2021.07.07
with a camera in Samegawa Village 2-2
(7月8日のブログの続きです。)
鮫川村内で聞き込みをしていると、「アウトドアの達人」的な人がいるとの耳寄り情報をゲットします。
その方に真相を確かめると、
「達人かどうかは分からないですけど、自宅に田舎の生活をキャンプしながら体験できる”農家キャンプ場”を作って、知人に楽しんでもらっています。」
との事。突然のお邪魔ながら、取材もOKして下さいました。
鮫川村内で聞き込みをしていると、「アウトドアの達人」的な人がいるとの耳寄り情報をゲットします。
その方に真相を確かめると、
「達人かどうかは分からないですけど、自宅に田舎の生活をキャンプしながら体験できる”農家キャンプ場”を作って、知人に楽しんでもらっています。」
との事。突然のお邪魔ながら、取材もOKして下さいました。
こちらが”アウトドアの達人”。 |
「いやぁ、たまたま昨日床屋に行ってきたんですよ~~。偶然ですね。」
結構昨日までは御髪が伸びていたそうです。テレビ映えしていますよ。
さて“キャンプ場”に向かう途中、
「オオムラサキがいるんですよ。」
結構昨日までは御髪が伸びていたそうです。テレビ映えしていますよ。
さて“キャンプ場”に向かう途中、
「オオムラサキがいるんですよ。」
偶然理髪店に前日行ったとの事、爽やかです。 |
と道路に面した自宅敷地の木を探し始めました。オオムラサキって、日本の国蝶ですよね!?
「昨日までここにいたんだけど…あ、いたいた!」
「昨日までここにいたんだけど…あ、いたいた!」
オオムラサキがいる?? |
はい、まだ幼虫です。さなぎになる前でした。ただ自宅近辺には、オオムラサキが何匹も生息するそう。というのも、
「このエノキは、オオムラサキが育つように植えたんですよ。」
わざわざそのために敷地に?と思いますが、その辺りは話を伺っていく内に次々と明らかになっていきます。
「このエノキは、オオムラサキが育つように植えたんですよ。」
わざわざそのために敷地に?と思いますが、その辺りは話を伺っていく内に次々と明らかになっていきます。
そりゃ蝶だったら飛び回りますよね。葉の色とそっくり。 |
こちらが、自宅の敷地の“キャンプ場”です。規模が個人宅としては半端ではありません。
「ビニールハウスは、雨が降った時とかに使ってもらいます。」
その左隣や、奥の小高く平らになった所が、いずれもキャンプできるよう“整地”したそうです。
「ビニールハウスは、雨が降った時とかに使ってもらいます。」
その左隣や、奥の小高く平らになった所が、いずれもキャンプできるよう“整地”したそうです。
こちら、庭に作った”キャンプ場”(写真一枚には入りきらない広さなんです)。 |
「元々キャンプが好きであちこち行っていたんだけど、だったら自分の家に作っちゃうか?と思って、30年位かけて整備してきました。」
広い敷地に、大豆などの豆類やじゃがいも等の畑があり、その周りの木々の植栽も全てこの男性がデザインしてきました。
広い敷地に、大豆などの豆類やじゃがいも等の畑があり、その周りの木々の植栽も全てこの男性がデザインしてきました。
庭(敷地)では野菜も育てている。 |
一枚の写真におさまらない位広いのです。
「ここから、
「ここから、
少し高い所からご紹介。 |
ここまで、全部キャンプ場です。」
因みにいま立っている撮影ポイントも、キャンプができるよう平らに均してあります。道路を挟んで反対側まで敷地があるのです。
「あの小高い方のキャンプ場に行ってみましょう。」
因みにいま立っている撮影ポイントも、キャンプができるよう平らに均してあります。道路を挟んで反対側まで敷地があるのです。
「あの小高い方のキャンプ場に行ってみましょう。」
ご主人の立ち位置は同じ。私の立っている所も”キャンプ場”。 |
結構な広さがあり、奥には薪の一部でしょうか、木が積んであるのが見えます。
「そうそう、あそこで火を焚けます。この広さなら火事になる心配もないし、結構大きなキャンプファイヤーもできますよ。」
そして右手に木が見えますが、
「そうそう、あそこで火を焚けます。この広さなら火事になる心配もないし、結構大きなキャンプファイヤーもできますよ。」
そして右手に木が見えますが、
”キャンプ場”の一部、小高いキャンプ場。 |
「これは木陰を作れるように、シナサワグルミを種1個から小さな苗にして、ここに植えたんです。15年位かなぁ。」
こんなに育つんですね。
「小高いので風通しが良くって、何より川辺と違って虫が発生しにくいんです。虫が苦手な女性でも泊まりやすいでしょ?」
こんなに育つんですね。
「小高いので風通しが良くって、何より川辺と違って虫が発生しにくいんです。虫が苦手な女性でも泊まりやすいでしょ?」
