最高裁 福島第一原発事故で国の責任認めず 初めての判断を示す 避難住民らが国に損害賠償求めた4件の集団訴訟・福島

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福島 2022.06.17 19:17

原発事故から11年、注目の判決。

福島第一原発事故で避難した住民らが国に損害賠償を求めた4件の集団訴訟で最高裁判所は17日、「国の責任を認めない」初めての判断を示した。

原発事故をめぐっては避難した住民らが国と東京電力に損害賠償などを求め全国で裁判を起こしている。

このうち、福島、千葉、愛媛、群馬の4つの集団訴訟は、東電の責任は既に確定し、国の責任の有無が最終的に争われて来た。

全国が注目する中、17日午後2時半、最高裁判所は「国の責任を認めない判断」を示した。

争点の津波の予見については「実際は想定よりはるかに大きく仮に国が東電に必要な対策を求めたとしても事故が発生しなかったとは言えない」とし、国の責任はなかったとする判決を言い渡した。

原告団の馬奈木弁護士は、「判決は国の責任を認めないと全く受け入れられない内容の結論だった」と話した。

最高裁が「国の責任」に関する統一的な判断を示すのは初めてで、全国で行われているおよそ30件の裁判にも影響を与える可能性がある。