アナウンスルーム

アナウンサーブログ

徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
with a camera in Sukagawa City 2-1
 『ゴジてれChu!』木曜恒例「ぶらカメ」のコーナー、今回は県の中部に位置する須賀川市(すかがわし)にお邪魔しました。私がこのコーナーでお邪魔するのは、去年に続いて2回目です。

(市の概要はこちらをクリック)。
須賀川市はウルトラマンの生みの親、円谷英二監督の故郷。
須賀川市はウルトラマンの生みの親、円谷英二監督の故郷。
ウルトラセブンが歩行者をお出迎え。
ウルトラセブンが歩行者をお出迎え。
 1回目のぶらカメの時にも書いたように、須賀川市はウルトラマンの生みの親、故円谷英二監督の故郷です。市のメーンストリートにはよくある町の銅像に加えて、ウルトラマンシリーズに出てきたウルトラ兄弟や怪獣がいます。ですから町を歩くと…
こういうタイプが、普通の街並みにある銅像。
こういうタイプが、普通の街並みにある銅像。
須賀川市ならでは。こちらのピグモンは、人間に友好的な怪獣だそう
須賀川市ならでは。こちらのピグモンは、人間に友好的な怪獣だそう
 ウルトラマンのキャラクターと銅像がこんな風に並ぶ風景が見られます。……真ん中の像の服装がリアルだって?違いますよ、真ん中の方は、バス待ちでベンチに座っている方ですから。怪獣も銅像も、人がいる風景にすごく馴染む須賀川市です。
真ん中はバス待ちの方ですよ。ちゃんとバス停が見えますでしょ?
真ん中はバス待ちの方ですよ。ちゃんとバス停が見えますでしょ?
 須賀川市は歴史のある街で、奈良から平安時代にかけて造られたとみられる上人壇廃寺跡(国の史跡)があるほか、1100年の歴史があると伝わる妙林寺は前回取材しました。

