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徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
My Broken Mariko 2
 いやぁ、久しぶりにはまった!と言える映画に巡り会った。『マイ・ブロークン・マリコ』である。

この映画の1回目の感想は、こちらからどうぞ。

 先週休みが取れたので、もう1回リピートしてきた。いわき市小名浜で朝10時上映の1回のみ。郡山から向かうには朝の通勤ラッシュを想定して、7時半過ぎに自宅を出発。案の定、郡山警察署近辺の国道49号はなかなか車が動かない←地元の人はよく分かると思います。余裕を持ったつもりが、上映館の入ったイオンモールいわき小名浜に着いたのは上映15分前。屋上の駐車場に止め、入口の自動ドアの前に立つが開かない。影の薄い私はよくあるのだ、自動ドアに感知されない事が(後ろから人が来るとすぐ開いたりして)。人目はないが、恐らく監視カメラには捉えられているであろう、恥ずかしいが自動ドアの前を行ったり来たりしてみる……開かない、ちょっと焦ってドアに手をやるがびくともしない。
 思い出した。モールとしては10時開店なので、開店前や閉店後は一部のドアしか開かないんだった!
 いやぁ、あと10分余りだぞ~、とスマホで検索。こういう時に限って通信制限がかかって遅いんだわ。分かった! 入口はもう一つ向こうだ!!
 もう1回車にエンジンをかけてもう一つ向こうの入口に向かい、自動ドアの前に立つと……開いた~~(^^♪ エレベーターで映画館の入っている階に行くと、すぐ目の前だった。セーフ。チケットを買って、席へ。
 今回はパンフレットに書いてあった「音楽」の使い分けが気になったので、そのあたりも楽しみながら…と思っていたのだが、やはりストーリーに入り込んでしまってその目論見はほぼ失敗(^-^; その分作品自体をじっくり堪能した。
片道、上映時間以上の時間がかかったぜ。それでも行く価値あり。
片道、上映時間以上の時間がかかったぜ。それでも行く価値あり。
 敢えて感想を足すなら…

人は傷を見せまいとするし、見せまいとしていないけれども見えない事もある。でも見る角度や人が変わると、ふと見える事がある。身体の傷も、心の傷も…。

 それを映像で明暗示する演出が本当に素晴らしいのだが、ともかくマリコはシィちゃんに心身の痛みを最も見せられる存在だった。少なくともシィちゃんはそう思っていたと思う。それだけに冒頭に「イカガワマリコに起きた出来事を知」って、シィちゃんは居ても立ってもいられなくなったのだと、そして全力で一緒に旅を完遂させねばと、そう思ったのだと思う。だからストーリーが分かっているのに、「マリコに起きた出来事を知」ってからの回想も、マリコとシィちゃんが再会する場面も、どうしようもなく泣けるのだ。

 再度観てみたら、中学生時代のシィちゃん(佐々木告さん)は煙草を吸っていませんでしたね(持っていただけ)、失礼しました。でもそう思い込む位、永野芽郁さん演じる大人のシィちゃんと佐々木さん演じるシィちゃんが、完全にオーバーラップしました。
内容盛り盛りのパンフレット(1000円)。作品が気に入ったら、絶対買いたい。
内容盛り盛りのパンフレット(1000円)。作品が気に入ったら、絶対買いたい。
 さてこの『マイ・ブロークン・マリコ』のパンフレットの表紙絵が、全国的にはポスターにもなっているらしいのをSNSで知った。そのポスターは横向きで写真の向き。ああそういう向きなのね…パンフレットの縦角度も違和感が無かったのだが、確かにシィちゃんの涙の落ちる感じや髪の毛のなびき方、そして旅先の海を考えると成る程ポスターの向きが本来なのか、と思って、ふともう90度ずつ回してみた。
本来、この角度が正解なのか…。
本来、この角度が正解なのか…。
 私はこの絵は、この向きが一番好きである。シィちゃんが海に沈んだ時に、笑顔のマリコが目の前に見えて、海水の中を涙と気泡が水面のマリコの方に…なんて。波の形を見ると理屈に合わないが、そんな風に見えなくもないなと思ったりもして…。
終盤の場面を想うと、この角度が私の好み。
終盤の場面を想うと、この角度が私の好み。
 福島県内ではポレポレシネマズいわき小名浜での上映は先週終了したが、リレーするかのように今度はフォーラム福島(福島市)で上映が始まった。11月10日まで上映される予定。友情や、人を想う事を深く考えさせられる作品だ。ハンカチ必携。

※なお、この作品は児童虐待の内容が含まれています。
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