【福島ご当地フルコース】会津若松編：馬刺しに会津山塩ラーメンに老舗のあんこ…特産品を集めた贅沢コース

Chu! PRESS

2025.05.07

福島県内の各市町村には、その土地ならではの最高の食べ物がある。そんなご当地の食べ物を、前菜、メイン料理、そしてデザートまで、場所を移動しながらフルコース料理の完成を目指す。
それが「福島ご当地フルコース」‼︎

選んだのは、四半世紀以上にわたってご当地リポーターを続ける鈴木美伸さん。取材を通して県内1000店舗以上の飲食店を訪れた経験から、料理をセレクトした。

鮮やかな色…！

今回は、会津若松市編。
お供する新人の渡辺真義アナウンサーから「春らしい前菜を…」というリクエストを受け、まずは会津の郷土料理を味わえる「鶴我会津本店」へ。

桜色のお肉だから「桜肉」と呼ばれている「極上桜刺し」。サシがない赤身肉が特徴の会津産の馬刺しだ。なかでもこちらの自慢の「極上ヒレ」は、一頭からほんの数キロしか取れない貴重な部位。これを贅沢に厚切りにしていただける。

この厚みなのに、柔らかくてふわっとしている

よく食べられる「もも」は約2〜3mmなのに対して、この「極上ヒレ」約1.5〜2cm。この厚みでいただけるのは会津でもココだけということで、全国や海外からお客さんが集まる。店内には、そうそうたる芸能人のサインが！

伝説のプロレスラー・力道山が自前の「辛子味噌」を付けて食べたことが始まりとされる会津流の食べ方で、ぜひ召し上がれ。

のどごしが良く、馬刺しとよく合う！

極上の味を堪能していると、鈴木リポーターから「日本酒が飲みたくなっちゃうよね〜」というお決まりの一言が！「前菜から…？」と驚く渡辺アナと共に、「冩樂純米吟醸」で乾杯。磐梯山の伏流水と福島の酒米で仕込んだ酒は、地元の食材と相性抜群だ。

続いて、メイン料理を求めて向かったのは「うえんで山鹿店」。
約17年前に誕生し、会津を中心に瞬く間に人気になった「会津山塩らぁ麺」だ。

もちもちの麺にスープがよく絡む

ツヤのある多加水麺、そして動物性の旨みをタレに凝縮させることでできる透き通った琥珀色のスープ。このスープに欠かせないのが「会津山塩」！

「会津山塩」とは、北塩原村の塩分を多く含む温泉を煮詰めて作ったもの。100リットルの温泉水からわずか1キロほどしか取ることのできない、とても貴重な塩だ。すべて手作業で作られている。

会津の特産品を使った一杯を開発したい…！

県外はもちろん、海外から来たお客さんにも会津の食の魅力を伝えたいという思いが詰まった一杯。中国のスパイス「花椒（ホアジャオ）」をかけて、ピリッとしたアクセントを加えるアレンジもおすすめだ。

スパイス大国インド出身の父をもつ渡辺アナ。実は渡辺家には「おいしい楽しいスパイシー」という家訓があるそうで…なんとも楽しい家庭で育ったようだ。

まろやかな味わいにアクセントをプラス

次は、いよいよデザート！
「城下町なので、和菓子が食べたい」という渡辺アナのリクエストを受けて、ピンときた鈴木リポーター。向かったのは、市街地から離れたのどかな田畑地帯…丸いロゴが目印の「あんことおはぎ日々餡」だ。

ここは、創業104年になる「岩村製あん工場」の直売店。厳選した北海道産の小豆を使って作るあんこは、甘さ控えめで香りが豊か〜！

一つひとつがお花のように美しい…7色のおはぎ

そんな地元で昔から愛される、老舗のあんこ屋さんが作るデザートが「七福おはぎ」。定番の「あんこ」や「きな粉」、今の時期におすすめの「桜」など、七福神をイメージしたひと口サイズのおはぎセットだ。まるでおはぎのお花畑のような美しさ！

「手にとってもらったお客さんに、福が訪れますように…」そんな思いが込められた華やかな一品で、お昼過ぎには完売してしまうこともある人気ぶりだ。

見た目はかわいく、味は甘すぎず

鈴木リポーターのおすすめは、やっぱり粒あん！早速いただいた渡辺アナは「あんこの香りが口の中に一気に広がって、鼻から抜けて、体中が甘みで満たされる」とコメント。一瞬で心がつかまれたようだ。あんこの甘さや舌触りの違いを、種類ごとに楽しむことができるのも魅力！

パッケージも会津らしさ満点！

最近では、観光先のお土産をオンラインで購入するお客さんが増えているということで、オンラインショップ限定の新シリーズも登場！抹茶餡で「磐梯山」を、白あんで「白虎隊」をイメージするなど、会津らしさが詰まった一箱だ。

これにて、会津若松市のご当地フルコース完成！次回は、あなたの町のフルコースを見つけにお邪魔します。

Chu!PRESS編集部