妙林寺の話は、こちらをクリック。
歴史のある寺社が並ぶ通り。
歴史のある寺社が並ぶ通り。
妙林寺もその一つ(ロケ時撮影の石柱)。
妙林寺もその一つ(ロケ時撮影の石柱)。
 因みに妙林寺の石柱は、去年訪れた際は東日本大震災の余震とみられる地震で石柱が土台から20度位回転してずれていましたが、1年経ってしっかり元の位置に固定されていました。これ以上石柱をずらすような地震が来ないと良いですね。
 さて、その妙林寺などが並ぶ通りの先に古い神社があると地元の方に聞いて、行ってみました。すると鳥居のそばで佇む人が…。
今年は石柱が固定しなおされていた。
今年は石柱が固定しなおされていた。
去年のロケ時は、この状態だった。
去年のロケ時は、この状態だった。
「ああ、散歩の途中だったんです。きょうは少し遅くなったので、この後のジムや美容院に行く予定をどう組むか考えて立っていました。」
 ここの神社は地元の方もよく来るとの話です。鳥居をくぐって進んでいくと、社殿の前に大人が複数人集まっているのが見えます。
神社の参道前で、今後を思案中…。
神社の参道前で、今後を思案中…。
奥には人影が…。
奥には人影が…。
「いま、子どもたちが中で必勝祈願の最中なんです。」
 聞けば地元、県立須賀川高校野球部の保護者の皆さん。野球部員が新チームの勝利を願って、お祈りをしているとのこと。
「あと遠征などもあるので、バスの安全祈願も受けます。ぜひ子ども達に話を聞いてやってください。」
と仰るので、必勝祈願が終わるのを待ちます。暫くすると…
外にいたのは、野球部の保護者の皆さん。
外にいたのは、野球部の保護者の皆さん。
必勝祈願が終わるのを、外で待っている最中だった。
必勝祈願が終わるのを、外で待っている最中だった。
 ユニホーム姿の部員たちが出てきました。部員の一人は
「(大会まで)けがをしないように気を付けたいです。」
と話してくれました。
必勝祈願が終了。続々と選手たちが…。
必勝祈願が終了。続々と選手たちが…。
甲子園出場を新年に誓う。
甲子園出場を新年に誓う。
 野球部の監督も快く取材を承諾してくださって、こんな話をしてくれました。
「今年から新たに『須賀川創英館高校』となるので、1年目から甲子園を目指していきたいと思います。」
 県立須賀川高校は明治40(1907)年創立の伝統ある学校です。その須賀川高校長沼分校から独立した県立長沼高校が、この4月に須賀川高校と統合し、新たな「須賀川創英館(そうえいかん)高校」として出発します。須賀川高校(そして長沼高校も、ですが)の野球部の校名は最後、去年秋の県大会に名を刻んだのでした。
「うちは女子マネージャーが多いんです。選手16人なのに、マネージャーが9人もいるんですよ。」
突然の取材にも笑顔で対応。
突然の取材にも笑顔で対応。
この校名で戦うのは、今年度まで。
この校名で戦うのは、今年度まで。
 部員の3割以上が女子マネージャーとは、野球部の人気が高いのでしょうか。カメラを向けると笑いながらピースをするマネージャーも…。明るいマネージャー達です。その中の1人はお兄さんが野球をやっていたから、という事ですが、それ以外の皆さんは笑ってばかりで、なぜ野球部のマネージャーを引き受けたのかは、分からずじまいでした。
 ただ野球部のマネージャーというと、ボールを拾ったり洗濯をしたりというイメージですが、須賀川高校の場合は
「選手の軽食を作ります。」
明るい女子マネージャー達(2年生)。
明るい女子マネージャー達(2年生)。
カメラを向けるとポーズを決めてくる。
カメラを向けるとポーズを決めてくる。
 選手の中で一番よく食べるという選手に話を聞くと、軽食は平日の放課後の練習の際に作ってくれると言います。
「炊き込みご飯が一番好きで、椎茸や人参とか入って美味しいです。」
 160gほどのおにぎりにしてくれるそうです。
インタビューを譲り合う選手達。
インタビューを譲り合う選手達。
野球選手だから、これくらいの大きさで「軽食」なのだ。
野球選手だから、これくらいの大きさで「軽食」なのだ。
「あと7か月、宜しくお願いします。」
と一番よく食べる選手がお礼を言うと、女子マネージャーも笑顔で返礼。何か、好いですね。青春だなぁ。
「宜しくお願いします!」
「宜しくお願いします!」
「お願いします…。」カメラの前でお互いちょっと他人行儀。
「お願いします…。」カメラの前でお互いちょっと他人行儀。
 甲子園目指して、新生「須賀川創英館高校」野球部となる皆さん、頑張ってくださいね。

 そして祈祷をした神社の禰宜に話を伺いました。
「こちらは『神炊館(おたきや)神社』と言いまして、伊達政宗公が須賀川城を落としたあと、この地に出来たと言われています。」
頑張れ!須賀川高校野球部!!
頑張れ!須賀川高校野球部!!
神社サイドも、取材を快諾して下さった。
神社サイドも、取材を快諾して下さった。
 ただその前から別の場所で神社としての歴史は刻んでいるようです。
 また松尾芭蕉が須賀川に来た際に訪れたとも言われ、神炊館神社に奉納されていた芭蕉の句や、随行した河合曽良の日記が刻まれた碑が、境内にあります。
社殿。この地に移ってからだけで400年以上の歴史がある。
社殿。この地に移ってからだけで400年以上の歴史がある。
奥の細道碑も…。
奥の細道碑も…。
 また境内は広く、学問の神様を祀った天満神社や商売繁盛を願う稲荷神社もあります。
「稲荷神社の奥にも宮があって、昔はそこまで沢山の鳥居が立っていたんです。」
 往時を偲ぶ跡は見当たりませんが、当時の人々の信仰を集めていた事を感じさせるエピソードです。
左に天満神社、右に八幡神社。
左に天満神社、右に八幡神社。
この奥まで鳥居がずらっと並んでいたという。
この奥まで鳥居がずらっと並んでいたという。
「去年に比べると、今年は初もうで客がだいぶ戻ってきましたね。皆さん自主的に間隔をあけてお参りされていました。」
 最後に良い出会いがある事を願って、須賀川の総鎮守とも言われる神炊館神社を後にしました(つづく)。

