福島中央テレビ

再び動き出したビッグプロジェクト！

舞台は、みんなと一緒に楽しい場を作ろうと、TOKIOが3年前に西郷村にオープンさせたTOKIO-BAだ。東京ドーム約2個分の大自然が広がる。

そのTOKIO-BAと、ゴジてれはコラボ企画を行ってきた。日大工学部の協力を得て造り上げたのは、森の中の「船」。その名も「もりのふね まある」だ。

ラテン語では海という意味がある「まある」、TOKIOと福島中央テレビ、日大工学部が一つの輪になっている「まある」、みんなの笑顔が「あつまある」場所に…たくさんの想いと願いを込めて名付けられた。

そのプロジェクトから1年。TOKIO-BAを愛する国分 太一さんからある指摘が…。

「『まある』はあれで完成なのか、何かを加えていって、どんどん進化していくものなのか」という課題だ。完成したものの人が集まっていかない現状があるのを踏まえて「今のままだと作り手の満足で終わっている」「満足するのは僕らではなくて、お客さん」という厳しい言葉も。

お客さんが足を運びたくなる仕掛けを…

そこで、「エネルギーを作る」ことをテーマに、セカンドステージへ。

新たに立ち上げたプロジェクトでメインとなって協力してくれるのは、日大工学部の大学院生、電気電子工学科の川田 裕貴さんと濱崎 妙子さん。

当初は、「もりのふね まある」への導線上に発電パネルを施すという企画を考えていたものの、国分さんの「まあるを進化させていくこと、まあると連動することがすごく大切」という言葉を受けて、実際にTOKIO-BAに足を運んで現状を確かめてみることに。

お客さんやTOKIO-BAのスタッフに聞き込みをし、何が求められているかをリサーチ…そこで浮かんできたアイデアが、「もりのふね まある」のアップグレード！舵を取り付け、回すと発電するという仕組みだ。

この案に、国分さんは「素晴らしい」と大絶賛！

「現場に行ってみると、感じることもいっぱいあると思う。人が集まる場所の一つとして、みんなに楽しいエリアを開発してもらう。現場を見てもらって想像ついたと思うので、ぜひ楽しんでもらえたらうれしい。日中でも、ちょっとでも見えたらいいね」と激励してくれた。

そして、TOKIO-BAが誕生日を迎える5月の完成を目指すことに！

いよいよスタートした舵プロジェクト、急ピッチでの作業が始まった。
舵作りに協力してもらったのは、濱崎さんの親戚の家具屋。二本松市にある「浜崎家具店」だ。

多くの家具を作ってきたが、舵作りは初めて。しかし、職人さんたちはこの道50年以上の大ベテラン！匠の技が光る。

設計図を見て、わずか数分で作り上げた土台の板。使ったのは、震災で浪江町から本宮市に避難していた方たちが住んでいた仮設住宅の柱だ。被災された方たちを守ってきた柱が、今度は人々を楽しませるものに生まれ変わる。

そして、何十個ものパーツを組み立てていくと…舵が完成する。

これは、舵の取っ手の部分。頑丈な樫の木を削って作った、まさに芸術作品！なめらかで、触り心地の良い仕上がりだ。

一方、発電の仕組みは、川田さんが担当。モーターを回すとすぐに電気がつく仕組みができ上がった！

TOKIO-BAに宿る、新たな光。組み立てて完成させた舵は、次回いよいよ「もりのふね まある」に設置する。お披露目の日まで、乞うご期待！

ゴールデンウィーク中のTOKIO-BAでは5月4日と5日にイベントが行われる。
詳しくはTOKIO-BAウェブサイトをご確認ください

■5月4日（日）【城島リーダーが来場】
10:00～16:00（駐車場オープン09:00）
※最終入場受付15:00
・畑のつくり方を知ろう！
・穴掘り対決！
・コットンの種をまこう！
■5月5日（月）【太一社長が来場】
06:30～16:00（駐車場オープン06:00）
※最終入場受付15:00
・気球であそぼう！
たいち社長の頭のなか、のつづき
～ミライを語るBA～
・10m徒競走をしよう！
■両日
・タカシくんとあそぼう！
・体力測定をしよう！
・森であそぼう！
・トラクターツアー
・BBQをしよう！

Chu!PRESS編集部