子どものイヤイヤはパパママに「負けたくない」!?子どもにだって予定はある!?日本一有名な保育士が答える子育てQ&A /連載記事「にこたむfes.オンラインレポート」後編|Chu! PRESS|福島中央テレビ
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2021.11.08

子どものイヤイヤはパパママに「負けたくない」!?子どもにだって予定はある!?日本一有名な保育士が答える子育てQ&A /連載記事「にこたむfes.オンラインレポート」後編

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子どものイヤイヤはパパママに「負けたくない」!?子どもにだって予定はある!?日本一有名な保育士が答える子育てQ&A /連載記事「にこたむfes.オンラインレポート」後編

【この記事の内容】
座談会に参加したパパママの悩みと「てぃ先生」の回答
 ・子どもが食事中に歩き回ってしまう
 ・イヤイヤへの対応の仕方
 ・「してほしくないこと」を乳児がした時の対応
 ・宿題に取り掛かるのが遅い!
 ・乳児なのに夜寝る時間が大人と同じで大丈夫??
 ・子どもの寝つきを良くする方法

子育て中のお笑い芸人・平野ノラさん&あばれる君と、現役保育士・てぃ先生による「にこたむfes.オンライン」の連載記事、後編は視聴者からの質問に対するてぃ先生のアドバイスをお伝えします。

▶前編記事「平野ノラさんとあばれる君の質問&てぃ先生の回答」
https://www.fct.co.jp/press/local_news_163634704632107
 
 
てぃ先生
てぃ先生
日本一有名といわれる現役保育士・てぃ先生は、TwitterやYouTubeで子育ての楽しさや子供との向き合い方を発信し、それぞれフォロワーは50万人近く!全国50か所以上の保育園の「顧問保育士」も務め、著書は累計60万部を突破している、言わば「カリスマ保育士」です。

座談会にはおよそ100組の親子も参加。てぃ先生にたくさんの質問が寄せられました。
 

【質問①】
「食事中歩き回ってしまうことに困っています。」

 

これに対し、てぃ先生は「親もルールを守ること」が大切だと話しました。

「トイレや食事・睡眠など、生活のベースになっているものは出来るだけお父さんお母さん側もブレないようにした方がいいと思います。

食事の時間は大人でも集中して20分から30分くらいですよね。決めた時間の間にお子さんが歩き回ってしまったら『もうごちそうさまにする?』と聞いて、ごちそうさまなら片付けましょう。

そのあとお子さんが『おなかすいた』と泣いたとしても、それは絶対のルールとして終わりにしてあげないと、お子さんは『ごはんの途中で遊んでもまたごはんが出てくる』と思ってしまいます。お腹が空いてかわいそうだから、お菓子を少しだけあげてしまうと『ごはんの時遊んでも、そのあとお菓子が出てくる』と学んでしまいます。」


じゃあちょっとだけだよ!とお菓子を口に入れてあげた経験がある私には耳の痛いお話でした。心を鬼にしてルールを守るということが、子どもの意識付けのためには大切なんですね。
 
今は食べる時間!テレビを見に行っちゃったら…「ごちそうさま」だよ
今は食べる時間!テレビを見に行っちゃったら…「ごちそうさま」だよ


【質問②】
「子どもがイヤイヤ期。どう対応したらいいですか?」

 

場所を問わず繰り広げられる「イヤイヤ」…。外出先では周りの目も気になり、焦りや申し訳なさでいっぱいになったことがあるお父さんお母さんも多いのではないでしょうか。
子どものイヤイヤ期について、てぃ先生は意外なことを口にしました。

「イヤイヤ期の特徴として意外と知られていないことがあります。実はこの時期は、ただイヤというだけではなく、お父さんお母さんに『負けたくない』という気持ちが強いんです。

