2022.03.13
bath additives to enjoy and know about hot springs in Fukushima 2
『ゴジてれChu!』とミヤギテレビの『OH!バンデス』を結ぶ木曜恒例「バンデス×Chu!」のコーナーでは、福島県の温泉の良さをもっと知ってもらいたいと、土地土地の温泉を入浴剤で再現した「福島湯めぐり温泉の素」を企画開発した佐藤善彦さんの話をご紹介しました。
その方の開発話や、二本松岳温泉の「素」についてはこちらをクリック。
9種類ある「温泉の素」の内、二本松市のお隣大玉村の温泉の素「大玉の湯」については、こちらをクリック。
その方の開発話や、二本松岳温泉の「素」についてはこちらをクリック。
9種類ある「温泉の素」の内、二本松市のお隣大玉村の温泉の素「大玉の湯」については、こちらをクリック。
岳温泉を再現した入浴剤「二本松岳の湯」。 |
こちらが岳温泉のミルキーデーの湯(協力 mt.inn)。 |
佐藤さんは二本松市の岳(だけ)温泉のお土産品店の4代目御主人佐藤善彦さんなのですが、温泉地になくてはならないものも作って販売しています。それが温泉卵、「とろんたま」です。ただ普通の温泉卵と違うのは、黄身までとろんとしているのです。
「黄身がとろんとする熱の加え方に苦労しました。」
2年かけて白身だけでなく黄身まで柔らかい温泉卵の作り方に辿り着き、自社工場で生産しています。
「黄身がとろんとする熱の加え方に苦労しました。」
2年かけて白身だけでなく黄身まで柔らかい温泉卵の作り方に辿り着き、自社工場で生産しています。
入浴剤を開発したご主人は、温泉地に欠かせない「あれ」も販売。 |
黄身までとろん、の「とろんたま」。 |
しかもその温泉卵に合う「たれ」も開発。どんな味なのかは、佐藤さんのお土産店で“試食”できます。
脇にある瓶に100円硬貨1枚入れて、あとは殻を割ってたれをかけて頂けます。
脇にある瓶に100円硬貨1枚入れて、あとは殻を割ってたれをかけて頂けます。
温泉卵に合う「たれ」も開発。 |
とりあえず店内で試食(1個100円。たれ付き)できる。瓶に100円硬貨を投入すればOK。 |
それにしても温泉卵は、保存が大変なのではと思いきや、常温で3週間(夏は2週間)もつと言います。なのでお取り寄せも可能です。
「温泉卵を作っていない温泉宿もあるんです。そこに卸したり、『とろんたま』を販売してもらったりしているので…。」
小さな宿では温泉卵を、お客さんの分だけ毎回用意するのも大変。しかもとろっとした温泉卵を作るには、やはり火加減が大変です。そこで色々な宿に温泉卵の“卸し”もやっていて、会津の温泉宿の中にもこの「とろんたま」が配送されているところもあるそうです。知らずに佐藤さんのとろんたまを食べている可能性もありますね。
「温泉卵を作っていない温泉宿もあるんです。そこに卸したり、『とろんたま』を販売してもらったりしているので…。」
小さな宿では温泉卵を、お客さんの分だけ毎回用意するのも大変。しかもとろっとした温泉卵を作るには、やはり火加減が大変です。そこで色々な宿に温泉卵の“卸し”もやっていて、会津の温泉宿の中にもこの「とろんたま」が配送されているところもあるそうです。知らずに佐藤さんのとろんたまを食べている可能性もありますね。
持ち帰り・お取り寄せ用の「とろんたま」(4個入り、540円) |
この黄身の柔らかさは、「とろんたま」ならでは。 |
そしてお土産用の「とろんたま」は、パッケージもその土地らしい可愛いデザインが施されています。佐藤さんの奥様曰く、
「年齢層が上の方には温泉卵というだけで一定の量が売れるんですが、若い人は温泉卵というだけでは買わないですね、ジャケ買い(ジャケットやカバーの好みで買い物をする事)をしますから。このパッケージを見ると『可愛い~』と言って手に取って、買ってくれるんです。ジャケ買いに対応できるよう、デザインにもこだわりました。」
デザインイメージは、手ぬぐいの模様風。しかも二本松に拘りませんでした。
「福島全体が盛り上がると好いと思うんです。だから岳温泉だけのデザインにせず、福島のだるま・赤べこなど、福島の様々な要素をデザインに盛り込みました。」
「年齢層が上の方には温泉卵というだけで一定の量が売れるんですが、若い人は温泉卵というだけでは買わないですね、ジャケ買い(ジャケットやカバーの好みで買い物をする事)をしますから。このパッケージを見ると『可愛い~』と言って手に取って、買ってくれるんです。ジャケ買いに対応できるよう、デザインにもこだわりました。」
