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徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
with a camera in Mishima Town 3
 「ぶらカメ」三島町篇その3です。

その1「散歩で除雪と白菜ゲット?・屋号看板が彩る街並み」がまだの方は、こちらをクリック。
その2「2人のマドンナ登場・マドンナのご主人は多芸多才?」がまだの方は、こちらをクリック。

 マドンナのご主人が現れると、早速映像と写真の2台のカメラでもって質問攻めです。
「ああ、これはどうも。」
 堂々たる対応ぶりに、矢継ぎ早に質問です。
「アーチ3橋(兄)弟って名前は、どうやって思いついたんですか?」
「いや、何とか3兄弟って色々あるでしょ。だんご3兄弟とか……あとは、あれ?それだけか?団子3兄弟からかな。」
マドンナのご主人登場!
マドンナのご主人登場!
こちらアーチ3橋(兄)弟の、名付け親だった。
こちらアーチ3橋(兄)弟の、名付け親だった。
 ただ実はご主人が手掛けたのは、名前だけではありませんでした。
「アーチ橋が3つ見えるのは、珍しいんですよ。でもあの展望場所は、元々木が生えていたんです。あそこをきちんと展望できる場所にしようという話をしたら、整備しろって事になったので、木を刈って、柵を作って、均したんです。」
 話を聞いていたらたまたま後ろに下がっているのが3橋(兄)弟Tシャツです。立ち位置まで決まっていますね。
展望地にしようと、柵を付け木を切った(切り株が今も残る)。
展望地にしようと、柵を付け木を切った(切り株が今も残る)。
たまたま3橋(兄)弟のTシャツが後ろに…。
たまたま3橋(兄)弟のTシャツが後ろに…。
「あれは地域おこし協力隊で来ていた方の中に、デザインを学んでいる学生さんがいて、その方にデザインしてもらったんです。」
 道理で素敵なTシャツになっている訳です。
Tシャツのデザインについても説明。
Tシャツのデザインについても説明。
このTシャツを着て、橋をバックに写真を撮ってみたい。
このTシャツを着て、橋をバックに写真を撮ってみたい。
 そしてグッドデザイン賞を受賞した屋号の掲示について聞くと、話は宮下地区の歴史に移ります。
「昭和17(1943)年にここで大火があって、殆どの家が焼けちゃったんだ。だからその後同じ時期に一気に在来工法の家が再建されてこの街並みが出来たんです。
 鉄道(国鉄会津線の事)がここ宮下まで伸びたし、戦後宮下ダムの建設で、この宮下地区は凄く賑わったんだ。
 でもダムの建設も終わって、鉄道も宮下から川口まで伸びると、人もだいぶ減ったんだ。それで昔ながらの景観が残ったから、それを生かそうとする中で、昔ながらのものの1つで屋号をと…。昭和の趣、象徴ですね。」
 屋号の並ぶ街並みづくりは、会津大学の先生と話し合いながら進めたと言います。
町の歴史も、日付まで細かく語られる。地元の人の話は面白い。
町の歴史も、日付まで細かく語られる。地元の人の話は面白い。
昭和の街並みにマッチした屋号。
昭和の街並みにマッチした屋号。
 そして屋号は、マドンナが説明して下さったように同じ名字の人を区別する為にも便利でした。
「持ち物と、山の杉林の持ち主を示す為に、自分の林の木の皮を少し剥いで、そこに屋号を書き入れて『ここはうちの林ですよ』って示したんです。今は山の価値も下がって、それをやる人はいませんけどね。」
嘗ては山の木の所有を示すのに、樹皮をはがしたところに墨で屋号を書き込んだという。
嘗ては山の木の所有を示すのに、樹皮をはがしたところに墨で屋号を書き込んだという。
デザイン性にも優れている屋号。
デザイン性にも優れている屋号。
「蕎麦は、アンケートに『そばが食べられる店があると好い』っていうのがあったんですが、専門店作ってもなかなか経営が成り立たないんで、だったら休耕地に作って自分達で月に土日4日位なら集まって作れるか、という話になって…。」
 一度やると決まると協力する人が多く、実際に蕎麦を育て、手作業で収穫し、自ら蕎麦打ちも覚えました。ロケ日は3日の(金)。このロケの翌週の土日だったら蕎麦が食べられたんですね~、残念。
「今は新蕎麦。しかも天日干しの蕎麦なんてなかなか無いよ。今度食べに来たら良いんだ。」
 なお「蕎麦と豆腐の会」の「豆腐」の方は、豆腐を作る方の体調不良で一時休止中。豆腐も気になりますね。
蕎麦は第2・第4土日だけのお楽しみ。
蕎麦は第2・第4土日だけのお楽しみ。
手作り蕎麦は、地区の皆さんの汗の結晶。
手作り蕎麦は、地区の皆さんの汗の結晶。
 それにしてもアーチ3橋(兄)弟から旅をスタートして、山中スポーツの御主人の紹介からマドンナに出会い、何とそのご主人がアーチ3橋(兄)弟の名付け親(にして、展望台を作った有志の一人)であり、屋号を掲げる活動を推進した方(にしてグッドデザイン賞まで獲得する街並みを作った一人)であり、休耕地を生かした蕎麦作りをした方(にして、蕎麦打ちを覚え、麺つゆまでオリジナルという職人張りに拘った)という、出会いの連鎖…。伏線回収なんて、ぶらカメでもあるんですね。
アーチ3橋(兄)弟に始まった旅が、
アーチ3橋(兄)弟に始まった旅が、
山中スポーツ経由で橋・屋号・蕎麦の伏線をこちらのご夫婦により回収されるとは…。
山中スポーツ経由で橋・屋号・蕎麦の伏線をこちらのご夫婦により回収されるとは…。
 観光案内所「からんころん」にはアーチ3橋(兄)弟Tシャツ以外にも、町の特産品や工芸品などが並んでいます。桐で出来た茶筒だと、茶葉がしっけなくて良さそうですね。

