ふくしま郷土料理レシピ紹介|海と日本プロジェクト パパとさばける塾inふくしま

さばける塾とは
日本さばける塾は、魚を実際にさばくこと、地域の海洋変化や魚種の変遷を学ぶこと、さらに「海を味わう十の技法」による調理体験など、日本の豊かな海の食文化を継承し、輪を広げるイベントです。このプロジェクトは、日本財団の「海と日本プロジェクト」の活動の1つとして行われています。
さばける塾inふくしまとは
普段は料理をしないがこの機に挑戦したいと思う「パパ」とのさばける塾を開催。
常磐ものを代表する魚「さんま」の捌き方を学んだ上で、郷土料理「さんまのポーポー焼き」「かつおの揚げ浸し」を調理しました。
また、主菜の一品だけでなく、1回の食事の形態としての「ランチセット」を調理と試食体験をすることができ、バランスの良い食事の教えや、料理をする上での基礎的な内容を親子で学べる内容を実施いたしました。
このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
料理の前に…
「さんま」のさばきに挑戦してみよう!

さんまのポーポー焼き

材料

さんま 3尾
味噌 大さじ1
長ねぎ 1本
片栗粉 大さじ1
しょうが 15g
料理酒 大さじ1
たまご 小サイズ1
白ごま 大さじ1
大さじ1
レモン 1/2個
オーロラソース
(ケチャップとマヨネーズ)
お好みで

作り方

  • 1.
    さんまを三枚におろす。
  • 2.
    <1>でおろしたさんまを3~4等分にする。長ねぎは3~4センチ、しょうがは皮をとり、切っておく。
  • 3.
    フードプロセッサに、さんま、長ねぎ(葉の部分も)、しょうが、たまご、白ごま、味噌、片栗粉、料理酒を加える。
  • 4.
    フードプロセッサで、やや粗めのなめらかさにする。
    ※フードプロセッサのない家庭では、まな板の上で好みのなめらかさになるまで、材料とともに包丁でたたいてください。
  • 5.
    手で丸めてハンバーグの形に整え、油をひいたフライパンに並べて、こげないように注意しながら中火で焼く。
  • 6.
    焼き色がついたらひっくり返してさらに焼く。ふたをして焼くと、ふんわりと焼けます。

POINT!

お好みで、七味とうがらしやマヨネーズを入れてさんまをたたくと、さらにおいしく食べられます!

参加者の声

●参加者(小学年生)
「サンマをさばくのは意外と難しかったけど、上手に作れて楽しかったです。」

●参加者(保護者)
「魚の調理方法が学べてとてもよかったです。子供がさばく姿を見て、成長を感じました。」

かつおの揚げ浸し

材料

かつお(生) 半身の半分
しょうゆ(昆布つゆを使用) 大さじ4
砂糖 大さじ3
大さじ3
玉ねぎ 1/4個
にんじん 1/3本
片栗粉 大さじ3
にんにくすりおろし 小さじ1/3
揚げ油 適量

作り方

  • 1.
    かつおの身を7~8ミリくらいの厚さに切る。
  • 2.
    玉ねぎはうすく切る。にんじんはお好みの太さに。できれば、細く切ろう。
  • 3.
    ボウルに、しょうゆ、砂糖、酢を入れて混ぜ、<2>で切った玉ねぎとにんじんを加えてさっと混ぜる。
  • 4.
    ビニール袋に片栗粉、にんにくすりおろし、切ったかつおを入れて、袋を振って粉をまぶす。
  • 5.
    180℃の油で、きつね色になるまで揚げる。今回はかぶる程度の油で揚げ焼きにしました。
  • 6.
    色よく揚げたらすぐに、<3>の調味液に30分ほどひたす。

POINT!

酢の苦手な方は酢なしでもおいしくできます。揚げたらすぐに調味液にひたすことで、酢の酸味が和らぎ味もよく染みます!

参加者の声

●参加者(小学2年生)
「揚げるのは怖かったけど、安全な方法を教わって上手にできました。」

●参加者(保護者)
「初めての料理だったが上手に作れていた。これからも料理を作ってほしいです。」

さばける塾inふくしま
オリジナルランチセット

参加者には「さばける塾inふくしまオリジナルランチセット」がふるまわれました!

「さんまのポーポー焼き」と「かつおの揚げ浸し」以外のレシピは、下記リンクからPDFにてご覧いただけます。

【調理監修】
  • 善方 美千子 先生
  • 會田 久仁子 先生
  • 小林 澄枝 先生
【調理協力】
郡山女子大学短期大学部
健康栄養学科のみなさん
日本さばける塾inふくしま
主催:一般社団法人ふくしま海と緑のプロジェクト、一般社団法人海のごちそう推進機構
共催:日本財団 海と日本プロジェクト
協力:郡山女子大学短期大学部