2025.05.29
with a camera in Tadami Town 1
『ゴジてれChu!』木曜恒例「ぶらカメ」のコーナー、今回は只見町(ただみまち)です。別の企画で取材に行った事は勿論ありますが、この「ぶらカメ」でお邪魔するのは実は初めて。どんな出会いがあるのか、楽しみです。
5月下旬でも、遠くの山には残雪が見られる。 |
雪国只見町も田植えが始まり、水面に山が映る。 |
只見町は福島県の南西部、新潟県に隣接する町です。県内屈指の豪雪地帯で、747.5平方キロの面積の内9割以上が山林です。人口は3500人余(今年3月現在)、3年前の2022年10月に全線運転が再開したJR只見線の新潟県境に最も近いのが、只見町の駅です。
JR只見駅を新潟方面に向かう列車。 |
山間を抜けて走っていく。 |
町内をぶらぶらしていると、自宅の敷地内を行き来している方が。
「今年は雪が多かったので、枝がいっぱい折れていて草刈りが出来ないくらいなんですよ。まずは枝を片付けていたところです。」
実はこの方、生まれ育ちがここ只見町で、家がもう一軒福島市にあるそうで、週末に実家のある只見町に来ているのだそうです。
「今年は雪が多かったので、枝がいっぱい折れていて草刈りが出来ないくらいなんですよ。まずは枝を片付けていたところです。」
実はこの方、生まれ育ちがここ只見町で、家がもう一軒福島市にあるそうで、週末に実家のある只見町に来ているのだそうです。
敷地内の草刈りの前に、枝を片付けていた男性。 |
今は屋根の雪は、道具が温めて落とす。 |
では冬の雪下ろしは大変だったのでは?
「今は屋根に熱を通す管をつけているので、あれで雪を落とします。屋根に雪下ろしに上がろうものなら、雪もろとも落ちちゃいますよ。」
高齢化が進む中、頼れる道具があるなら使った方が良いですよね。
「今は屋根に熱を通す管をつけているので、あれで雪を落とします。屋根に雪下ろしに上がろうものなら、雪もろとも落ちちゃいますよ。」
高齢化が進む中、頼れる道具があるなら使った方が良いですよね。
ご主人の指さす方には… |
庭の一角に作った“バラ園”が! |
では冬の雪下ろしは大変だったのでは?
「今は屋根に熱を通す管をつけているので、あれで雪を落とします。屋根に雪下ろしに上がろうものなら、雪もろとも落ちちゃいますよ。」
高齢化が進む中、頼れる道具があるなら使った方が良いですよね。
「今は屋根に熱を通す管をつけているので、あれで雪を落とします。屋根に雪下ろしに上がろうものなら、雪もろとも落ちちゃいますよ。」
高齢化が進む中、頼れる道具があるなら使った方が良いですよね。
バラはまだ花をつけず。 |
ムスカリは春に咲く花。 |
それでもチューリップや水仙、ムスカリ、?
等は庭に彩りを添えています。
等は庭に彩りを添えています。
ムスカリは春に咲く花。 |
ヒマラヤユキノシタが咲いていた。 |
ここ只見町と福島市との往復は、道路の除雪がしっかりしているので問題なかったそう。でも今年の雪は多かったそうで、
「大正時代には通算で23mの雪が降った事があると言われています。まぁこの辺りは平均で毎年2m半くらいは積もるんですが、今年は4m弱積もりましたから、記録的でしたね。」
「大正時代には通算で23mの雪が降った事があると言われています。まぁこの辺りは平均で毎年2m半くらいは積もるんですが、今年は4m弱積もりましたから、記録的でしたね。」
水仙も緑に映える。 |
オブジェは、雪の時期は実家にしまっておく。 |
町のお勧めを伺うと
「河井継之助記念館なんかどうですか?」
「河井継之助記念館なんかどうですか?」
ご主人のお勧めスポットその1は… |
河井継之助記念館。10時から午後4時、木曜定休。 |
「河井継之助君終焉之地」の碑。揮毫は会津藩主・松平容保公の子息、恒雄氏。 |
継之助が亡くなった旧塩沢村は、今は右手に見えるダムの底。この高台に碑は建つ。 |
「その記念館のある所に、昭和12年(河井死後70年目)に碑が建てられたんです。その碑を建てた頃、私の祖父が村長をしていて…。」
さらっと話していますが、おじいさまが村長?
さらっと話していますが、おじいさまが村長?
裏面には、建立の寄付金を寄せた人の名が。 |
継之助の同郷、山本五十六の名もある。 |
「いや、当時は名誉職で、投票じゃなくて話し合いで決めていた頃の話です。今の(自治会の)区長的な感じです。その碑のある塩沢地区の方の出す蕎麦の店が、土日祝日だけ出るんですよ。そこと絡めたら良いのではないでしょうか?」
碑を建立した頃、祖父は村長(地区長)だったらしい。 |
只見駅そばにある「しおさわ庵」。塩沢地区の人が蕎麦を提供する。 |
面白そうです。そして食べ物でもう一つ話が。
「『季の郷湯ら里(ときのさと・ゆらり)』で鮪を出しています。今は流通も良くなって、そこの鮪もほかと遜色ないですよ。」
「季の郷湯ら里」と言えば宿泊は勿論、温泉、食事処、宴会場などもある総合施設。しかも完全な“山国”只見町で、海の幸「鮪」をわざわざ出しているとはこれ如何に? どちらかを目指してみます。有難う御座いました。(つづく)
「『季の郷湯ら里(ときのさと・ゆらり)』で鮪を出しています。今は流通も良くなって、そこの鮪もほかと遜色ないですよ。」
「季の郷湯ら里」と言えば宿泊は勿論、温泉、食事処、宴会場などもある総合施設。しかも完全な“山国”只見町で、海の幸「鮪」をわざわざ出しているとはこれ如何に? どちらかを目指してみます。有難う御座いました。(つづく)
その塩沢地区の人からご主人が買ったのが、 |
地元産山ウド。天ぷらや酢味噌で頂くそう。 |
町中に釣り人? |
ビールも飲める?? |
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