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徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
with a camera in Shinchi Town 1
 『ゴジてれChu!』毎週木曜日恒例の「ぶらカメ」のコーナー、今回私はちょうど東北南部が梅雨入りした6月19日に新地町(しんちまち)に行ってまいりました。ぶらカメで私が伺うのは初めて。どんな出会いがあったのでしょうか?
あじさいの似合う季節に…。
あじさいの似合う季節に…。
 新地町は面積46.7平方キロ、人口8000人程の町です。海に面した浜通り北部の町で、宮城との県境にあります。東日本大震災では沿岸部が津波の被害に遭いましたが、新地駅に停車中だった常磐線の乗客ら40人程は、たまたま乗り合わせた警察官の誘導で津波の被害を免れました。
新しくなったJR新地駅。津波で被災した。
新しくなったJR新地駅。津波で被災した。
 津波の傷跡は、復興整備で形としては見えなくなりました。駅前の住宅地からは遠くには山並みが見え、鳥のさえずりが聞こえる閑静な場所となりました。
駅前には田んぼの中に住宅地がある。遠くには山も望める。
駅前には田んぼの中に住宅地がある。遠くには山も望める。
 折角海沿いの町に来たので沿岸部を移動中、「海釣り公園」の幟を見つけました。雨がそぼふる中、お客さんはいるのでしょうか?そしてどんな所で釣りをしているのでしょうか。
 因みにこの公園は埠頭にあるのですが、そのゲートには、 
どうやら高い防潮堤の上に釣り場がありそうだ。
どうやら高い防潮堤の上に釣り場がありそうだ。
手前が「開園中」なのですが、奥を見ると「閉園中」??一瞬戸惑いますが、ゲートが半分開いているので大丈夫のよう(実は理由があるのですが、これは後程)。
 暫く歩いて行くと、先程の入口に辿り着きます。階段を上ると…
左は閉園中、右は開園中…。開いているので進む。
左は閉園中、右は開園中…。開いているので進む。
何処までも続く太平洋が広がります。海は広いな、大きいなとはよく言ったものです。
梅雨空なので、全体に雲の色あい。
梅雨空なので、全体に雲の色あい。
 奥では雨の中、早速釣りを楽しんでいる方々がいらっしゃいます。
 早速取材交渉に伺いますが、
「観光協会に連絡はしてありますか?」
との返答。実はこちら、釣りを楽しむのでさえ事前に予約が必要なのです。ところがこの「ぶらカメ」はアポ(事前予約)無しの行き当たりばったり旅。本来はNGなのですが、こちらのスタッフの方が観光協会に連絡を取って下さり、取材許可まで確認して頂いちゃいました。本当に済みません<(_ _)> &有難う御座います。
こちらは本来は完全予約制。
こちらは本来は完全予約制。
 対応して下さったスタッフの一人は、
「震災の影響で、再オープンまで8年かかったんですよ。今もその影響で、すぐそばまで車が入れないんですよ。」
 それで人が通れるよう半分だけゲートを開けている分、「閉園中」の札が同時に出てしまうという訳です。
いまだに地震の影響が残る。
いまだに地震の影響が残る。
「ここは41のレーンまで分かれていて、決められたレーンの中で釣ってもらいます。今釣れるのは、メバル・蛸・アイナメ…」
 もう覚えきれませんが、豊かな海を、船に乗って沖に出る事無く楽しめるのです。蛸まで“釣れる”んですね。
釣れる魚種を聞くと、常磐沖の豊かさが分かる。
釣れる魚種を聞くと、常磐沖の豊かさが分かる。
「これ位のメバルを釣りましたよ。」
 この釣り場の「指導員」でもある為、海の調査の意味も含めてご自身もここで釣るそうです。26センチほどあったそうです。
「きょうみたいな天気の日は、釣りには最高。」
なんだそうです。お客さんは実際に釣れているのでしょうか?
指導員は、調査のための釣りをする。
指導員は、調査のための釣りをする。
「朝4時半に出て来ましたよ。倅が車で乗せて来てくれました。」
と語るのは、福島市から新地町まで釣りをしに来たこちらの男性。朝6時オープンなので福島市から来るには、東北中央道が開通したとは言え、余裕を見てその位の時間は必要でしょう。
「釣れなくても釣りは楽しい。ストレス解消になりますね。」
とその醍醐味を語ります。いま釣りをしている皆さんは午前の部(6時~正午)まで釣りが可能ですが、取材をした午前9時までの釣果は?
福島市から、新地町まで早起きして来る常連さんも…。
福島市から、新地町まで早起きして来る常連さんも…。
「3~4匹釣れましたよ。」
 釣りの合間に見せて下さいました。
釣果のほどは…?
釣果のほどは…?
「アイナメ、メバル、ソイなんかですね。」
 いやぁお見事です。これでご家族にも良いお土産が持って帰れますね。後半戦も頑張ってください。すると、レーンの外では…
さすが常連さん。しっかり連れていました。
さすが常連さん。しっかり連れていました。
先程のスタッフが試し釣りをしています。海の調査中です。ん?リールを巻きあげています。もしかして…
”指導員”が試し釣り。
”指導員”が試し釣り。
あれ?釣れた!!!?
釣れてます!
釣れてます!
「メバルの小さいの。」
 インタビュー中に釣りを始めて、ものの2分で仕留めました。
「私の釣り竿には3つ針を付けてあるんですが、かかる時は3匹同時に釣り上げますよ。」
と、新地の海をよ~く知っているスタッフは普通に話します。聞けば勤続30年だそう。この“調査”には、もう一つ“意味”があります。
僅か2分で…。名人かも!?
僅か2分で…。名人かも!?
「私が調査で釣った魚は、釣れなかった人にプレゼントするの。だって手ぶらで帰るのは、ちょっとね…。」
 このスタッフの優しさも、新地町の海釣り公園の魅力なのかも知れません。
調査として釣った魚は、釣れなかった人のお土産に…。
調査として釣った魚は、釣れなかった人のお土産に…。
 こちらの利用は、3月から9月は6:00~12:00/12:00~18:00の2部制で、1回あたり高校生以上が1000円、小中学生は700円です。詳しくは「新地町海釣り公園」のウェブサイトをご覧ください(冬季は時間も変更になります)。
トイレの標識が魚。因みに町の魚は「カレイ」です。カレイはどっち?ヒントは「左ヒラメ右カレイ」。
トイレの標識が魚。因みに町の魚は「カレイ」です。カレイはどっち?ヒントは「左ヒラメ右カレイ」。
 海釣り公園を後にして町中をぷらぷらしていると、スタッフが
「清水が湧いているみたいだね。」
と道の看板を見て言いました。その看板に沿って道を進むと、更に大きな看板が…。「右近清水」があるようです。早速行ってみましょう。
(6月23日のブログにつづく)
清水への入口が…。わくわくする~(清水だけに?)♪
清水への入口が…。わくわくする~(清水だけに?)♪
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