アナウンスルーム

アナウンサーブログ

徳光 雅英
徳光 雅英Masahide Tokumitsu
with a camera in Aizumisato Town 2-1
 『ゴジてれChu!』木曜恒例「ぶらカメ」のコーナー、先週は福島県内独自の非常事態宣言解除後4週ぶりの放送でしたが、今週も私の担当で、会津美里町(あいづみさとまち)に行ってまいりました。会津美里町は一昨年にも土砂降りの雨の中行った時以来、私がぶらカメでお邪魔するのは2度目です。
会津美里町。田んぼが広がり、張られた水に空や周りの景色が映る。
会津美里町。田んぼが広がり、張られた水に空や周りの景色が映る。
 会津美里町は会津若松市の西隣、276平米ほどの町で、人口は2万弱、農業や窯業が盛んで、高田梅・身不知柿(みしらずがき。名前の由来は、身の程知らずに枝が折れる位大きな実をつけるから、とも。)・会津本郷焼などが有名な所です。
会津高田町・会津本郷町・新鶴村が合併して出来た町だ。
会津高田町・会津本郷町・新鶴村が合併して出来た町だ。
 町のイメージキャラクター「あいづじげん」は、創生を意味する卵に目があります。目の周りのシルエットが町の形を表していて、名前の「じげん」は、会津美里町出身と言われ徳川家の知恵袋と言われた天海大僧正の諡号「慈眼大師」から来ています。
あいづじげん 会津美里町のキャラクター。
あいづじげん 会津美里町のキャラクター。
 田んぼの中にビニールハウスがあります。トラックが止まっているので、農作業をしている方にお話を聞く事にします。
ビニールハウスでは何が作られているのか…?
ビニールハウスでは何が作られているのか…?
 こちらのご主人、朝からいんげんを収穫していました。いんげんを栽培するようになったきっかけは、減反政策でした。
「ここは“ざる田”なんです。分かりますか?」
 いえ、初めて伺いました。
「ざるみたいに、水の抜けが良い土地なんですよ。そこで減反政策があったもので、いんげんを育てる事にしたんです。」
マスクが本格仕様なのは、「薬剤などを散布する時用に使う事があるから」だそう。
マスクが本格仕様なのは、「薬剤などを散布する時用に使う事があるから」だそう。
 収穫したいんげんを見ると、大きいんです。
「15センチ以上あるかな。A級とかL級にあたります。」
 ここまで育てるのには苦労があるそうで、
「肥料などを工夫しないと、連作障害も出るので…。でも夏と秋の2回育てています。」
大きないんげん。立派に育っています。
大きないんげん。立派に育っています。
 いんげんの二期作をしているそうです。美味しいですか?
「やはりとれたては違いますよ。でもこのいんげんは東京の市場に行くんです。」
 質が良いという事なのでしょう。因みに育ち過ぎや傷がついた“規格外”を自宅で頂くそうで、「湯がいたり、おひたし…炒めても美味しいですね。」
このいんげんは、東京の市場へ…。
このいんげんは、東京の市場へ…。
 そんなご主人の楽しみの一つは、仕事の後の晩酌。
「焼酎のお湯割りですかね。でもそのまま寝ちゃうので、家族から『お風呂に入ってから寝たら?』って言われます。」