例えば店舗で『お菓子を買ってほしい』『買わない』を繰り返した時、仕方なくお菓子を買ってあげたのに、買った直後からそのお菓子に興味を持たなくなることがありますね。それは、お菓子が欲しくて仕方なかったのではなく『買わない』と言ったお父さんお母さんに勝ちたいんです。

そこで、日常の中でいかに勝ったという思いを経験させてあげるかがポイントです。例えば親の意見を押し付けるのではなく『選ばせてあげる』とか。洋服を選ぶときにもどちらがいいか決めさせてあげれば、親側に押し付けられたものではなくなるため、子どもがポジティブに受け止められるようになります。

細かい話になりますが、靴下も『右足と左足どっちから履きたい?』と聞くだけでも、お子さんとしては自分で決められた!になるので嫌がりづらくなります。」
 
帰るのがイヤ?「負けたくない」から?
帰るのがイヤ?「負けたくない」から?
しかし、視聴者から追加の質問が。
「2択に興味を持ってもらえなかったら??」

確かにそんな場面も容易に想像がつきますね。
てぃ先生はこう答えました。

いつも見ているパパやママの洋服から先に選ばせてもいいと思います。例えば『ママ、きょうのお洋服この2つで迷ってるんだけど、どっちがいいかな?」と聞くと、たぶん子供は選んでくれます。大人のことを決められることは日常生活でほぼない機会ですしね。

そしてママの服が決まった後に「今度は〇〇ちゃんのお洋服を決めよう!」という流れでいくと自然かなと思います。」

自分が選んだお洋服をママがにこにこ着ていたら、お子さんにとっても嬉しい1日の始まりになるかもしれませんね。
 

【てぃ先生の目からウロコの話】
『子どもには子どもの予定がある』

 

ちなみに、みなさんが子どもの「イヤイヤ」に遭遇するのはどんな時でしょうか。

「もう家に帰ろう」「ご飯だからおもちゃ片づけて」「そろそろ寝るよ」…挙げればキリがないですね。しかし、子どもの目線で見ると嫌がるのは当然なのかもしれません。てぃ先生はこう話します。

子どもも一人の人間で、子どもなりに予定があります。このあとはもう少し遊びたいとか、このあとはクマの人形が出てきてプラレールで一緒に遊ぶとか…。

大人同士なら相手にお願いするとき『このあと〇〇をしたいのですが、予定はどうですか?』とお伺いをたてることが多いですよね。しかしその対象が子どもになった途端に『はいお片づけだよ、なんでお片づけしないの?』と、その予定をぶちっと切ってしまいます。

子供にも予定や感情があることを踏まえると、言葉のかけ方が変わってくると思います。」
このあとは別のぬいぐるみが登場する予定なのかも…!?
このあとは別のぬいぐるみが登場する予定なのかも…!?
さらに、てぃ先生は「イヤ」の2文字に込められたお子さんの想いをくみ取り、代弁してあげることも大切だと言います。

何が嫌なのか、どうしたかったのかを人に伝える語彙力が足りない子どもの気持ちを想像し、「まだ遊びたかったんだよね」「できなくて悔しかったんだね」などと代弁してあげることを繰り返すと、言語化する能力が育っていくそうです。
 

【質問③】
「もうすぐ1歳の子どもがいます。ローテーブルに登ったり、壁を叩いたりする。言ってもわからない月齢ですし、終わるのを待てばいいのでしょうか。」
 


これに対し、てぃ先生は次のように話しました。

してはいけないことのルールがわかるようになるのは1歳半ごろからという実験結果があります。その前の時期は、登ってほしくないものがあれば登りにくくする、触ってほしくないは触れないようにするなど、環境の部分で大人がきちんとサポートしてあげると良いと思います。」
 
行ってほしくない場所には行けない工夫も…「あっちにいきたいよー」
行ってほしくない場所には行けない工夫も…「あっちにいきたいよー」


【質問④】
「小学生の息子が、宿題を始めるまで時間がかかります。最終的に『やらないとテレビつけないよ!』と脅しのようなことを言ってしまい…他にいい方法は?」

 

