こもとは妻の名前とイタリア語の『コモド(comodo ゆったり、自由に、といった意味)』にかけて付けました。」
農家のご主人と、料理担当の奥様が力を合わせて営業しているお店なんです。
そしてデザートに「自家製 平飼い地鶏卵とべこの乳のプリン」(450円)を。
「うちの平飼いの鶏の卵と、地元の牛乳『べこの乳』のみで作ったプリンです。」
少しだけしっかりめの食感に、卵とべこの乳の旨味がぎゅっと詰まっていて、正直カラメルが無くても十分堪能できるプリン。勿論カラメルの香ばしさと濃い甘さが絡んでも、プリン自体の持つコクが十分味わえ、美味しいプリンでした。
(※「べこの乳」は会津や県内では有名な地元・会津坂下町「会津中央乳業」の牛乳です。美味しさの理由は、こちらをクリック。)
「ファットリアとはイタリア語で『農家』、こもとは妻の名前とイタリア語の『コモド(comodo ゆったり、自由に、といった意味)』にかけて付けました。」
農家のご主人と、料理担当の奥様が力を合わせて営業しているお店なんです。
そしてデザートに「自家製 平飼い地鶏卵とべこの乳のプリン」(450円)を。
「うちの平飼いの鶏の卵と、地元の牛乳『べこの乳』のみで作ったプリンです。」
少しだけしっかりめの食感に、卵とべこの乳の旨味がぎゅっと詰まっていて、正直カラメルが無くても十分堪能できるプリン。勿論カラメルの香ばしさと濃い甘さが絡んでも、プリン自体の持つコクが十分味わえ、美味しいプリンでした。
(※「べこの乳」は会津や県内では有名な地元・会津坂下町「会津中央乳業」の牛乳です。美味しさの理由は、こちらをクリック。)
奥様は料理担当。 |
このプリンも絶品。べこの乳を知っている人は、余計にその牛乳のコクを感じるだろう。 |
月曜と第3火曜が定休。営業時間は11時から午後3時、夕方5時から夜8時(ラストオーダーは7時半)です。50前後の席がありますが、ロケでお邪魔した土曜の昼は結構混んでいました。
ご夫婦で生産・調理を担う。 |
国道49号に面した店だ。 |
今回会津坂下町を旅して、くるみや蕎麦等地元の自然が育んだ文化や歴史が息づく一方、今時の店主の着目点と審美眼で盛り上がる老舗雑貨店があったり、
縄文時代からの食文化を支える方々。 |
大正から地元のニーズに応えて来た方々。 |
WBC日本代表選手が信頼を寄せる技術を持つスポーツ用品店があったりと、職人技を持つ匠の人が頑張っている町だと思いました。会津坂下町は漫画家・髙橋ヒロシ氏や歌手・春日八郎氏、作詞作曲家の猪俣公章氏を生んだ町ですから、職人気質の能力の高い人が多いのも頷けます。
野球世界一を支える店もあった。 |
様々な分野の職人が生まれ育つ町でもある。 |
次回は喜多方市出身の俳優・児玉磨利さんが、猪苗代町(いなわしろまち)にお邪魔します。どうぞよろしくお願い致します。
春日八郎さんを生んだ町だけの事はある。 |
WBC優勝おめでとうございます! |
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