つづきの「須賀川にワイン蔵!?半年前に出来たばかりだそうで…」は、こちらをクリック。
狛犬がにらみをきかせる。
狛犬がにらみをきかせる。
須賀川の総鎮守は、祈りを捧げる人を静かに迎える。
須賀川の総鎮守は、祈りを捧げる人を静かに迎える。
全文を読む
コメントを投稿してよろしいですか?
利用規約

中テレ会員サービス(以下「本サービス」)は、株式会社福島中央テレビ(以下「当社」)が提供する、ホームページ、各種ネットサービスを対象とします。
ユーザーは本規約の内容をよくご確認頂いた上で、本サービスをご利用ください。
当社は、ユーザーが本サービスをご利用されることにより本規約の内容を承諾したものとみなし、以後ユーザーと当社との間にて本規約が適用されるものとします。

1.    本サービスのご利用にあたって
本サービスへの登録は無料で行えますが、ユーザーの端末機からのアクセス、メッセージなどの受信に必要な通信費はユーザー自身の負担となる他、一部コンテンツは有料でご利用いただくものになります。ユーザーが本サービスの利用に際して行った一切の行為、その結果および当該行為によって被った損害について、当社は何等の責任も負わないものとします。

2.    個人情報の取り扱いについて
ユーザー情報は、当社からのサービス提供または利用者のサービス向上を図るための資料(個人が特定されない統計資料)等、当社の正当な業務遂行上必要な範囲に限定して利用し、その範囲を超えた個人情報の取扱い(目的外利用)を行いません。ユーザー情報自体の取り扱いについては、別途当社が定める「個人情報保護基本方針」に従い、適切に扱います。

3.アカウントの管理について
ユーザーは、本サービスのログインパスワード等の会員アカウント情報について、自己の責任において管理及び保管するものとし、第三者に開示あるいは貸与、譲渡、売買等をしてはならないものとします。アカウントの管理不十分または第三者の使用等によりユーザーに損害が生じた場合、その責任は故意・過失の有無にかかわらずユーザーが負うものとし、当社は一切その責任を負いません。

4.登録の変更・退会について
ユーザーは、登録情報に変更が生じた場合や、退会を希望する場合、当社が指定する所定の方法によって登録情報を変更または退会の手続きを行うことができます。

5.未成年による利用について
未成年者のユーザーは、本サービスの利用の一切につき、親権者等の法定代理人の同意のもと利用しなければなりません。未成年者のユーザーが、法定代理人の同意がないにもかかわらず同意があると偽り、または年齢について成年と偽って本サービスを使用した場合、その他行為能力者であることを信じさせるための詐術を用いた場合、本サービスに関する一切の法律行為を取り消すことはできません。本規約の同意時に未成年であったユーザーが成年に達した後に本サービスを利用した場合、当社は、当該ユーザーが本サービスに関する一切の法律行為を追認したものとみなします。

6.知的財産権について
本サービスに関する一切の特許権、実用新案権、意匠権、著作権、商標権等の知的財産権(それらの権利を取得し、またはそれらの権利につき登録等を出願する権利を含みます。以下「知的財産権」)は全て当社または当該権利を有する第三者に帰属します。ユーザーは、本サービスを利用するにあたって、一切の権利を取得することはないものとし、当社は、ユーザーに対し、本サービスに関する知的財産権について、本サービスを本規約に従ってユーザーの端末機においてのみ使用できる譲渡不能の権利として許諾するものです。したがって、ユーザーは個人で楽しむ目的(著作権法第30条第1項の範囲での私的使用)でのみ本サービスを利用できます。また、ユーザーは本サービスについて当社から提供された状態でのみ利用するものとし、本サービスに関する情報の全部または一部を、当社の了解を得ずに、複製、改変、貸与、配布等により転用してはなりません。

