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徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
with a camera in Tanagura Town 2-3
 町で出会ったタクシー会社の経営者に勧められた山本不動尊へと向かいます。

 苔生す参道で金剛力士像が出迎える中、何かを手に中へ進んでいく親子がいました。
東北三十六不動尊霊場の一つ、山本不動尊。花も美しい。
東北三十六不動尊霊場の一つ、山本不動尊。花も美しい。
親子が不動尊へ。何かを持っている。
親子が不動尊へ。何かを持っている。
 水生生物も入れられる虫かごのようです。お母さんが説明してくださいました。

「去年こちらの川で水遊びをした時にとったおたまじゃくしを育てていたら、蛙になったので、『故郷に返そう』という事になったんです。」
かごには小さな蛙が入っていた。
かごには小さな蛙が入っていた。
緑色のアマガエルより、更に一回り小さい蛙だった。
緑色のアマガエルより、更に一回り小さい蛙だった。
 山本不動尊の敷地内には川が流れていて、この川沿いにはキャンプ場もあるなど、親子で楽しめるスポットが広がる地帯です。
敷地内には、川も流れる。
敷地内には、川も流れる。
浅いところでは、水遊びをする人も。
浅いところでは、水遊びをする人も。
 娘さんはそれぞれ小学2年生と年長組さん。妹さんは既にランドセルを祖父母に買ってもらったそう。色を聞くと

「しろ!」

 今は色んな色がありますものね。お母さんは、

「色があり過ぎて、却って選ぶのが大変です。」

 確かに、私が子どもの頃は男の子は黒、女の子は赤が相場で、あとは機能や材質、大きさ・重さぐらいしか好みは発揮できなかったものです。

 お姉ちゃんのランドセルは

「ちゃいろ!」

だそう。そんな話を聞きながら歩いていくと、途中に偶然にもかえるの像が。ちょっと並べてみたりして…。
蛙を生まれ故郷に返しに来た親子。
蛙を生まれ故郷に返しに来た親子。
蛙の石像に、蛙を近付けてみる。
蛙の石像に、蛙を近付けてみる。
 更に奥に進み、おたまじゃくしをとった川に到着。河原でぴょんぴょん跳ねる生き物がいます。虫かと思ったら、蛙でした。そう、ここは蛙の天国。水が綺麗なのと、もしかすると川が浅いので、天敵となる生き物がいないのかもしれません。
川が近くなると、子ども達が走り出した。
川が近くなると、子ども達が走り出した。
さぁ、故郷に到着だよ。
さぁ、故郷に到着だよ。
 娘さんたちが蛙を故郷の川に返してあげて、バイバイします。

 お姉ちゃんに寂しい?と尋ねると、頷いていました。

 でもきっと故郷の方が、自分達の食べたいものを探す事が出来るよね。だって他のお友達は河原でぴょんぴょん跳ねまわっている位だから。
かごを傾けて、蛙を故郷の川へ…。
かごを傾けて、蛙を故郷の川へ…。
手を振るお姉ちゃん。
手を振るお姉ちゃん。
 福島県内は既に小学校は始まっていますが、もう少し早く蛙になっていたら、宿題の絵日記にも書けていたかも知れません。

 ご家族の夏の思い出にお邪魔させて頂き、有難うございました。
10匹前後いた蛙たちは、全て川に帰っていった。
10匹前後いた蛙たちは、全て川に帰っていった。
いつまでも優しい心を持って、大きくなってね。
いつまでも優しい心を持って、大きくなってね。
 山本不動尊は手前に本堂などがあり、その奥、まっすぐ伸びる石段の先に「奥の院」があります。いやぁ見るからに上りはきつそう…というか、帰りの下りも足にきそうです。
本堂脇からは、奥の山肌に奥の院に通じる石段が見える。
本堂脇からは、奥の山肌に奥の院に通じる石段が見える。
うわぁ…辛そう。
うわぁ…辛そう。
 奥の院へは一度下りの石段を下りて、橋を渡り、再度石段を上ります。

 下から見上げても、奥の院は遥か彼方…という感じがします。

 三十六童子が上る私たちを見守る中石段を上りますが、一段一段がちょっと狭め。昔の日本人の体格・歩幅用なのでしょう、歴史ある場所でよくある、一歩では小さく、一段跳ばしだと長すぎるタイプです。
この橋を渡った先に、奥の院がある。
この橋を渡った先に、奥の院がある。
奥の院は、この石段の先。ひゃ~~!
奥の院は、この石段の先。ひゃ~~!
 しかもお社の後ろの岩が覆いかぶさるようにせり出していて、よくこのような所にお社を置いたなと思うと、一層厳かな気分になります。

 この直線部分だけで130段位あったでしょうか。ついに奥の院の宮殿に到着です。
奥の院は、巨岩のくぼみを活用して造られた。
奥の院は、巨岩のくぼみを活用して造られた。
宮殿に到着。
宮殿に到着。
 この山本不動尊は弘法大師が大同2(807)年に開いたとされます。

