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徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
Chiba Prefecture, attractive and my hometown 6
 千葉県北総エリアを巡るロケで、2日目は取材の都合で昼食をとって少し時間の余裕がありました。各自自由時間となり(本当に旅っぽい)、私はある蔵にお邪魔しました。それが「中村屋商店」。そうです、その5で紹介した「サツマイモ生搾りモンブラン」を提供しているVMG CAFÉ、そのカフェに使っている建物、中村屋商店の蔵なのです。
 1階は手拭いなどが売られているのですが、
その5で紹介したカフェの隣、3階建ての白い蔵が現役の「中村屋商店」だ。
その5で紹介したカフェの隣、3階建ての白い蔵が現役の「中村屋商店」だ。
カフェとも中で繋がっている。
カフェとも中で繋がっている。
「3階には、うちの先祖が遺したものが飾ってありますので、良かったら見て行って下さい。」
と仰るので、見てみました。
 こちらは元は畳の材料を卸す店だったそうで、明治27(1894)年創業。以来代々伝わって来た様々なものが展示されています。
着ているもので、店の人がすぐ分かったのだろう。
着ているもので、店の人だとすぐ分かったのだろう。
昔の看板も蔵に置かれている。
昔の看板も蔵に置かれている。
 ケースの中には、普段使っていた見事な漆器や
ケースに並ぶ”お宝”の数々…
ケースに並ぶ”お宝”の数々…
見事な漆器類や、右に見えるのは文字通り「筆入れ」。
見事な漆器類や、右に見える「丸に棒を足したような形のもの」は文字通り「筆入れ」。
皿に香炉、手鏡等が大切に保管されています。
昔もアロマを楽しんだのだろう…
昔もアロマを楽しんだのだろう…
身だしなみも確認。
身だしなみも確認。
 更には、母屋でもある中村屋商店が出来て営業を始めた江戸時代から明治期の頃と思われるひな人形も残されています。
江戸から明治期とみられるひな人形も…
江戸から明治期とみられるひな人形も…
それぞれに美しいお顔立ち。
それぞれに美しいお顔立ち。
 一番端には、佐原の夏・秋祭りに出て来る山車のミニチュアもありました。
官女もお揃い。
官女もお揃い。
祭りの山車のミニチュアも。
祭りの山車のミニチュアも。
 また中村屋商店の代々の主が、代毎に節句の人形を買っていたとの事。
 ただここまでは、古くて貴重なものですが、それ以上に目をひくのがこちら。
当主ごとに五月人形も購入していたとか。
当主ごとに五月人形も購入していたとか。
昔は代々の人形を並べたのだろうか。
昔は代々の人形を並べたのだろうか。
「連鶴(れんづる)」です。こちらは三代目当主が作ったものだそうですが、
一枚の紙で繋がっているという「連鶴」。
一枚の紙で繋がっているという「連鶴」。
昔の当主が作ったそう。
昔の当主が作ったそう。
 何と1枚の紙で出来ていて、全て繋がっているというのです!
一つ一つが小さなものもある。
一つ一つが小さなものもある。
よく切らずに保存できた事…。
よく切らずに保存できた事…。
 芸術品と言っても好い出来栄えに、思わず息を飲みました。
 中村屋商店の方に話を伺うと、
「行動制限は無いと言っても、まだ観光客はあまり戻って来ていませんね。新型コロナ前は、平日でももっと来ていました。でも大きく観光客が減ったのは、東日本大震災以後かしら。昔は観光バスで佐原に来ていましたから。ただ香取神宮には今年は多くのお客さんが戻って、賑わったそうですよ。」
折り鶴が全体として模様を描く。
折り鶴が全体として模様を描く。
折り鶴の繰り返しが、こんなに美しいとは…。
折り鶴の繰り返しが、こんなに美しいとは…。
 「中村屋商店」、1階は雑貨や手拭いの店、2~3階が展示室となっています。私はここで手拭いを土産にしました。通年使えるものから季節を表すデザインのもの、現代ではもう作られていない型紙による染めのものまであって、軽くてかさばらなくて実用的なのもお土産にぴったりでした。
当主の手先の器用さが伝わってくる。
当主の手先の器用さが伝わってくる。
お店の人との話も楽しい。
お店の人との話も楽しい。
 今回、千葉県の北部(北総エリア)を回りました。千葉県は私の故郷ですが、北総エリアは灯台下暗し、知らない魅力がいっぱいでした。特に北総エリアは成田山や初日の出の名所でもある銚子・犬吠埼には行くのですが、その間の佐原はとばしてしまっていました。我が故郷も面白いスポットが多いと、改めて実感しました。特に佐原の山車が出る夏祭り・秋祭りは見てみたいものです。
団子さしが成田山の参詣道を彩る。
団子さしが成田山の参詣道を彩る。
飛行機を間近に見られるぞ。
飛行機を間近に見られるぞ。
 また朝晩は意外に冷えました。ロケ初日の強風の日は、マフラーも欲しかった位。寒さ対策は念のためしっかりしていきましょう。
 福島県からは、中テレ本社のある郡山市を出発、磐越道~常磐道~圏央道経由で北総エリアへ行きました。ただ今回紹介した所は全て、JR成田線(若しくは総武本線)とバス、徒歩でも行けます。旅行支援が行われていますし、我が故郷、千葉にも是非足を運んでみてください。
小野川と”小江戸”とも称される古き町並み…。
小野川と”小江戸”とも称される古き町並み…。
古い建物に泊まって町歩きも…。
古い建物に泊まって町歩きも…。
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