福島県の「インバウンド人気観光地ランキング」1〜5位！四季それぞれの景色と歴史を楽しめる会津が根強い人気！

Chu! PRESS

2024.12.11

#インバウンド

#人気観光地ランキング

先日、福島県が公表した、ことし1〜8月の外国人の県内宿泊者数。その数は19万人を超え、過去最多に！

その理由の一つが、ことし1月に再開した台湾とのチャーター便だ。訪れた外国人の約半数が、台湾からの人たちということになる。

福島空港と台北・桃園空港を結ぶチャーター便

国内最大級のインバウンド調査機関「訪日ラボ」は、Google マップの口コミなどをもとに、ことし4〜8月末までの福島県の「外国人観光客の人気観光地ランキング」を集計して発表した。

では早速、5位～1位を見ていこう。

第5位は、会津若松市にある「会津武家屋敷」。
「日本の伝統を感じる素敵な場所」「侍の時代にタイムスリップしたかのよう」などという口コミが見られる。

当時の歴史や文化に触れられるミュージアム

第4位も会津若松市で、飯盛山にある「さざえ堂」だ。
江戸時代後期に建てられたお堂で、取材に訪れた際は、タイとアメリカからの観光客と出会った。

二重螺旋になっている、珍しく貴重な建築物

母国では見られない形状の建物とあって、「日本の建築技術の高さに驚いた」という口コミが多かった。

ここの参道で人気のグルメが、目の前で串カツを揚げてくれる「元祖会津ソース串かつ串鶴」。肉汁たっぷりで田楽味噌が香るカツギョウザや豚ヒレ串など、訪れた際はぜひ味わっておきたい。

名前の由来となったサザエを見せると大興奮！

第3位は、三春町にある「三春滝桜」。
ここでは、「写真で見るより実際に見た方が何倍も感動する」「出店があり、夜のライトアップを見ながら満喫できる」などの口コミが。

昼と夜で異なる表情を見せる日本三大桜の一つ

第2位は、会津若松市の「鶴ヶ城」。
取材に訪れた際に出会ったのは、ほぼ台湾からの人たち。「城を設計した人や造った人の技術が高くて、すばらしい建物」「城がすばらしいのはもちろん、周りの風景もキレイ」「台湾は紅葉しないので、モミジがすごくキレイ」などという声が聞かれ、子どものようにはしゃぐ人も多く見られた。

圧倒的に人気なグルメは「プレミアム特濃抹茶ソフト」

台湾には武士の文化や日本風の城がないため、それをひと目見たいという需要があるようだ。

鶴ヶ城の協力のもと、ゴジてれのディレクターが甲冑侍になって城内を歩いてみると…その様子に気づいた台湾の人たちが我先にと駆け寄り、あっという間に大撮影会の始まりに。

キレイに写真を撮りたい国民性!?

台湾からの観光客を眺めてみると…みなさん、モデルのようなポーズで撮影中！ポケットに手を入れてみたり、腕を組んでみたり、手のひらを太陽に向けてみたり。台湾に帰って写真を見せた時に「若く見えるね、キレイだね」と言われたくて、スタイル良くかわいく若く見えるようがんばっているようだ。

江戸時代に栄えた宿場町

そして第1位は、下郷町の「大内宿」。
出会った台湾の観光客に話を聞くと、「来る途中の景色がとてもキレイだった」「雰囲気が良いし、人も優しい」「ねぎそばを食べた」などの声が。
ただ、「ねぎそば」に関しては、生のねぎが苦手な人や肉が入っていないのを残念がる人も見られた。

インバウンド効果を肌で実感

お土産店では、リップケースや財布、絞りのエコバッグ、えごま味噌、漬物などが人気だという。店主もインバウンド、特に台湾からの観光客の効果をとても感じているとのこと。紅葉の時期はもちろん、これから雪の季節になると、もっと集客が見込めそうだ。

歴史があり、四季それぞれの魅力がはっきりしている会津。その人気が際立つインバウンド。観光に訪れた人たちには、福島ならではの良さを是非広めてもらいたい。

Chu!PRESS編集部

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