木陰が出来るように植えたという。 |
振り返ると、薪が置いてあります。
「うちで薪ストーブを使うんでね…。もう乾燥して5年になります。薪を使う人には羨ましがられますよ。あ、そうそう、これも見ていって欲しいなぁ。」
と言って薪置き場へ我々を誘います。
「うちで薪ストーブを使うんでね…。もう乾燥して5年になります。薪を使う人には羨ましがられますよ。あ、そうそう、これも見ていって欲しいなぁ。」
と言って薪置き場へ我々を誘います。
薪置き場には… |
「蜜蜂の巣箱です。」
巣を作っているのは、在来種のニホンミツバチ。いまは栗の花の蜜を集めているそうですが、
「蜂が巣を作れるように、周りに蜜が集められるような木を植えているんです。」
巣を作っているのは、在来種のニホンミツバチ。いまは栗の花の蜜を集めているそうですが、
「蜂が巣を作れるように、周りに蜜が集められるような木を植えているんです。」
二ホンミツバチが蜜をせっせと運んでいた。 |
実はこの男性、自宅を挟むように並ぶ”山”も持っていて、そこに蜂が好む花の咲くトチノキやキハダといった樹木(蜜源樹)を植えているのです。キャンプ場も、畑も、木々も、全てこの男性によって“デザイン”された“森と敷地”なのです。
デザインといえば、薪置き場に向かう途中の写真にも写っている木も、この男性のデザイン。
デザインといえば、薪置き場に向かう途中の写真にも写っている木も、この男性のデザイン。
畑や木の位置等も、全て意図して作られている。 |
このエノキの中央部から、ヤシャビシャクの木が生えています。
「自然の中だと高山の木の腐った所などに生える、非常に珍しい木なんです。」
本来は樹上に生える木なので自然界ではなかなか見つけにくいようですが、
「エノキの真ん中をくりぬいて、そこに植えて再現したんです。
「自然の中だと高山の木の腐った所などに生える、非常に珍しい木なんです。」
本来は樹上に生える木なので自然界ではなかなか見つけにくいようですが、
「エノキの真ん中をくりぬいて、そこに植えて再現したんです。
山の中の木の状態まで再現。 |
これが実です。なかなか見られないんですよ。食べられます。」
まさに山の中でキャンプをしているかのように感じられる空間がデザインされていました。
「分かる人が見ると、『これだけの敷地の草を刈るって大変でしょ?』って言われるんですよ。」
確かに、私の狭い庭でも草むしりが面倒なのに、これだけ豊かな土なら草もいっぱい茂る事でしょう。
まさに山の中でキャンプをしているかのように感じられる空間がデザインされていました。
「分かる人が見ると、『これだけの敷地の草を刈るって大変でしょ?』って言われるんですよ。」
確かに、私の狭い庭でも草むしりが面倒なのに、これだけ豊かな土なら草もいっぱい茂る事でしょう。
実をつけている。更に育っていったらどんな景色になるのだろう。 |
するとご主人、何かに乗ってやってきました。
「これで草を刈るんですよ。」
草刈りカーです。
「これで草を刈るんですよ。」
草刈りカーです。
ぶろろろろ…。 |
小回りの利く車で、広い敷地でもこれなら人力に比べるとだいぶ楽に草を刈れます。
車体の下に草刈り機が付いている。 |
「キャンプに来た女性などにも、乗ってもらう事がありますよ。皆さん楽しまれますね。」
飽くまで敷地内なら、或る程度の年齢のいったお子さんがハンドルを握る事も。
飽くまで敷地内なら、或る程度の年齢のいったお子さんがハンドルを握る事も。
植栽の際まで草を刈れる。 |
あはは…中年のおじさんも、楽しめます。2周もしちゃいました。
「父は私が生まれた年に山に杉の木を植えてくれて、その杉の木で家を建てたんですよ。」
その自宅前で奥様との写真を、とお願いすると…
「父は私が生まれた年に山に杉の木を植えてくれて、その杉の木で家を建てたんですよ。」
その自宅前で奥様との写真を、とお願いすると…
中年男性でも楽しめる(スタッフ撮影)。 |
自然に奥様の肩に手を回すご主人。
「どきっとしちゃった…。」
とは奥様の言。素敵な出会いに感謝です。
(7月6日のブログにつづく)
※なおこちらは飽くまで、個人の敷地を知人にキャンプ場として楽しんでもらっている場所です。観光施設ではありませんので、ご了承ください。
「どきっとしちゃった…。」
とは奥様の言。素敵な出会いに感謝です。
(7月6日のブログにつづく)
※なおこちらは飽くまで、個人の敷地を知人にキャンプ場として楽しんでもらっている場所です。観光施設ではありませんので、ご了承ください。
素敵な瞬間。 |
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