福島中央テレビ

中テレの社員たち

兵藤 恋

兵藤 恋

HYODO REN

報道局福島報道部

2013年入社

(現在は報道局報道部)

社会の問題を切り取り、世の中に問いかける

社会部は、事件・事故や裁判などの「司法」のほか、「災害」や、働き方改革で注目される「労働問題」など、政治以外の広い分野を担当します。日々それぞれの担当が集めた情報を、ニュースセンターのデスクと相談してオンエアにつなげる、これが社会部キャップの仕事です。

他にも、独自に継続取材したものを、特集やドキュメンタリーとして放送します。日々の積み重ねでようやく放送に結びつく仕事で、決して派手な仕事ではありません。しかし、社会の問題を切り取り、世の中に問いかけるこの仕事に、私はやりがいを感じています。

兵藤 恋

声なき声を聴き、多くの人に伝える

報道に携わる中、記憶に残った一言があります。津波で家族を失った女性のもとへ通い続け、取材を受けていただいた時のことです。なぜ取材を受けてくれたのかを伺うと、女性はこう言いました。「自分の置かれた状況を、たくさんの人に伝えてほしい」。苦しい状況の人にマイクを向けることは簡単ではありません。しかし、自分の仕事は、声なき声を聴き、その声を多くの人に伝えることなのだと、この時、気づかされました。

兵藤 恋

故郷・福島の復興を伝えたい

私の仕事の原点は、やはり2011年の東日本大震災です。当時、東京で大学生だった私は様々な情報が飛び交う中、故郷の福島がどうなってしまうのか、毎日不安に思っていました。原発事故で福島のイメージが勝手に作られていくことに悲しさを覚えることもありました。「福島がなくなってしまうのではないか」そう思ったことすらあります。

しかし、福島の復興を信じ、その姿を自分の目で見て伝えていきたい、そんな思いで入社を決めました。いまもその決意を忘れることなく、日々の仕事に臨んでいます。

兵藤 恋

木戸川のイクラの味

入社4年目の時、原発事故から5年目に再開した「楢葉町・木戸川のサケ漁」についてドキュメンタリー番組を制作しました。取材先の方々と初めて出会ったのは、入社1年目の秋。当時は避難指示がでている町、住民もいない、苦しい環境の中で、1歩ずつ1歩ずつ再開に向けて励む、漁協の皆さんの姿に胸を打たれ、その姿を応援し、復活するまでを見届けたいと思いました。サケ漁が再開した時の皆さんの嬉しそうな笑顔、初めて食べた木戸川のイクラの味、決して忘れることはありません。頑張っている人を近くで応援できる、そして、その姿を、たくさんの人に届けられる、この仕事の醍醐味だと思います。

兵藤 恋

休日の過ごし方

長期休みには、必ず旅行をしています。

大好きなのは沖縄県石垣島!ほぼ毎年行くほどです。冬休みには初めて熊本県にも行きました!系列の同期記者がわざわざ休みをとって案内してくれました。

旅行は新しい発見があるし、これからも色々な場所に足を運びたいです。

兵藤 恋
2024年4月 更新

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