デザインイメージは、手ぬぐいの模様風。しかも二本松に拘りませんでした。
「福島全体が盛り上がると好いと思うんです。だから岳温泉だけのデザインにせず、福島のだるま・赤べこなど、福島の様々な要素をデザインに盛り込みました。」
店内入口そばにも「とろんたま」。 |
福島の名物をちりばめた「手ぬぐい」をイメージしたデザインという。 |
このデザインは、「福島湯めぐり温泉の素」と同じです。「温泉の素」の場合は、ベースの色と中央のデザインが、モデルの温泉ごとに変わります。
入浴剤のパッケージも、周りはとろんたまと同じ。中央が温泉毎に違うデザインとなっている。 |
このデザインが若者心をくすぐる。 |
「聖石の湯は鉄泉なので、ベースの色はブラウンです。」
なるほど、イメージしやすい色を使っているのです。このデザインについて、ご主人は
「美味しいものが溢れている時代なので、美味しいのは当たり前。そこに何かを加えないと、売れない時代。」
と話します。なるほど、質の良いものをどうお客様の目にとめさせるか、まで神経を使う時代なんですね。
なるほど、イメージしやすい色を使っているのです。このデザインについて、ご主人は
「美味しいものが溢れている時代なので、美味しいのは当たり前。そこに何かを加えないと、売れない時代。」
と話します。なるほど、質の良いものをどうお客様の目にとめさせるか、まで神経を使う時代なんですね。
こちらは鉄泉らしくブラウンをベースにした色にしてある。 |
パッケージの違いも、楽しみの一つ。 |
因みにこの「とろんたま」、ご主人が好きな食べ方はとろんたまに、たれとツナ缶の組み合わせ。
「これが美味しいんですよ。」
そして奥様が教えて下さった美味しい食べ方が、こちら。
「天ぷら粉をつけて、お玉ですくってさっと揚げるんです。とろんたまは、一旦冷やしておくと白身と黄身が“しまって”、揚げても形が崩れにくいですよ。」
「これが美味しいんですよ。」
そして奥様が教えて下さった美味しい食べ方が、こちら。
「天ぷら粉をつけて、お玉ですくってさっと揚げるんです。とろんたまは、一旦冷やしておくと白身と黄身が“しまって”、揚げても形が崩れにくいですよ。」
これにたれとツナ缶があれば、ごはんのお供として一食になるそう。 |
奥様は、とろんたまの別の楽しみ方を教えて下さった(撮影時のみマスクをとって頂きました)。 |
たれをかけて頂くと…これが外がかりっ、さくっとして、中のとろんとした卵との対比がたまらないのです。これにまた薄い衣がたれを吸って、美味し~い♪
「とろんたま」は、お土産用(お取り寄せ用)は4個入りで540円(8個入りが1080円)。ただしこちらで買う場合のみ、税込み500円とちょっぴりお得ですよ。
「とろんたま」は、お土産用(お取り寄せ用)は4個入りで540円(8個入りが1080円)。ただしこちらで買う場合のみ、税込み500円とちょっぴりお得ですよ。
とろんたまの天ぷら。スタッフ分まで揚げてくださった。 |
たれとセットをお勧めします。佐藤物産館で買うとちょい安。 |
更には、福島的なものを超えて、全国展開を考えている商品も売り出しています。コーラやジンジャーのシロップです。今回は撮影用にホットコーラにして頂いたのですが、さっぱりした甘さとスパイス系の辛みも入って、爽やかに頂けるんです。佐藤さんも、
「ホットにすると、コーラの香りが更にたつんですよ。」
確かに。勿論ソーダで割っても、しゅわしゅわと炭酸にコーラの香りが広がります。
特にコーラは一から味を作っていったそうで、香辛料がポイントなのだそう。苦心の作だそうです。
「ホットにすると、コーラの香りが更にたつんですよ。」
確かに。勿論ソーダで割っても、しゅわしゅわと炭酸にコーラの香りが広がります。
特にコーラは一から味を作っていったそうで、香辛料がポイントなのだそう。苦心の作だそうです。
こちらのシロップは、敢えて福島らしさを出さないデザイン。 |
佐藤物産館に行ったら、試食をしてみよう。 |
これだけ食べ物・飲み物を新たに作り出せるのも、実は佐藤さん、元料理人という顔を持っているから。ここまで来ると、単なる土産物屋さんの店主というよりは、福島の美味しいもの・良いものを売り出しPRする、或る意味プロデューサー業的存在です。今後どんな風に福島をプロデュースしながら新商品や新企画を開発していくのか、楽しみです。
今回ご紹介した入浴剤・とろんたま・たれ・シロップ。 |
ヒマラヤ大通りの入口そば右手の「佐藤物産館」(右)で販売している。 |
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