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徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
with a camera in Soma city 2
「ぶらカメ」相馬市篇その2です。

その1、「相馬の海、相馬の元気な小学生にこちらもほっこり」は、こちらをクリック。

 今回は早めに食事タイムです。この松川浦沿いには、「斎春商店」という美味しいお店もありますが
1年前に訪れた「斎春商店」のエピソードは、こちらをクリック。
大漁を目指すなら、この看板のお店へ!?
大漁を目指すなら、この看板のお店へ!?
はきはき喋れる未来の店長兄弟に会えるかも?
はきはき喋れる未来の店長兄弟に会えるかも?
 今回は「お食事処 たこ八」にお邪魔しました。2階席もあって最大80人まで入れる広さがあり、焼き魚や刺身・天ぷらなど魚介たっぷりの「たこ八定食」や「刺身定食」「海鮮丼」「大あなご天丼」等のお勧めラインアップが並ぶ中、相馬の名物と言えば北寄貝と青のりがどうしても食べたい!という事で、その名も「ホッキ三昧」(2090円)と単品で「青のりの天ぷら」(324円)を注文しました。
 待つ事10分から15分でしょうか、やってきたのがこちら!
今回のランチタイムは、「たこ八」へ。
今回のランチタイムは、「たこ八」へ。
松川浦沿いにあり、店内2階席からの眺めも良い。
松川浦沿いにあり、店内2階席からの眺めも良い。
 「ホッキ三昧」はホッキ飯・ホッキの刺身・天ぷらに、小鉢・香の物・味噌汁がついた定食です。青のりの天ぷらは、3個セットでやってきました。マスク越しでも十分香ってきます。勿論ホッキも青のりも相馬産です。
こちらが「ホッキ三昧」。様々な調理法のホッキ貝が味わえる。
こちらが「ホッキ三昧」。様々な調理法のホッキ貝が味わえる。
相馬の海と言えば、青のり。その天ぷらの単品も…。
相馬の海と言えば、青のり。その天ぷらの単品も…。
 では、まずホッキ飯から頂きます。う~ん、幸せ。ホッキは適度な歯応えとともに、噛む度にホッキの旨味が出てくるのが好いんです。それに醤油で味付けしたご飯がよく合います。
 続いて、ホッキの刺身を…。醤油の香りと相まって、ホッキの甘みが引き立ちます。わさびをつけると、更に香りと辛みが加わって、ホッキの味が際立ちます。
 そして私は初めて、ホッキの天ぷらを…。さくっとした衣の食感の中から、閉じ込められたホッキの旨味が飛び出してきます。天ぷらだとホッキ飯のそれより柔らかく感じました。しかも天つゆで出汁の旨味も加わり、ホッキ飯のホッキとはまた違う味わいを楽しめます。これにこの日はあさりの味噌汁、じゃこの小鉢(これが甘めの味付けで、好い箸休めになるんです)等が付くんですから、味の変化にも富んでいます。
ホッキ飯。北寄貝は後載せだ。
ホッキ飯。北寄貝は後載せだ。
刺身も…。
刺身も…。
 そして青のりの天ぷらは……こちらも外側がさっくりするのですが、中はもちもちの食感。というのも、青のりに衣をつけたのではなく、青のりと小麦粉を合わせたものを天ぷらにしてあるのです。ボリューム感が出て、食感が面白くて、しかもふんだんに使った青のりの香り、即ち相馬の磯の香りが口いっぱいに広がります。すっかり相馬ならではの有名どころの海の幸を堪能しました。

相馬の幻の海苔の話は、こちらをクリックして、後半のエピソードまでスクロールしてください。

 こちらは11時の開店と同時に1階席は結構お客さんで埋まる感じでした。今は新型コロナウイルスの影響もあって、平日は午後2時、土日祝日は午後2時半ラストオーダーという表示がありました。不定休ですので、詳しくは「相馬 たこ八」で検索して確認してみてください。

 さてお腹も満たされたところで車を走らせていると、ちょっと面白い店を見付けます。
青のりの香りが口に広がる…。
青のりの香りが口に広がる…。
ぺろっといけちゃいました♪
ぺろっといけちゃいました♪
「キャンディーヤ」

