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徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
with a camera in Inawashiro Town 4
 「ぶらカメ」猪苗代町篇、最終エピソードです。
前のエピソード3「突然の差し入れ」「猪苗代の老舗酒蔵」の二本立ては、こちら。
その前のエピソード2「ほのぼの♪小さなお子さん、初めてのリレー」はこちら。
最初から読む方は、こちら(エピソード1)をクリック。

 お昼を過ぎました。再び川桁地区に戻りまして、後程伺う事にしていた『きっちんほっとyr』へ。
 ご主人は、先程立ち寄った際に
「個人的には、アポなしの取材の方が好いですね。事前に『取材に来る』って分かっていると構えちゃうんです。でもアポなしだと構えないで自然に話せるんで、その方が好いんです。」
と仰っていました。済みません、今回は構えさせちゃって…。
昼11時からランチタイムのオープン。
昼11時からランチタイムのオープン。
突然のお願いにも快く応じて頂いたご主人。
突然のお願いにも快く応じて頂いたご主人。
 店内は全て窓が開けてあり、椅子に座るテーブル席は3つ(間には、吊るしたパーティション)、更に奥には(写真だと、私が撮っている所)座敷の部屋が2つあります。
 まずは気になる「二層のラーメン」こと「麺味噌」から頼みます。
 するとテーブル貼ってある「麺味噌の食べ方」を読んでおいて欲しい旨、言われます。読むと何々…先に上澄みスープで楽しみ、その後全体を混ぜて味噌味を楽しむよう書かれています。どうなっているのでしょうか?
座敷から、入口側の店内を撮影。
座敷から、入口側の店内を撮影。
各テーブルには「麺味噌」の食べ方が…。
各テーブルには「麺味噌」の食べ方が…。
「お待ち遠さま、『麺味噌』です。先に上澄みスープでどうぞ。」
 ご主人が運んできたのが、こちら「麺味噌」(800円)です。おおお、表面を炙ったチャーシュー2枚と煮卵がトッピングされていますが、この時点では味噌ラーメンには見えません。
 れんげでスープを掬っても、かなり透き通っています。では上澄みスープを…。
 は~っ、コンソメ風の旨味がきいていて、これは確かに洋風です。ご主人はこの店を開く前、ホテルで出す料理で腕を揮った経験があり、上澄みスープは洋風の味付けなのです。
 この上澄みスープで麺を頂くと、しっかりとこしのある中太のやや縮れた麺に、コンソメ風味の旨味が絡み、あっさり系の味わいが楽しめます。
こちらが二層のラーメン「麺味噌」(800円)。
こちらが二層のラーメン「麺味噌」(800円)。
この色だけ見ると、味噌ラーメンのスープには見えない。実際味噌の味もしない。
この色だけ見ると、味噌ラーメンのスープには見えない。実際味噌の味もしない。
 表面を炙ったチャーシューを…。おおお、炙った香ばしさに、多少の歯応えはあるものの決して硬くはないチャーシューから旨味が噛む度出て来て、脂だけはとろっっとしている…上澄みスープはチャーシューの前では引き立て役に回ります。
 では、次の段階に行きましょう。麺を下からすくいあげますが、数回やってもあまり変わらない…?と思っていたら、
こちらがチャーシュー。表面が炙ってある。
こちらがチャーシュー。表面が炙ってある。
厚みもあって、程よい歯応えもある。
厚みもあって、程よい歯応えもある。
来たぁぁあ、味噌の塊が付いている麺が浮上!簡単に混ざらないよう、底の方に味噌を纏め、麺で蓋をしていた感じでしょうか。これを溶いていくと…一気に赤味噌系の色に変わります。
 色の違いをもう一度見てみましょう!
