ゴルフ場から海ごみゼロへ!|スポーツイベント×ふくしま海ごみ削減プロジェクト・アクションレポート|Chu! PRESS|福島中央テレビ
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2021.07.09

ゴルフ場から海ごみゼロへ!|スポーツイベント×ふくしま海ごみ削減プロジェクト・アクションレポート

#ゴルフ
ゴルフ場から海ごみゼロへ!|スポーツイベント×ふくしま海ごみ削減プロジェクト・アクションレポート
6月に福島県西郷村で開催された東北唯一の男子プロゴルフトーナメント「ダンロップ・スリクソン福島オープン」を通して、大会への来場者や地域の人たちの海洋ごみ削減への意識を高める啓発プロジェクトが実施されました。

さて、ゴルフ場があるのは海から約70キロメートル離れた西郷村。「海から遠く離れたゴルフ場で海洋ごみの削減の取り組み?」と疑問に思う人もいるかもしれませんが、海洋ごみの約8割は街から出たごみが流れ着くと言われています。
(出典:UN World Ocean Assessment)

このゴルフトーナメントの開催地となっている西郷村は、東北で2番目の長さを誇る阿武隈川の源流域に位置し、ポイ捨てされたごみや集積場までの過程で漏洩したごみが阿武隈川を伝って太平洋に流れ出てしまうのです。
そうした状況を多くの人に知ってもらい陸で発生するごみを減らそうと、ゴルフトーナメントの関係者や地域の人たちが連携した一斉清掃活動が行われました。

参加したのは、開催コースのグランディ那須白河ゴルフクラブのスタッフや福島県プロゴルフ会のメンバー、さらに、西郷村役場や教育委員会の職員、地元・熊倉小学校の子供たちで、ゴルフ場周辺だけでなく、街中でも清掃活動を行いました。参加した児童は「(こうしたイベントがなくても)地域をきれいにして海ごみを減らすためにごみ拾いをしていきたいです。」と、自分ごと化宣言をしていました。
また、一斉清掃活動の後には海のスペシャリストを招いた特別講義も行われました。講師となったのは、いわき市にある環境水族館「アクアマリンふくしま」の統括学芸員を務める岩田雅光さん。

地元の西郷第一中学校3年生など集まった約100人に向けて、陸から海に流れ出たプラスチックごみに苦しむ生き物たちの実態などを講義しました。参加した子どもたちは、一人一人の行動が環境保全につながっていくことを実感している様子でした。
一方、6月26日から4日間のゴルフトーナメント期間中には、会場の一角に「ふくしま海ごみ削減プロジェクト」の特設ブースが設置され、来場者たちを対象としたチャリティ抽選会も行われました。トーナメントに出場する選手たちのサイン入りグッズが当たる抽選会で、33万8,538円の寄付が集まりました。その浄財は、『福島県環境保全基金』に寄付される予定です。
トーナメント会場に設置された「ふくしま海ごみ削減プロジェクト」特設ブース
トーナメント会場に設置された「ふくしま海ごみ削減プロジェクト」特設ブース
出場選手のサイン入りグッズが当たるチャリティ抽選会
出場選手のサイン入りグッズが当たるチャリティ抽選会
この一連の取り組みは、全国で海洋ごみの問題を自分事化し“これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくために日本財団の「海と日本プロジェクト・チェンジフォーザブルー」というプロジェクトの一環で実施されたものです。これまでにも産官学民が一体となり、日本から世界に発信できる海洋ごみ対策の様々なモデルが生み出されています。

スポーツと連携した取り組みもそのひとつ。

ゴルフは広大な自然の中で行うスポーツ。日本ゴルフツアー機構も海洋ごみだけでなく、様々な環境問題と向き合っています。2021年は「Discover Your Green」というプロジェクトを開始し、ゴルフを通じて様々な社会課題解決に貢献しようという取り組みです。

ゴルフ場周辺のごみ削減が、海ごみの削減にもつながる。スポーツを通して様々な社会問題と向き合う取り組みが広がりつつあります。
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