2003.10.21
「秋の会津」こぼれ話その2
会津若松市の前篇です。
戊辰戦争で落城した鶴ヶ城が鎮座する会津若松市。白虎隊の19人が自刃した飯盛山(いいもりやま)は今も訪れる人が絶えません。お墓から歩いて1分、その19人が鶴ヶ城を望んだ場所があるのですが、そこから城を望むと……なな、なんと、某局のラジオ塔が思いっきりかぶっているではありませんか!!お立ち寄りの際は、少し斜に城を望んでください。
その飯盛山で運がよければ「白虎隊踊り」が見られます。これはすぐ近くのお土産屋さんの女性店員が、踊ってくれるのです。朝から白虎隊の格好をした店員さんは、お客さんが集まると自らテープレコーダーをセットして歌にあわせて踊ります。
「見てくれるお客さんの中には、泣いてくださる方がいるんですよ。そういう方が目に入ると、踊っている私たちの方がぐっと来ますね。『踊りを見せてくれて有難う』なんて声をかけられると、やってて良かったな〜ってつくづく思います。」
で、踊り終わるとテープを巻き戻し、お店の売り子さんになります。
「多い日では20回から30回踊りますよ。」
との事。バスの団体客が来た時が、踊りを見るチャンスです。
絵ろうそく作りも、全くの初めてでした。体験をさせてくれるのは、絵ろうそくの老舗「ほしばん」です(1人、1000円)。
絵ろうそくは600年の伝統があり、花を供えるように神棚や仏壇で灯します。ろうそくには、白い蝋にも映えるような鮮やかな色と繊細な筆遣いで花が描かれています。
「昔は染料を絵の具にしたのですが、今は色も豊富で安価なポスターカラーを使います。」
と、十代目の星さん。絵つけ体験の人は、何を描いても構いません。
「横の線は、腕を動かさないで、ろうそくを回しながら描くのがポイントです。」
との事。しかし蝋は塗料が染み込まないので、塗料を筆につけすぎるとやけに太い線を描いてしまう事になります。しかもろうそくの湾曲した面に絵を描くわけですから、やはり難しい!慎重に筆を落としていきます。
出来上がりは放送の通りですが、自分が描いた後に職人さんの作った絵ろうそくを見ると、技の素晴らしさを改めて実感できますよ。
「休み石茶屋」では、曲げわっぱにご飯と具を入れて蒸し上げる「輪箱飯(わっぱめし)」が食べられます。狙いはサービス価格の800円から食べる事が出来るお昼時!ただ、さすがにマツタケの入ったものは2500円です。
このお店は旅館もやっているのですが(って、旅館の方が古いのですが)、旅館で出る料理も味見させていただきました。その中の絶品が「もろこし豆腐」。とうもろこしを使った黄色い豆腐なんですが、甘くて美味しい!泊まる方は是非ご賞味あれ。
戊辰戦争で落城した鶴ヶ城が鎮座する会津若松市。白虎隊の19人が自刃した飯盛山(いいもりやま)は今も訪れる人が絶えません。お墓から歩いて1分、その19人が鶴ヶ城を望んだ場所があるのですが、そこから城を望むと……なな、なんと、某局のラジオ塔が思いっきりかぶっているではありませんか!!お立ち寄りの際は、少し斜に城を望んでください。
その飯盛山で運がよければ「白虎隊踊り」が見られます。これはすぐ近くのお土産屋さんの女性店員が、踊ってくれるのです。朝から白虎隊の格好をした店員さんは、お客さんが集まると自らテープレコーダーをセットして歌にあわせて踊ります。
「見てくれるお客さんの中には、泣いてくださる方がいるんですよ。そういう方が目に入ると、踊っている私たちの方がぐっと来ますね。『踊りを見せてくれて有難う』なんて声をかけられると、やってて良かったな〜ってつくづく思います。」
で、踊り終わるとテープを巻き戻し、お店の売り子さんになります。
「多い日では20回から30回踊りますよ。」
との事。バスの団体客が来た時が、踊りを見るチャンスです。
絵ろうそく作りも、全くの初めてでした。体験をさせてくれるのは、絵ろうそくの老舗「ほしばん」です(1人、1000円)。
絵ろうそくは600年の伝統があり、花を供えるように神棚や仏壇で灯します。ろうそくには、白い蝋にも映えるような鮮やかな色と繊細な筆遣いで花が描かれています。
「昔は染料を絵の具にしたのですが、今は色も豊富で安価なポスターカラーを使います。」
と、十代目の星さん。絵つけ体験の人は、何を描いても構いません。
「横の線は、腕を動かさないで、ろうそくを回しながら描くのがポイントです。」
との事。しかし蝋は塗料が染み込まないので、塗料を筆につけすぎるとやけに太い線を描いてしまう事になります。しかもろうそくの湾曲した面に絵を描くわけですから、やはり難しい!慎重に筆を落としていきます。
出来上がりは放送の通りですが、自分が描いた後に職人さんの作った絵ろうそくを見ると、技の素晴らしさを改めて実感できますよ。
「休み石茶屋」では、曲げわっぱにご飯と具を入れて蒸し上げる「輪箱飯(わっぱめし)」が食べられます。狙いはサービス価格の800円から食べる事が出来るお昼時!ただ、さすがにマツタケの入ったものは2500円です。
このお店は旅館もやっているのですが(って、旅館の方が古いのですが)、旅館で出る料理も味見させていただきました。その中の絶品が「もろこし豆腐」。とうもろこしを使った黄色い豆腐なんですが、甘くて美味しい!泊まる方は是非ご賞味あれ。
全文を読む