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徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
with a camera in Fukushima City 2-4
 今回は福島市で穫れる柚子に因んだ、その名も「ゆず 沢の茶屋」にお邪魔しました。

 森の中に佇む日本住宅という感じの店で、囲炉裏があり、
森の中の茶屋「ゆず 沢の茶屋」。
森の中の茶屋「ゆず 沢の茶屋」。
囲炉裏もある、純和風の店。
囲炉裏もある、純和風の店。
昔ながらの着物や鏡台、たんす、こけしなどの民芸品が並び、田舎のおじいちゃん・おばあちゃん家に来た気分です。
着るものが下げてあったり…
着るものが下げてあったり…
こけしや鏡台等が置いてあったり…。
こけしや鏡台等が置いてあったり…。
 こちらの名物、ゆず定食(1100円)と田楽(660円)を頂きましょう。
名物「ゆず定食」。
名物「ゆず定食」。
田楽も、柚子味噌たっぷり。
田楽も、柚子味噌たっぷり。
「おにぎりを焼いて、ゆず味噌を塗って、また焼いております。」

 何でも昔、おやつがわりにゆず味噌を塗って焼いたおにぎりを食べていたのが、この定食のきっかけだとか。味噌の味が最初に来ますが、すぐにゆずの酸味と香りが爽やかで、そこにある香ばしさがアクセント、ご飯の甘みが感じられる味わいです。
店のご主人が、丁寧に説明して下さった。
店のご主人が、丁寧に説明して下さった。
2度焼きのおにぎり。
2度焼きのおにぎり。
 優しい味わいの煮物に豚汁、
これぞ和食。
これぞ和食。
豚汁も結構具沢山。
豚汁も結構具沢山。
寄せ豆腐も付き、食べ終わると来年の干支の兎が登場。
寄せ豆腐。口の中をさっぱりさせてくれる。
寄せ豆腐。口の中をさっぱりさせてくれる。
器には、来年の干支が…。
器には、来年の干支が…。
「田楽は、定食より甘い柚子味噌を使っております。初めて当店にいらっしゃる方には、ゆず定食とこの田楽のセットをお勧めしています。」

 豆腐・里芋・身欠きにしん・こんにゃくの4品ですが、甘めのゆず味噌だからこそ、たんぱくな豆腐やこんにゃくなど、具材の味が引き立ってバランスの良い味わいです。
田楽の柚子味噌は、砂糖多めにしているそう。
田楽の柚子味噌は、砂糖多めにしているそう。
中年男性でもぺろっと頂けた。満足満足。
中年男性でもぺろっと頂けた。満足満足。
「いまはこちらの店のほかに、道の駅にも柚子味噌のおにぎりを出しているので、結構忙しいんです。更に新型コロナの影響もあって、特に福島市民は真面目な人が多いので、やはり宴会を自粛する方が多いんです。今年いっぱいは昼のみの営業にしようかと思っています。ただ来年からは土日だけ夜の営業もやってみようかと。」

 人の交流や経済活動も復活の兆しが見えてきたようです。
私達が頂いた席。
私達が頂いた席。
福島はこけしの産地でもある。
福島はこけしの産地でもある。
「良かったら、こちらも見ていってください。」

 ご主人が2階に案内して下さいます。
2階へと案内して下さるご主人。
2階へと案内して下さるご主人。
2階の一室には…
2階の一室には…
 なんと、ギャラリーになっていました。

 作者は米倉兌(とおる)氏。福島市出身の画家で、県内の高校で教鞭をとっていた事もあるそう。

「母が先生の教室に行ったのが切っ掛けで先生の作品に惚れ込んで、蒐集が始まったんです。」
ギャラリーだった。
ギャラリーだった。
米倉兌氏の連作が展示されている。
米倉兌氏の連作が展示されている。
 米倉氏は墨絵を得意とし、またシリーズものが多く、百貨店での展示などを通して作品を発表していったそうです。こちらに展示しているのはその一つ、「應仁の乱」シリーズ(1988・昭和63年発表)です。
長持や器などが、作品と調和する。
長持や器などが、作品と調和する。
この一室全てが『應仁の乱』シリーズ。
この一室全てが『應仁の乱』シリーズ。
 ご主人が窓を開けて下さいます。