 この収穫時期は、息子さんが一緒に手伝ってくれているそう。
仕事の後の一杯はたまりません♪
仕事の後の一杯はたまりません♪
「息子が夜勤なもんで、けさ6時から収穫を手伝ってもらってます。」
 でも夜勤があるのに、朝から収穫って大変じゃないですか?
「ま、体力だけはありますから…。」
と謙遜する息子さん。
息子さんが収穫の手伝いに…。
息子さんが収穫の手伝いに…。
「いやぁ、頼もしいですよ。」
とお父さんも嬉しそうです。以前は兼業農家でしたが、御年72歳の今は専業農家で、コシヒカリといんげんを育てています。
息子さんに手伝ってもらって、嬉しそう…。
息子さんに手伝ってもらって、嬉しそう…。
 農家をやっていて良かった事を聞くと、
「そりゃ収入ですよ、生活かかってますもん。ただ農作業をやっていると健康にはなりますね。」
 低い所になるいんげんをしゃがんで何本も収穫。足腰も鍛えられます。
足腰にきつそうな作業が続く。
足腰にきつそうな作業が続く。
 介護関係の仕事をしている息子さんは、空いている時間で農作業のお手伝いをしています。体力的にはきついと思いますが、親孝行な息子さんです。
朝早いからこそ、美味しいいんげんが収穫できる。
朝早いからこそ、美味しいいんげんが収穫できる。
「飲食店の消費が落ち込むので、農作物の値段が上がらないんですよ。」
 農家の皆さんは、コロナ禍で影響を受けていると言います。それでも、
「ここら辺は赤留(あかる)っていう地区なんですが、その名の通り『明る』くやっていきますよ。」
 これからも美味しいいんげんをたくさん出荷してくださいね。
コロナ禍でも、いんげんはすくすく育っていますよ~。
コロナ禍でも、いんげんはすくすく育っていますよ~。
 一旦、町内の駅の一つ、JR只見線の会津高田駅から町中をぷらぷら歩いてみる事にします。
会津高田駅を起点に、再出発。
会津高田駅を起点に、再出発。
 暫く歩いていると、花に水をやっている女性がいます。
「草むしりをして、家の庭のセージをこっちに植え替えたところなんです。」
横断歩道の奥に、人影が…。
横断歩道の奥に、人影が…。
 後ろに見えているのは蔵だそう。ただ以前は人に貸して焼き鳥屋、その前はご主人のお父さんがラーメン店を営んでいたそうです。
「蔵の前より、家の庭の方が色々花が咲いているんですよ。」
と仰るので、蔵の向こうにあるご自宅へお邪魔させて頂きました。
以前は蔵を使って飲食店をやっていたという。
以前は蔵を使って飲食店をやっていたという。
 因みにこちらが元“店舗”の裏側。確かに蔵なんですよね。
 そしてご自宅側には、花桃の木をはじめ
裏に回ると、確かに蔵だ…。
裏に回ると、確かに蔵だ…。
色々な花が家の周りを彩っています。花を育てるのに大変な事を伺うと、
「雑草をとる事ですね。」
 …分かります、私も自宅の草むしりは、本当に骨が折れます。
綺麗な花が初夏の風に揺れる。
綺麗な花が初夏の風に揺れる。
「前は、雑草をとるのは主人の役目だったんですけどね…。」
 ご主人がご存命の頃は、大変な事はご主人がやってくれたそう。奥様にとっては、色々な意味で思い出の花壇なのです。
白い花はレースフラワー。思い出の花壇で可憐に咲く。
白い花はレースフラワー。思い出の花壇で可憐に咲く。
「あざみって紫が多いんですが、ピンクと白のあざみが売っていて、珍しいなと思って植えたんです。」
 花に詳しくない私でも、このお庭を見ているだけで楽しくなります。好きで花を育てているのが、伝わってきます。すると
「中に、孫がいるんですよ。テレビでも見てるかな?」
 声を掛けるとお孫さんが窓を開けて顔を出しますが…
白いあざみ。珍しいですよね。
白いあざみ。珍しいですよね。
 カメラを向けると窓を閉められました(^ ^;
 少々恥ずかしがり屋さんのよう。
窓ガラスの向こうから、見つめられます。
窓ガラスの向こうから、見つめられます。
 窓越しに興味津々なのは、弟さんの方。物怖じしないタイプなのでしょうか?
 このあと、お孫さんに素敵な“プレゼント”を貰う事になるのです。
(6月9日のブログにつづく)
弟さんはこちらに興味津々?
弟さんはこちらに興味津々?