2024.11.07
with a camera in Ishikawa Town 2-3
「ぶらカメ」石川町篇2巡目その3です。
その1「名前は小豆、でも体は〇〇⁉ ワンちゃん2題 日よけはキウイ?」は、こちらをクリック。
その2「今年4月にオープン! “イシニクル”に“和菓子ある”」は、こちらをクリック。
その1「名前は小豆、でも体は〇〇⁉ ワンちゃん2題 日よけはキウイ?」は、こちらをクリック。
その2「今年4月にオープン! “イシニクル”に“和菓子ある”」は、こちらをクリック。
イシニクル限定販売の和菓子「桜と鉱石」を作ったのは、「御菓子司 くわざわ」。明治20(1887)年創業の老舗で、現在のご主人で五代目です。
「桜と鉱石」を作る事になった経緯を伺うと、
「いやぁ私の先輩が或る日、店に来て敬語を使って話してくるんですよ。嫌な予感がしましてね…。」
その先輩が敬語で頼んできたのが、「イシニクル」専用のお菓子の制作依頼でした。
「桜と鉱石」を作る事になった経緯を伺うと、
「いやぁ私の先輩が或る日、店に来て敬語を使って話してくるんですよ。嫌な予感がしましてね…。」
その先輩が敬語で頼んできたのが、「イシニクル」専用のお菓子の制作依頼でした。
イシニクル限定和菓子を作っている「くわざわ」。 |
五代目のご主人が対応して下さった。 |
「鉱石って言われても…。でも色々考えて錦玉(寒天と砂糖を煮固めたもの)で作る事にして、味は甘いだけでは物足りないので、スパークリングワインを入れて香りを出そうかなと。色も、透明な中に色を3色いれて、その色が混じって1色にならないように工夫しました。あと鉱石っぽく角をカットしてみました。」
優しい甘さに香りがあったのは、スパークリングワインだったんですね。
優しい甘さに香りがあったのは、スパークリングワインだったんですね。
色と香りづけと形で、鉱石感を出した。 |
まさに工夫と苦労の”結晶”の鉱石だった。 |
ほかに和菓子のお勧めを尋ねると、
「うちは昔からまんじゅうをやっているけど、これだと普通だもんね。」
いえいえ、それでも構わないのですが…
「季節としては新米のもち米がとれる時期なので大福を旬の和菓子として出しているのと、『栗ひろい』といって栗のペーストを白あんに練り込んだお菓子ですかね。」
「うちは昔からまんじゅうをやっているけど、これだと普通だもんね。」
いえいえ、それでも構わないのですが…
「季節としては新米のもち米がとれる時期なので大福を旬の和菓子として出しているのと、『栗ひろい』といって栗のペーストを白あんに練り込んだお菓子ですかね。」
お勧めの和菓子を尋ねると… |
秋らしい一品「栗ひろい」(162円)。 |
では和菓子店で栗を拾う事にしましょう!
滑らかな白あんに栗の味がしっかりして、口の中で秋を満喫できます。
滑らかな白あんに栗の味がしっかりして、口の中で秋を満喫できます。
更にどらやき風の皮が香ばしいかおりとふわふわ感を楽しめます。因みにこちらの形は
「いや、単に折り畳んだだけじゃ面白くないという先代の考えで、特に大きな意図がある訳ではないんです。たまに聞かれるんですがね。」
「いや、単に折り畳んだだけじゃ面白くないという先代の考えで、特に大きな意図がある訳ではないんです。たまに聞かれるんですがね。」
大きさはこんな感じ。 |
両脇には、絞ったような形が。 |
その先代は、全国菓子博覧会の会長賞を受賞した「獅子舞ささら」(シロップ漬け青梅入り饅頭)を生み出すなど、実力のある老舗菓子店なのです。
全国菓子博覧会で表彰された和菓子を作る、実力店。 |
獅子舞ささらも、販売していた。 |
そんな話を聞いている最中、制服姿の高校生が何度も店を行ったり来たりしています。
「高校生が自分たちで開発したお菓子を、うちで作って、すぐそこで販売しているんですよ。行ってみてはどうですか?」
高校生についていってみます。
「高校生が自分たちで開発したお菓子を、うちで作って、すぐそこで販売しているんですよ。行ってみてはどうですか?」
高校生についていってみます。
店に頻繁にやってくる高校生の姿が。 |
高校生が自分たちで開発したお菓子の”補充”で、お店に。 |
実は「くわざわ」へお菓子を補充する為に取りに来ていたのは、県立石川高校の生徒さん。
「授業の一環で、地元のものを使った商品を作ってみたんです。」
それをすぐ近くの地区のイベントで販売していたのです。
「授業の一環で、地元のものを使った商品を作ってみたんです。」
それをすぐ近くの地区のイベントで販売していたのです。
販売する場所へ、補充するお菓子を運ぶ高校生。 |
地区のイベントで販売していた。 |
5人がチームとなって開発したのは、地区で作ったサツマイモを入れた大福です。
「地元のサツマイモがごろっと入った大福が良いかと思って。」
その名も「いもごろ大福」です。
「地元のサツマイモがごろっと入った大福が良いかと思って。」
その名も「いもごろ大福」です。
こちらが開発した高校生。 |
テントに貼ってある手描きの商品名。学校のキャラクター「菜ノ」が描かれている。 |
5人がチームとなって開発したのは、地区で作ったサツマイモを入れた大福です。
「地元のサツマイモがごろっと入った大福が良いかと思って。」
その名も「いもごろ大福」です。
「地元のサツマイモがごろっと入った大福が良いかと思って。」
その名も「いもごろ大福」です。
餡・クリーム・栗が、餅に包まれている。 |
取材中も売れていく。 |
「楽しみに買いに来ました。」
という方もいて、道理で高校生が「くわざわ」に行った来たしていた訳です。お昼前に既に100個を売り、残るもう100個を売って200個を完売したいそう。
という方もいて、道理で高校生が「くわざわ」に行った来たしていた訳です。お昼前に既に100個を売り、残るもう100個を売って200個を完売したいそう。
買っていた女性と一枚。 |
この日限定のいもころ大福。 |
そんな5人は、全員3年生。卒業後については、
「栄養士の資格も取ってみたい。」
「まだ夢というものは決まっていないので、社会人をやりながら夢を探して行きたい。」「兄と姉も自衛官なので、自衛官になってみたい。東日本大震災の時の自衛官の働きを見て、私も人の為になる仕事をしてみたかったから。」
など、本音を話してくれました。
「栄養士の資格も取ってみたい。」
「まだ夢というものは決まっていないので、社会人をやりながら夢を探して行きたい。」「兄と姉も自衛官なので、自衛官になってみたい。東日本大震災の時の自衛官の働きを見て、私も人の為になる仕事をしてみたかったから。」
など、本音を話してくれました。
来年は社会人になって、それぞれの進路で活躍する。 |
右端の高校生は、自衛官志望。 |
地元のものを美味しい形に…。高校で素敵な事が学べましたね。(つづく)
この高校生が開発した別のお菓子が、文化祭で販売されるそう。 |
完売に向けて、頑張ってね。 |
モトガッコには、子ども達が大勢いた。 |
外でスポーツを楽しむ子ども達も。 |
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