2025.03.20
with a camera in Shimogo Town 1-1
『ゴジてれChu!』木曜恒例「ぶらカメ」のコーナー、今回は南会津の下郷町(しもごうまち)にお邪魔しました。実は私がぶらカメで下郷町にお邪魔するのは、これまで担当した約6年で初めてです(初めてお邪魔したのは、広野町でした)。
3月15日でも雪が残るが、木の根元は融け始めていて、春の兆候を感じる。 |
大内宿は1981年に国選定重要伝統的建造物群保存地区に指定された。 |
下郷町と言えば、江戸時代の宿場町の面影を今に残す「大内宿(おおうちじゅく)」が有名です。今でも茅葺屋根の住宅が多く残り、しかも実際に住んでいる住宅で、多くがお土産品の販売を店先でしたり、中で飲食物を提供したり、観光客を泊める民宿をしたりしています。
今でも茅葺屋根の家が多く残る。 |
通りに面した所では小物や飲食物の販売も。 |
大内宿を俯瞰できる展望台に向かうと、直登の石段はこの時期積雪があって通行禁止。緩やかな上り坂は一部筵敷きで、安心して上れます。
通りの突き当りに、展望台がある。 |
直登の石段は積雪で通行できず。 |
展望台は観光客がひっきりなしに撮影をしていきますが、聞こえてくるのは外来語が殆ど。
こちらの方々も台湾からの観光客で、右の方は日本語も喋れる方。
こちらの方々も台湾からの観光客で、右の方は日本語も喋れる方。
このような俯瞰が撮れる。 |
台湾からの観光客5人組。 |
「日本にはもう何度も来ています。」
この時期は台湾では珍しい雪を見に来る方が多く、
「蔵王でスキー・スノーボードをして、大内宿に来ました。でもスキーやスノーボードは上手ではないです。」
この時期は台湾では珍しい雪を見に来る方が多く、
「蔵王でスキー・スノーボードをして、大内宿に来ました。でもスキーやスノーボードは上手ではないです。」
右の女性が、こちらの質問を仲間に通訳してくれる。 |
こちらの女性は、初めて来日したそう。 |
ただ真ん中の女性は初めての日本。
「雰囲気がとても好きです。」
是非日本を楽しんでいってくださいね。
展望台からの撮影を終えて大内宿を歩いていると
「あ、テレビの人だ。」
との声。聞けば白河市から、神戸から来ていた同僚を観光案内しているところだそう。
「雰囲気がとても好きです。」
是非日本を楽しんでいってくださいね。
展望台からの撮影を終えて大内宿を歩いていると
「あ、テレビの人だ。」
との声。聞けば白河市から、神戸から来ていた同僚を観光案内しているところだそう。
笑顔の絶えない台湾人観光客だった。 |
白河市から観光に来たグループ。 |
「(茅葺の)屋根に歴史を感じますね。」
と感心しきり。実際に住んでいると話すと更に驚いていました。
店の一軒を覗いてみましょう。こちらは「脇本陣富屋」。会津木綿の製品や木工品などを販売しています。
と感心しきり。実際に住んでいると話すと更に驚いていました。
店の一軒を覗いてみましょう。こちらは「脇本陣富屋」。会津木綿の製品や木工品などを販売しています。
こちらが神戸から出張中の男性。 |
「会津木綿は表裏が無くリバーシブル。しかも派手過ぎず、地味過ぎず、人気があります。」
確かに丈夫で飽きがこないですし、お土産でもかさばらなくて良いですよね。
ほかにも木工品が人気だそうですが、多くは外国人観光客。会話はどうするのか尋ねると、
確かに丈夫で飽きがこないですし、お土産でもかさばらなくて良いですよね。
ほかにも木工品が人気だそうですが、多くは外国人観光客。会話はどうするのか尋ねると、
通り側を開放しているので、結構寒い。 |
会津木綿は海外の観光客にも人気だそう。 |
「お客さんの方が自動翻訳機を使って訪ねて来るので、そんなに困りません。あとはジェスチャー等でやり取りしています。」
茅葺屋根の家での暮らしは
「葺き替えが12年から15年で一度。“結い(ゆい)”があるので、うちを葺いてもらった人には葺いて返すんですね。」
茅葺屋根の家での暮らしは
「葺き替えが12年から15年で一度。“結い(ゆい)”があるので、うちを葺いてもらった人には葺いて返すんですね。」
欅の漆塗りカップや、わっぱ・湯呑等もある。 |
山ブドウの蔓で編んだかごも並ぶ。 |
確かに萱が新しい住宅も。
「ただ葺き替えには時間がかかるので、今年はこっち側、来年は反対側、といった感じで、何回かに分けて葺き替える事も多くなりました。」
こうしてこの景観は守られています。
「ただ葺き替えには時間がかかるので、今年はこっち側、来年は反対側、といった感じで、何回かに分けて葺き替える事も多くなりました。」
こうしてこの景観は守られています。
屋根の萱が新しい家もある。 |
地区の人の支え合いで、この景観が守られている。 |
今年の冬は雪が多かったそうで、
「屋根から2回雪をおろしました。」
厳しい冬を乗り越えれば、春が待っています。貴重な話を有難う御座います。(つづく)
「屋根から2回雪をおろしました。」
厳しい冬を乗り越えれば、春が待っています。貴重な話を有難う御座います。(つづく)
大内宿には記念撮影用の、やや雪洞寄りの“かまくら”も。 |
記念写真を撮る観光客が絶えない。 |
その後町中をぶらぶらしてみますが、なかなか町の人に出会えません。とりあえずは人の集まりそうな、駅に行ってみます。すると地元のお勧め和菓子に遭遇!
その2「温泉の玄関口は明るいスタッフが歓送迎! 湯野上温泉駅の魅力と名物和菓子」は、こちらをクリック。
その2「温泉の玄関口は明るいスタッフが歓送迎! 湯野上温泉駅の魅力と名物和菓子」は、こちらをクリック。
珍しい茅葺屋根の駅舎へ。雪もだいぶ融けた。 |
お勧め和菓子に偶然出会う!しかもお茶まで!! |
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