「この周りは自然が多く、そばを沢が流れ木々に囲まれています。向かいに兄が経営するカフェがあるので、ここで食事をして、散策がてらカフェで一服するのをお勧めしています。」
ギャラリーの窓を開ける。
ギャラリーの窓を開ける。
外の冬の木立がまた、絵の世界観としっくりくる。
外の冬の木立がまた、絵の世界観としっくりくる。
 四季折々に変化があって好さそうですね、と尋ねると

「勿論緑の多い時も良いのですが、冬のこの景色もまた味があるんです。雪が降って、曇っていると、ちょうど展示しているここの墨絵と同じような味わいが出て来るんですね。私はこの時期の景色も好きなんですよ。」

 まさにこの日が撮影日和。

「そうとも言えますね。」

 こちらのギャラリーは店が空いている時であれば、ご主人に声を掛ければ観覧可能です。
木立の奥に、喫茶店が見える。
木立の奥に、喫茶店が見える。
ご主人は、冬の曇天が好きだと言う。
ご主人は、冬の曇天が好きだと言う。
 因みに絵はギャラリーだけでなく、1階の入口を入った待合の所にも飾ってありますので、待ち時間があればあったで楽しむ事が出来ます。
こちらが店の玄関口。
こちらが店の玄関口。
待合の椅子の周りにも、絵が飾られている。
待合の椅子の周りにも、絵が飾られている。
 「ゆず 沢の茶屋」の目の前の道路には、小さな看板が出ています。

 歩いてすぐ、沢を跨ぐ橋を渡って見えて来たのが、「café YAMATO」です。「ゆず 沢の茶屋」のご主人のおすすめコースで、まったりしてみます。
木の看板に従って進んでみる。
木の看板に従って進んでみる。
橋の奥にカフェが…。
橋の奥にカフェが…。
 こちらもまた森の中に佇む古民家風で、まさに自然に囲まれたカフェです。
カフェは森の木立の中に。これも日本語で言えば「茶屋」になるか。
カフェは森の木立の中に。これも日本語で言えば「茶屋」になるか。
こちらは長テーブルの席。
こちらは長テーブルの席。
 マスターは、

「ここは沢の水を使っています。実は原発事故の後も、ここは全く放射性物質の影響が無かったところで、保健所にも調べてもらって、珍しい位美味しい。ここのコーヒーが美味しいのは、コーヒーじゃなくて水が美味しいんです。」

なんて冗談で笑わせてくれます。
2人掛けの席も。奥にも木立・沢がある。
2人掛けの席も。奥にも木立・沢がある。
コーヒー(500円)。
コーヒー(500円)。
 「ゆず 沢の茶屋」と「café YAMATO」の間に沢、更にそのカフェの奥にも沢があって、まさに中州に建つちょっと特別な感じのカフェ。個人的には夏の木漏れ日を感じながら、ゆっくり過ごすのも好いかなと思ったりしました。(つづく)
このような沢に挟まれた中州に、カフェはある。
このような沢に挟まれた中州に、カフェはある。
外にもテーブルと椅子があった。
外にもテーブルと椅子があった。
 午前中に出会った21歳の再会の場に戻ってみると、既にイベントが始まっていました。

 クライマックスのイルミネーション点灯は、間もなくです。

その5「去年出来なかった同窓会の“リベンジ”&今年だけのイルミネーション」は、こちらをクリック。
午後には、21歳の皆さん企画のイベントが始まっていた。
午後には、21歳の皆さん企画のイベントが始まっていた。
イルミネーション点灯式も、間もなく!
イルミネーション点灯式も、間もなく!
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