2025.03.20
with a camera in Shimogo Town 1-3
「ぶらカメ」下郷町篇1巡目その3です。
その1「江戸時代の面影残る大内宿 3月でも残雪消えず&それを喜ぶ外国人観光客」は、こちらをクリック。
その2「温泉の玄関口は明るいスタッフが歓送迎! 湯野上温泉駅の魅力と名物和菓子」は、こちらをクリック。
その1「江戸時代の面影残る大内宿 3月でも残雪消えず&それを喜ぶ外国人観光客」は、こちらをクリック。
その2「温泉の玄関口は明るいスタッフが歓送迎! 湯野上温泉駅の魅力と名物和菓子」は、こちらをクリック。
湯野上温泉駅で良い出会いがあったので、そのまま近くの温泉街をぶらぶらしていると、外壁に川魚の絵が描かれている蔵を見つけます。
湯野上温泉街で目を引く蔵が! |
道路側の外壁に鮮やかな絵が描かれている。 |
どうやら両手で川魚を抱えているような絵です。一部を見るとスプレー画のようです。
頭と尾を両手で抱える? |
三面にわたって絵が連続している。 |
この蔵の持ち主は、「まごころの宿 星乃井(ほしのい)」でした。食事の美味しい宿として有名だそうで、宿を始めて約50年。ご主人が対応して下さり、伺ったところ
「あの絵は、アーティストの方がいらして描いていったんですよ。あの魚は岩魚だそうです。」
「あの絵は、アーティストの方がいらして描いていったんですよ。あの魚は岩魚だそうです。」
蔵は「星乃井」所有。 |
町をキャンバスにするプロジェクトで描かれたそう。 |
『湯野上温泉ART PROJECT』2013年にACUTE(アキュート)氏が手描きと一部スプレーで描いたと言います。勿論絵を描くまでは勿論白い壁の蔵だったそう。
ACUTE氏の署名が入っている。 |
12年経った今も色褪せない。 |
「ほかにも湯野上温泉駅の向かいのホームの下と待合室、あとこの先の道路を行った所にも一軒、モノクロのアートがあるんですよ。」
ほかにも町中にアートがあると言うので、 |
案内して頂くと、行く先には… |
ご主人に案内して頂くと、歩いて1~2分の所、会津鉄道の線路沿いにやや抽象性を帯びたデザイン画的な絵が、建物一面に描かれています。
「あちらは元々旅館だったんですが、今は住まいとして使われています。」
「あちらは元々旅館だったんですが、今は住まいとして使われています。」
白と黒のモノトーンによるアートが! |
一軒家がキャンバスに! |
しかもご案内頂いた時に近くの踏切が鳴り始めます。一応、2両編成ながら何とか会津鉄道との2ショットも撮れました。
「景勝地のそばだとゆっくり走ってくれる事もあるんですが、ここは普通のスピードでしたね。乗っている人はあっという間かな。」
いやぁこれは湯野上温泉に泊まるか、一本路地裏に入ってみないと出会えない光景です。
「景勝地のそばだとゆっくり走ってくれる事もあるんですが、ここは普通のスピードでしたね。乗っている人はあっという間かな。」
いやぁこれは湯野上温泉に泊まるか、一本路地裏に入ってみないと出会えない光景です。
偶然、会津鉄道との競演が! |
車窓の景色に気付いた乗客はどれくらいいただろう? |
因みに湯野上温泉は地区全体の家に温泉が引かれていて、民家でも楽しめるのだそう。羨ましい♪
「星乃井」には、 |
内風呂と露天風呂がある。清掃後の為、湯をためている最中。 |
「源泉かけ流しなのでいつでも温かい温泉に自宅でつかれますし、温泉を床に引っ張って床暖房としても利用しているお宅もありますよ。」
確かに、熱自体の利活用をするとは、二度美味しいですね。
確かに、熱自体の利活用をするとは、二度美味しいですね。
露天風呂からは、 |
目の前に山が迫ってくるような景色が楽しめる。 |
「しかも飲めるんですよ。」
そういえば蔵の反対側に、足湯がありましたっけ。
「ええ、飲めますよ。」
ではそちらで湯野上温泉の“試飲”をしてみましょう。突然なのに色々お話頂き有難う御座いました。
そういえば蔵の反対側に、足湯がありましたっけ。
「ええ、飲めますよ。」
ではそちらで湯野上温泉の“試飲”をしてみましょう。突然なのに色々お話頂き有難う御座いました。
星乃井のご主人は、アートや温泉の案内までして下さった。 |
温泉街を通る通称「ほのぼの通り」沿いに… |
湯野上温泉の旅館街、通称「ほのぼの通り」を行くと、道を挟んで蔵の反対側に「神泉」の足湯があります。実際に触ってみると外の足湯なのに温かで、さらっとした肌触りです。
星乃井の蔵の向かいに足湯「神泉」がある。 |
こんこんと湯が沸いている。 |
足湯のそばに効能などが紹介されているのですが、きちんと「飲用」という表示もあります。
紙コップにすくって飲んでみると、普通に美味しいお湯で、特に香りや味に癖がある訳ではなく、ごくごく飲めそうな白湯っぽい温泉でした。今度はウイスキーの湯野上温泉割りにしたいな…なんて♪
紙コップにすくって飲んでみると、普通に美味しいお湯で、特に香りや味に癖がある訳ではなく、ごくごく飲めそうな白湯っぽい温泉でした。今度はウイスキーの湯野上温泉割りにしたいな…なんて♪
3人分の席がある。後ろの掲示を見ると、 |
確かに飲めるようだ。 |
あまり入られている様子はありませんでしたが、一本路地を入ってこういうアートや足湯が楽しめるというのは、町歩きならではの楽しみです。
豊富な湯量の湯野上温泉。 |
車が走る奥の道路が、国道121号。 |
星乃井のご主人が言っていた「湯野上温泉駅の向かいのホームの下と待合室」のアートを見に、最後にもう1回湯野上温泉駅に行ってみます。ホームの下のアートは、駅舎に入らなくても外から見えます。だいぶ太陽光を受けて色がとんでしまったようです。ただ「向かいのホームの待合室」が見当たりません。
湯野上温泉駅のスタッフに尋ねると、
「向かいの待合室は、風で壊れてしまって今は無いんです。」
1年ほど前に無くなってしまったそうですが、
「それは綺麗なアートでしたよ。」
湯野上温泉駅のスタッフに尋ねると、
「向かいの待合室は、風で壊れてしまって今は無いんです。」
1年ほど前に無くなってしまったそうですが、
「それは綺麗なアートでしたよ。」
駅外の駐車場から、 |
向かいのホームのアートは見る事が可能。 |
ただ旅の途中に、同じく湯野上温泉街の「湯季の郷 紫泉(しせん)」でも、湯野上温泉駅を描いたアーティストによる絵が描かれている等、探してみるとまだまだアートが見つかるかも知れません。
宿「紫泉」にもアートが! |
(宿の許可を得て撮影しています。) |
次回はこの週末に、俳優の児玉磨利さんが柳津町(やないづまち)にお邪魔します。どうぞ宜しくお願い致します。
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