 それだけでなく、両脇に「や」「ソ」の文字……。更に右側に目を転じると、「コーヒー」の文字がとれた跡??
 早速ドアを叩きますが反応はなく、鍵も締まっています。ドアには建築関係の名前が入っているので、同じ名字の隣の家で聞いてみる事にします。するとご主人が出て来てくれました。
こちら、「キャンディーヤ」だそう…。
こちら、「キャンディーヤ」だそう…。
コーヒーも出していた?
コーヒーも出していた?
「ああ、うちの母がやっていたんですが、今はやっていないんですよ。」
 震災前にお店を開いていて、主に夏場の観光客にソフトクリームを、また地元のお客さん向けに野菜などを売っていたそうです。確かによく見ると、「キャンディーヤ」の文字の左に茸の絵があります。
 震災の時には津波も来た筈ですが…
「津波でやられちゃって…いまは物置にしています。」
 なるほど、そういう事だったのですね。いやいや突然のお邪魔だったのにも関わらずお話を聞かせて頂き、有難う御座いました。
 帰ろうとしていると、中から奥様と娘さんが出て来てくれました。
突然の訪問に対応して下さったご主人。「母の店です。」
突然の訪問に対応して下さったご主人。「母の店です。」
野菜の一つ、茸のデザインも…。
野菜の一つ、茸のデザインも…。
 娘さんは可愛いワンちゃんを抱えています。
「もうすぐ1歳になる、“ずんだ”です。」
 あらカメラ目線をしてくれましたね。家族の皆さんに愛されています。
ご家族も出て来て下さった。ワンちゃんも可愛い。
ご家族も出て来て下さった。ワンちゃんも可愛い。
興味津々?カメラ目線をくれた。
興味津々?カメラ目線をくれた。
 そして元「キャンディーヤ」の店の近くには、黒いワンちゃんもいます。最初私達が店を訪れた時には番犬として時折吠えていましたっけ。
「“ラブ”っていいます。震災の時は津波に流されちゃって、助からないなと思っていたら、近所の家の所に小屋と一緒にずぶぬれになって鳴いているのを見つけたんです。きっと小屋の中に入っていたから、そのまま小屋ごと流されたんでしょうね。小屋に入っていなかったらどうなっていたか…。」
 そんな“ラブ”くんは人懐っこいとの事で、私もなでなでする事に。飼い主の方と話していたからでしょうか、しっぽを振って喜ぶ“ラブ”くん、暫くすると寝っ転がってお腹を見せてくれるリラックスぶり。すっかり心を許してくれたんだね、ここぞシャッターチャンス!と思ってシャッターを切ると、
番犬のラブくん。
番犬のラブくん。
でも本当は人懐っこい。
でも本当は人懐っこい。
“ラブ”くん、むくっと起き上がります。ごめんね、カメラには敏感に反応してしまうのでした。
 確かめませんでしたが、「キャンディーヤ」の両端に書かれていた「や」と「ソ」は、売っていた「やさい」と「ソフトクリーム」の頭文字で、きっとドアの脇に縦書きされていたんでしょうね。そしてこれまた想像ですが、やさいの「さい」の字やソフトクリームの「フトクリーム」の部分は津波の被害にあって修繕した為に、いまはその部分が無いのでしょう。ここでも震災の爪痕を見た気がしました。でも震災前にここのソフトクリーム、食べてみたかったな(つづく)。
シャッター音に敏感で、最後までリラックス”ラブ”くんは撮れず。
シャッター音に敏感で、最後までリラックス”ラブ”くんは撮れず。
このお店にも震災の色々なエピソードが詰まっていた。
このお店にも震災の爪痕が残っていた。
こちらの猫ちゃんは、ご主人のお母さんの飼っている猫だそう。
こちらの猫ちゃんは、ご主人のお母さんの飼っている猫だそう。
”ラブ”くん、またね(^^)/~~~
”ラブ”くん、またね(^^)/~~~
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