 弘法大師像が見守る中、やっとのことで上って、お参りです。
宮殿に光が射す。厳かにして神々しい。
宮殿に光が射す。厳かにして神々しい。
その光を弘法大師が見つめている位置関係。
その光を弘法大師が見つめている位置関係。
 像の反対側には、樹齢300年という「霊窟桜(おゆわやざくら)」。春に咲いたら綺麗でしょうね。

 帰りは長い下り。さすがに膝が笑いそうなので、手すりをつかまって下りる事にします。
歴史ある桜も、春には文字通り花を添える。
歴史ある桜も、春には文字通り花を添える。
この下りは、55歳の私は手すりを掴まずには下りられない。
この下りは、55歳の私は手すりを掴まずには下りられない。
 朝と違って日も射し気温も上昇、しかも石段の上り下りで汗だくになる中、食事処「福美屋」で一服する事に。すると、店先にかき氷機が! しかも手動式の、昔懐かしいタイプです。
本堂の近くには、茶屋風のお店も。一服しよう。
本堂の近くには、茶屋風のお店も。一服しよう。
やや、これは懐かしい手動のかき氷機!
やや、これは懐かしい手動のかき氷機!
 店の御主人曰く、

「一度自分で塗り直しました。」

 この少々粗い塗り方がまた、情緒を増しています。いやぁ半世紀近く前の小学生時代を思い出します。
色が鮮やかだと思ったら「一度塗りなおした」そう。
色が鮮やかだと思ったら「一度塗りなおした」そう。
手塗り風が、余計に味わい深い。
手塗り風が、余計に味わい深い。
 私は数ある中で一番高い「あずきミルク」(350円)を注文します。

 ご主人は冷凍庫から氷塊を持ってくると、かき氷機にセットして、削り始めます。
メニューも豊富。今回は一番値の張る「あずきミルク」をチョイス。
メニューも豊富。今回は一番値の張る「あずきミルク」をチョイス。
さぁ、氷がセットされた。いよいよ、削る!
さぁ、氷がセットされた。いよいよ、削る!
 氷をかいていって、途中餡子を載せ、練乳を掛けて、これで終わりかと思っていたら…
右手でハンドルを回し、削った氷を、器を握った左手を傾けながら山状に盛っていく。
右手でハンドルを回し、削った氷を、器を握った左手を傾けながら山状に盛っていく。
餡子に練乳をたっぷりと…。
餡子に練乳をたっぷりと…。
また氷を上乗せ。最後にコンデンスミルクをかけて、出来上がり…って、サイズが大きい。まさかテレビ用?

「いえいえ、これがいつものサイズです。」

 これで350円!? これはコスパが無茶苦茶良い。
更に氷を削っていく。その大きさが…
更に氷を削っていく。その大きさが…
どんだけ~! 山盛り~~!!
どんだけ~! 山盛り~~!!
 氷のさっぱり感、そこに練乳のコク、氷が解けるのと同時に甘みが口いっぱいに広がって、残暑厳しい、しかも全体で片道200段前後はあろうかという石段の上り下りの後には最高!

 しかも中の餡子の小豆の風味と食感がアクセントになって、いやぁかき氷は和のあずきミルクで間違いなかった!ご主人は

「今年は(かき氷は)もうそろそろ終わりですから、(放送効果は)来年に期待します。」
これで350円は、コスパ良い!
これで350円は、コスパ良い!
ミルクの味を堪能していると、中から餡子が。これで味変も楽しめる。
ミルクの味を堪能していると、中から餡子が。これで味変も楽しめる。
 ほかにも鮎の塩焼き(400円)やつくね(250円)などを売っていました。
こちらは、これからの季節更に美味しく感じられそう。
こちらは、これからの季節更に美味しく感じられそう。
放送効果が来年に出ますように!←こう祈ってくれば良かったか(^-^;
放送効果が来年に出ますように!←こう祈ってくれば良かったか(^-^;
 人心地つき参道を戻ると、小さな秋を見つけました。

 かなり色づいた葉もある中、
川が流れる谷をまたぐ為、橋がかかっている。
川が流れる谷をまたぐ為、橋がかかっている。
早くも紅葉が…。
早くも紅葉が…。
一部だけ、完全に紅葉していました。更に早くも紅葉が一枚、苔の上にはらり…。季節は秋へと確実に移ろいつつあります。(つづく)
こちらは見事なまでの紅。
こちらは見事なまでの紅。
苔には早くも落葉が…。秋も美しい景色が待っていそうだ。
苔には早くも落葉が…。秋も美しい景色が待っていそうだ。
 さぁ、これでロケも終了。最後はお昼を食べて帰りましょう…となって、スタッフが食事処を探していたところ、道すがらスタッフが声を上げます。

「ドッグランのあるお店がありますよ!」

その4「ペット連れでなくてもOK!ドッグラン付きカフェ & 犬用ビーフジャーキーを徳光も食べてみた!」は、こちらをクリック。
ペット連れで楽しめるカフェが!
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これ、人間も食べられる犬用フードだとか!?
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