宿題をしたあとのご褒美を用意すればいいのかな?と私は思いましたが、宿題の「あと」ではなく「前」の行動が大切だと言います。

宿題は結局『習慣化』の問題なんです。手洗いの考え方と似ています。手洗いができない場合、大抵は習慣化されていない場合が多いんです。

お家に帰ってきてからその日によって行動が変わってしまう…例えばペットにご飯をあげるのが先になっちゃったり、荷物を整理するのが先になっちゃったり。

とにかく習慣化したい場合、お家に帰ってくるというAの行動に対して、習慣化したいBの行動を連結させていくことが大事なんです。」

宿題をする前の行動を必ず固定化し続けていけば、次に自然と宿題をするという習慣化に繋がるとのこと。

「家に帰ってくる→手を洗う→お父さんお母さんと一緒にランドセルの荷物を外に出して学校からの手紙を確認する→宿題をする」という流れを習慣化することが理想的な形だということです。

さらに目からウロコの話は続きます。

「宿題はわりと『ここまでやったらママ手伝うよ』という家庭が多いと思うんですけど、これは逆の方が良いです。最初は大人と一緒にやって、その後は一人で任せた方が宿題やお勉強を始めやすくなるかなと思います。」

さらに習慣化するうえでは、「1分でもいいから決めた時間に始める」ということが大切なんだそうです。
 

【質問⑤】
「5ヶ月の赤ちゃんはもう少し寝るのかと思っていたのですが、全然夜に寝てくれない。睡眠時間が足りないのではないかと不安になります。」
 

この赤ちゃんは午前・午後それぞれ2時間お昼寝をし、夜に7時間ほど寝ているとのこと。夜0時の就寝…遅いようにも思いますが、てぃ先生は「トータルの睡眠時間」が大切だと話します。

「乳児の間は大人のようにまとめて眠れるものではなく、睡眠が細切れです。 トータルの時間がちゃんと10~11時間ぐらいあれば大丈夫です。」


【てぃ先生の目からウロコの話】
子どもの入眠に「天蓋」がオススメ
 

「天蓋」は、ベッドや布団を覆うように天井からぶら下げる布。あれは貴族がオシャレでぶら下げているものだとばかり思っていましたが、実は入眠に大きな役割を果たしているというのです!

「当然住居は大人を基準にした天井の高さになっています。つまり極端に言えば、子どもは体育館くらい広く感じている可能性があるわけです。体育館にポツンと寝るって、すごく落ち着かないと思うんですよね。

だからお部屋も天蓋をぶらさげて、お子さんが寝るベッドの上を極力天井が低く見えるようにしてあげると、落ち着いて寝やすくなることがあります。」
天井が近いと落ち着くんですね。
天井が近いと落ち着くんですね。
てぃ先生は続けて、睡眠と「模様替え」の関係についても話しました。

「乳児は意外な能力があって、空間把握能力が高いって言われているんです。だから模様替えや物の場所を頻繁に行うと落ち着かない環境になる場合があります。」


一人一人の質問に真摯に向き合い、たくさんのアドバイスを返す てぃ先生。参加したおよそ100組の親子は熱心に耳を傾けていました。

結びに、てぃ先生は参加した家族に話したことはー…。

「いい子育てしたいと考える方が多いと思いますが、幸せの価値はお父さんお母さんも同列にあります。自分が何をしたら楽しいか、面白いか、幸せかということころを考えていくと、結果その幸せが子育てにも波及していくと思います。ぜひお子さんと同じくらいご自身のこと大事になさってください。」

子育ての形は千差万別。それぞれのお子さんにとってベストな向き合い方は異なるかもしれません。それでも、手探りで頑張ってもなかなかうまくいかない…というパパとママに、この記事が少しでも、新しいことを試すきっかけになることを願っています。

Chu!PRESS編集部 O社員
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