つながろう ふくしま

創エネ×省エネ 体感!再生可能エネルギー

  • 2012年7月17日 放送
  • 学んだ児童
    柳津町立西山小学校(全校児童34人)
  • 学んだ場所
    柳津町立西山小学校体育館、柳津西山発電所PR館
  • 教えてくれた人
    いわき明星大学 東之弘教授、石川哲夫特任教授、大学院生のみなさん、柳津西山発電所PR館 安部恵理さん

地球の資源は使えばなくなってしまいます。

石油や石炭、天然ガスなど、地球から掘り出す化石燃料は、掘りだしてしまえば、なくなってしまいます。

一番多くあるといわれている石炭でも118年、それも地球上で使う量がふえていて、予想以上に減っています。

日本の国産エネルギーは、使う量のわずか4%です。

そして、日本には石油や石炭はほとんどありません。原子力を除けば、日本のエネルギー自給率は、わずか4%です。

これを1日の生活でみると、1時間使ったら、残りの23時間は、電気もガソリンの使えないということです。

小学生が大人になる頃には、石油も石炭もなくなる時代が来るかもしれません。


いわき明星大学 東之弘教授

だから、みなさん、今からどうすればいいかを考えて下さい、と東先生は語りかけました。

そして、エネルギーが足りなくなるなら新しいエネルギーを考えだしましょう、と太陽光、風力、地熱、小水力、バイオマスなどの再生可能エネルギーの話をしました。

もうひとつは、ムダ使いをしない「省エネ」も大事です、とつけ加えました。


東北電力 柳津西山地熱発電所

授業が行われた西山小学校の教室からは、柳津西山地熱発電所の冷却塔から立ち上るゆげが見えます。

この地熱発電所は、1台の発電機の出力としては日本で1番です。ここだけで、2万4000人分の電気を作っています。


柳津町立西山小学校の特別授業

この日の特別授業に参加したのは、柳津町立西山小学校の全校児童34人です。

授業では、電気は、ほとんどが熱エネルギーから作られていること。地熱発電は、地球の地下にある熱いマグマで熱せられた高温の蒸気を使っていることなどを、わかりやすく説明しました。


新エネルギーの体験

特別授業の後半は、自然エネルギーや、新しいエネルギーの体験です。

人の力で水素を発生させて電気を作ったり、温度の差を利用して電気を起こして風車を回したり車を走らせたり、大学院の学生さんもやさしく教えてくれました。


温度差発電で風車が回った

温度差を利用した発電装置では、冷たい実験器の上にみんなの手のひらを一斉に押し当てると、風車が回りだしました。

温度の差があるだけで電気が起きることを知り小学生たちも驚きの声を上げていました。


FCTの大野智子アナも一緒に学習

授業の最後には、柳津西山地熱発電所のPRを訪ね、あらためて「地熱発電」の仕組みなどの説明を聞きました。

ミニ解説(1) 地熱発電とは?


(出典:資源エネルギー庁資料)

火山や温泉などがある地熱地帯では、ほかの場所より浅いところに1千度前後のマグマだまりがあり、しみこんだ雨水などが熱せられて高温の蒸気のたまり場ができます。いわば大きな熱の貯蔵庫です。


(出典:資源エネルギー庁資料)

この貯えられた熱をエネルギー源として利用するのが地熱発電です。

地中の蒸気を井戸で地上の発電所に運び、直接タービンを回して発電します。

発電に使われた蒸気は、冷やされてまた地下に戻されます。

ミニ解説(2) 日本の地熱発電

●日本の地熱発電所は、東北と九州を中心に18か所あります。全部あわせた出力は、53.4万kwですから、大型の原子炉1基の半分ぐらいです。

●一番規模が大きいのは、八丁原地熱発電所(大分県:出力11万kw)ですが、ここは2基合計の出力です。1基だけなら柳津西山地熱発電所が国内最大です。

再生可能エネルギーは、温暖化の原因とされるCO2の排出量もとても少ない

●地熱発電で発生するCO2(二酸化炭素)は、もっとも多いとされる石炭火力発電の1〜2%といわれています。

*CO2(二酸化炭素)は、地球温暖化の原因のひとつとされています。地熱発電は、発電する時にはCO2を出しませんが、建設する時や運転のために出るCO2を含めると上のような割合になります。