桐の特長は、西会津町でタンス店に寄ったエピソードへ。こちらをクリック。
観光案内所には三島町らしい商品が揃っている。
観光案内所には三島町らしい商品が揃っている。
この茶筒に納められる茶葉も、幸せだろう。
この茶筒に納められる茶葉も、幸せだろう。
 また三島町は編み組み細工で有名な場所。これまた地区の方が作ったものだそうですよ。

山葡萄の編み組み細工の特徴などは、石川町の時のエピソードへ。こちらをクリック。
編み組み細工作りも盛んだ。
編み組み細工作りも盛んだ。
 マドンナも、お洒落な山葡萄のバッグをお持ちです。
「これ、主人の手作りです。普通よりも目を細かく編み込んだんですって。」
 アクセサリー風の部分もご主人作とか。何でもこなしちゃうんですね。
山葡萄のバッグも、ご主人お手製。
山葡萄のバッグも、ご主人お手製。
アクセサリー部分も、ご主人が作ったそう。
アクセサリー部分も、ご主人が作ったそう。
 山葡萄以外にも、アケビの花入れやアクセサリーもあります。
農閑期等に作るのだろう。それにしても器用な方が多い。
農閑期等に作るのだろう。それにしても器用な方が多い。
お土産にも良さそう。
お土産にも良さそう。
 こちらは「かしゃ猫」というそうで、もう一人のマドンナ曰く
「魔除け・厄除けのようなもので、地区の方が作っているんです。」
 説明書きに依れば、悪さをする「化娑猫」が弘法大師にコシアブラの木で退治され、その魔力が人の病を治す力に変わったといい、以来子どもが生まれるとコシアブラの木で猫のこけしを作り魔除けとした、とあります。
 そして奥には…「かりん ご自由にどうぞ」って良いんですか?
「はい、皆さんかりんがなるとはちみつ漬けにしたり、焼酎漬けにしたりするんですが、それでも木にいっぱい実がなるので、使い切れないんです。それでこうやって持ってきてくださるんです。少し前は柿を持って行ってもらっていました。」
 自然豊かなところは、とれる規模が違います。
かしゃ猫。いまも作る方がいる。
かしゃ猫。いまも作る方がいる。
自宅用を除いてもお裾分けできるくらい穫れる。
自宅用を除いてもお裾分けできるくらい穫れる。
 するとマドンナがどこかにお出かけの様子。
「きょうは午前中で保育園が終わるので、孫を迎えに行くんです。」
 この町の子どもは、どんな子ども達なんでしょう?お迎え前に保育園での様子を見てみましょう。(つづく)
山菜などの缶詰も、山国ならでは。
山菜などの缶詰も、山国ならでは。
ほおずきのジャム、ちょっと珍しいかも(残り一つ)。
ほおずきのジャム、ちょっと珍しいかも(残り一つ)。
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