7.ユーザーによる情報の提供やアップロードについて
ユーザーは、本サービスの利用にあたってアップロードする文章、画像、動画、音声、音楽その他の情報(以下総称して「ユーザーコンテンツ」)について、その行為における適法な権利を有していること、及びユーザーコンテンツが第三者の知的財産権、所有権その他の権利を侵害していないことについて、当社に対し表明し、保証するものとします。ユーザーコンテンツに関する著作権は、当該投稿等を行ったユーザー自身に留保されるものとし、事前に著作権譲渡について当社がユーザーから許諾または同意を得たものを除き、当社は当該ユーザーコンテンツに関する著作権を取得することはありません。ただし、当社は、本サービスの提供、維持、改善またはプロモーション等に必要な範囲において、ユーザーコンテンツを複製、翻案、自動公衆送信などを、無償、無期限かつ地域非限定で行うことができるものとします。ユーザーは、当社及び当社から権利を承継または許諾された物に対し、著作者人格権を行使しないものとします。

8.禁止行為について
ユーザーは、本規約の他の条項に定めるものの他、本サービスの利用にあたって、以下の行為またはそのおそれのある行為を行ってはならないものとします。
(1)他のユーザー、当社または第三者に不利益または損害を与える行為
(2)公序良俗に反する行為
(3)法令に違反する行為
(4)当社の書面による事前の承認を得ずに、本サービスに関連して営利を追求する行為
(5)当社による本サービスの運営を妨害する行為
(6)本サービスの信用を失墜、毀損させる行為
(7)当社の承認した以外の方法で本サービスを利用する行為
(8)本サービスを譲渡、貸与、公衆送信、使用許諾する行為
(9)本サービスを複製、翻案、編集、改変する行為
(10)コンピュータウイルス等を本サービスで利用し使用をしたり、第三者に提供したりする行為、あるいはそのおそれのある行為
(11)その他、当社が不適切と判断する行為 

9.免責事項について
当社は、本サービスに関する情報およびデータの正常性、信頼性、正確性を保証するものではありません。本サービスにかかる情報によりユーザーまたは第三者に損害が生じた場合であっても、その損害についていかなる責任も負いません。また、当社は、本サービスの利用に起因するソフトウェア、ハードウェア上の事故、ユーザー間またはユーザーと第三者の間において生じたトラブル、その他の事故等による全ての損害についても、いかなる責任も負いません。

10.損害賠償について
本規約に違反して権利侵害等の問題が発生した場合、ユーザーは、自己の負担と責任においてかかる問題を解決するとともに、当社に何等の迷惑または損害を与えないものとし、仮に当社に損害を与えたときは、当社に対して当該損害の全てを賠償していただきます。

11.当社による本サービスの提供中止について
当社は、ユーザーが本規約に違反した場合、当該ユーザーに対してあらかじめ通知することなく、本サービスの全部または一部の内容の提供を中止することができるものとします。当該中止についてユーザーに損害が生じた場合であっても、当社はいかなる責任も負いません。

12.本サービスの変更・一時中断・廃止について
当社は、本サービスの内容を必要に応じて変更することがあります。また、メンテナンスや内容更新のため本サービスの提供を一時中断、あるいは本サービスの廃止を行う場合があります。当該変更または一時中断、廃止によってユーザーまたは第三者に損害が生じた場合であっても、当社はいかなる責任も負いません。

13.本規約の改訂
当社は、随時本規約を改訂できるものとします。当社は本規約を改訂した場合、その都度、改定後の本規約を掲示することによってユーザーに告知するものとし、改定後の本規約は当該掲示の時点で効力を生じるものとします。

14.準拠法、協議、管轄
本規約の解釈および運用は日本法に準拠します。 本サービスに関連してユーザー、当社ないし第三者との間で疑義、問題が生じた場合、その都度誠意をもって協議し、解決を図るものとします。 協議によっても疑義、問題が解決しない場合、これらに関する紛争は当社の本社所在地を管轄する地方裁判所または簡易裁判所を第1審の専属的合意管轄裁判所とします。
 
附則
本規約は2022年9月30日から実施します。