つながろう ふくしま

創エネ×省エネ 体感!再生可能エネルギー

  • 2012年9月20日(放送)
  • 学んだ児童
    いわき市立平一小(4年生80人)
  • 学んだ場所
    いわき市立中央台南中学校、平一小
  • 教えてくれた人
    いわき明星大学 東之弘教授、石川哲夫特任教授、大学生・大学院生のみなさん

福島県は、自然エネルギーの宝庫です。

福島県は自然エネルギー、再生可能エネルギーの宝庫です。この教育モデル校授業も、そんな福島県だからこそできたのかもしれません。小中学生に福島県内にある実際の施設を見てもらいながら進められています。この図は、福島県が作った福島県内の再生可能エネルギーマップです。太陽光、風力、地熱、水力、バイオマス、雪氷熱利用など、県内にはすでにたくさんの再生可能エネルギー施設ができて、運転しています。

太陽光、風力、バイオマスが増えている

そのなかで、ここ最近増えているのは、「太陽光発電」、「風力発電」、「バイオマス発電」です。福島県がまとめた報告書では、2002年度から2009年度までの7年間に、「太陽光発電」は5.0倍、「風力発電」は18.8倍、「バイオマス発電」は8.6倍になったと報告されています。

今回の特別授業は、県内では一番最初に地域で太陽光発電の実験が進められたいわき市が舞台になりました。

(出典:いわき市資料、いわき明星大学・東之弘教授)

学んだのは、いわき市立平一小の4年生、みんなはいわきニュータウンの中にある中央台南中学校を訪ねました。

いわきニュータウンでは、小中学校や高校、公民館の屋根などに、早くから太陽光パネルが設置されてきました。その中でも一番規模が大きいのが中央台南中学校です。

校舎の屋根に910枚、校庭脇の法面に700枚、2か所に設置された太陽光パネルの発電する力は240kw。これに周辺の公園などにあるパネルがつながれていて、310kwの発電能力があります。およそ300人分の電気を生み出す力です。


校庭わきの法面にある太陽光パネル

校舎の屋上にある太陽光パネル

太陽の光を浴びながらの授業

平一小では4年生が太陽光について学ぶなど、高学年の児童が、地球温暖化や将来のエネルギーについて学んでいます。

この日は、4年生が学んでいる太陽光発電のまとめの授業でもありました。

中央台南中学校では、法面のパネルについて、いわき明星大学教授の石川先生が、屋上のパネルについては、同じく東先生が、説明してくれました。

雲がしだいに晴れて、どんどん太陽の光が降り注ぐなかでの野外授業です。

児童からの質問:「太陽光発電は、発電を始めるまで時間がかかりますか」。

石川先生「すぐです。火力発電や原子力発電はボイラーで蒸気を作るまで時間がかかるけど、太陽光発電は、明るくなるとすぐ発電をはじめます。」ただし、夜や暗い時に発電できないのが、太陽光発電の弱点ですね。

実は平一小にも立派な太陽光発電パネルが、校舎の屋根に取り付けられています。ただ屋根一体型なので、すぐ近くで見ることができず、この日初めて、目の前で見た児童が多かったようです。

東先生:「1人分の電気を作るのに、だいたいこのパネルが6枚、4人家族なら24枚必要になります。太陽光発電は、今一番身近な再生可能エネルギーだけど、大きな電気を作るためには、とても広い場所が必要になるということも覚えておいて下さい。」

*中央台南中学校の屋上に設置されている太陽電池パネルは、2001年製の国産パネルで、1枚(モジュール)当たりの最大出力は、167W。ちなみに、後半に出てくる榛東ソーラーパークで使われた新しいタイプは、240wの出力があります。性能も日々良くなっているんですね。

太陽光発電とCO²削減

いわきニュータウン太陽光発電集中システム(中央台南中学など310kw)の発電による地球温暖化防止の効果

・CO²削減=195トン/年

・化石燃料の節約量=重油72600ℓ(18ℓの灯油缶で4000本分)

●太陽光発電は、燃料が太陽の光なので、発電する時にCO²(二酸化炭素)は出しません。パネルを作る時や運ぶ時に発生する分を入れても、CO²の発生量は、一番多いとされる石炭火力発電の約4%といわれています。

再生可能エネルギーは、地球温暖化の原因になるCO²をほとんど出さない

太陽光、風力、地熱、水力などの再生可能エネルギーは、発電する時にCO²を出しません。ただし、その発電施設を作ったり、資材を運んだりする時に、少しのCO²は出てしまいます。それでも、化石燃料を使って一番CO²が多く出るとされる発電「石炭火力」と比べてみると、

  太陽光 = 4/100

  風  力 = 3/100

  地  熱 = 1/100

  水  力 = 1/100

再生可能エネルギーは、繰り返し使える自然の力を利用するため、資源がなくなる心配がほとんどありません。そして地球温暖化の原因ともなるCO²(二酸化炭素)をほとんど出しません。

私も一緒に学んでいます! FCT大野智子アナウンサー

平一小の児童たちは、東先生への質問や、授業の感想も、一生懸命に答えてくれて、時間が足りなくなる程。意欲的に勉強している様子がよく分かりました。私も一緒にソーラーパネルに初めて触ってみました!表面はざらざらしているんですね。実際に触れてみて、どれくらいの大きさで、どれくらいの発電量かなど、私も一緒に体感!太陽光発電がますます身近に感じられました。

ソーラー発電は、どんどん増えている

今、全国各地で、太陽光発電がどんどん増えています。メガソーラーといわれる一か所で1000kw以上の発電をする大規模な発電所も次々と運転を始めています。ゴジてれChu!スタッフは、お隣の群馬県榛東村に今年(2012年)7月に完成した榛東ソーラーパークにも取材に行ってきました。出力は2.4Mw(2400kw)です。およそ740世帯分の電気を作り出します。

ソフトバンク榛東ソーラーパーク 群馬県榛東村



さらに、県内でも新しく建てられる住宅の屋根に、ソーラーパネルを設置する家が、とても多くなっています。これからは一般の家庭で使う電気は、自分の家で作る時代になっていくかもしれませんね。