しっかりとこしのある麺。やや太めだ。
しっかりとこしのある麺。やや太めだ。
全体をかき混ぜると、スープは味噌色が一気に加わる。
全体をかき混ぜると、スープは味噌色が一気に加わる。
 全然違うスープが、一つの丼の中に潜んでいたのです。ご主人曰く、
「お客さんにも『料理作り』に参加してほしい」
というイメージなんだそうです。では味噌スープを…。おっ、あら?確かに味噌味です。しかし上澄みのコンソメ風味の旨味がきいているので、味噌ががつんと来るのではなく、角がとれた味噌味、若しくは旨味のオブラートに包まれた味噌味といった表現が相応しいでしょうか。これぞ洋風味噌味といった、「きっちんほっとyr」だからこそ出せる味わい。ただ上澄みスープだけよりは味がしっかりはっきりするので、麺と食べても両者の味わいががっぷり四つで組み合い、そして調和します。
 いやぁ、感動です。
まぜる前。ここまでは洋風の味わい。
まぜる前。ここまでは洋風の味わい。
まぜた後。コンソメ風の旨味が加わった、深みのある柔らかい味噌味に変わる。
まぜた後。コンソメ風の旨味が加わった、深みのある柔らかい味噌味に変わる。
 そしてもう一つの謎「スプーンで食べるカツレツ」も頂きましょう。
 先にお新香といったら好いのでしょうか、付け合わせが出て来ます。
「きょうは大根に黒コショウ、そしてゴーヤの梅和えです。」
 うわっ、酒のあてにも良さそうな一品です。そして…
「お待たせしました、カツレツです。柔らかいのでスプーンでお召し上がりください。」
店内のお品書き。カツレツは単品もある。
店内のお品書き。カツレツは単品もある。
どちらもさっぱりした味で、カツレツの合間に頂くと口内をさっぱりさせてくれる。
どちらもさっぱりした味で、カツレツの合間に頂くと口内をさっぱりさせてくれる。
 来ました~~、これが「カツレツ」(800円)です。イメージ的には会津で有名な「ソースカツどん」を洋風に盛り付けた感じでしょうか。それに先程の付け合わせと味噌汁がセットです。
「猪苗代は蕎麦も有名ですから、味噌汁には蕎麦の実も入れてあります。」
 では、スプーンでカツレツに圧を加えます。
 おおお、本当にカツが切れた!!外のさくっと感、そして肉の柔らかさがスプーン越しにも伝わります。ご飯、キャベツとともに、スプーンで口へ運びます。……むほほっ♪これは美味しい。肉が本当に柔らかい!そしてソースも、ドミグラスソース風の味わいで、濃さより深みやコクのある洋風ソースです。そしてご飯の優しい甘みと、キャベツのさっぱり感、キャベツのしゃきしゃき食感がカツレツの柔らかさ故にアクセントになっています。
「ソースに粒々がありますでしょ?粒マスタードを入れて、ドミグラスソースだけではない深みを出しました。」
 なるほど、それで辛みや酸味も加わった、奥深い味になっているのですね。
こちらがスプーンで食べる「カツレツ」(800円)。味噌汁には蕎麦の実、溶き卵が入っている。
こちらがスプーンで食べる「カツレツ」(800円)。味噌汁には蕎麦の実、溶き卵が入っている。
本当にスプーンで切れる。ソースもドミグラスソースをベースに粒マスタードも入った、洋風の深みがある味わい。
本当にスプーンで切れる。ソースもドミグラスソースをベースに粒マスタードも入った、洋風の深みがある味わい。
「お子さんやお年を召した方が『肉が硬いと食べられない』と言っているのを聞きまして、それなら柔らかい肉を揚げ焼にしたら、皆さんが美味しいお肉を楽しめるのではないかと思いまして…。」
 そのカツレツはお持ち帰りも出来ます。一方、県内の新型コロナに関する措置などは今月いっぱいで一旦解除になりそうです。対策をしつつ食欲の秋、二層のラーメンやスプーンで切れるカツレツをお店で楽しんだり、カツレツなどは持ち帰って味わったりしても良いかも知れません。
外食はちょっと…という方用に、お持ち帰り用もある。
外食はちょっと…という方用に、お持ち帰り用もある。
上品なカツレツを家でも味わう事が出来る。
上品なカツレツを家でも味わう事が出来る。
 因みに店内は「神獣ベコたち」(カプセルトイで赤べこの進化バージョンが楽しめる)や、料理で使った野菜が”飾って”あり、出来上がりを待つ時間の話の種になりそう。駐車場は店から100m程離れた同じ通り沿いにあります。
料理に使った野菜を「オブジェ」がわりに…。
料理に使った野菜を「オブジェ」がわりに…。
赤べこがこんな形に進化!?「神獣ベコたち」もお出迎え。
赤べこがこんな形に進化!?「神獣ベコたち」もお出迎え。
 観光の町、猪苗代はコロナ禍で観光客が減り、経済的に厳しい中頑張っているお店が幾つもあります。四季折々に楽しめる場所が数多くあります。今回のブログが、猪苗代方面にお出かけする際の参考になれば幸いです。
 次回はしなだマンがこの週末に玉川村に、長江アナとお邪魔します。放送は来週木曜です。お楽しみに。
米も、酒も、ラーメンも、蕎麦も美味い猪苗代町。
米も、酒も、ラーメンも、蕎麦も美味い猪苗代町。
稲川酒造店の酒は、地元のかるたにもなっていた。
稲川酒造店の酒は、地元のかるたにもなっていた。