つながろう ふくしま 猪苗代湖 環境保全活動

猪苗代湖の水質日本一復活をめざして、2010年夏に本格的に始まった水草回収活動が新たなプロジェクトとして動き出しました。

去年の秋、多くの皆さんの協力で湖畔から回収された大量の水草は、猪苗代町内の畑に集められ、そこで堆肥にすべく半年以上熟成されていました。

ことし新たに始動するプロジェクトは、その水草堆肥を使って畑で野菜を栽培しようという試みです。

湖の汚れにつながる栄養分をたくさん吸収した水草を、畑作物の肥料として還元するわけですから、軌道に乗れば、湖の浄化と有機農業への活用という、いわば一石二鳥の効果を上げる可能性があります。

5月11日、その最初の作業がありました。保管場所となっていた畑から、水草肥料を実験畑に運ぶ作業です。

猪苗代湖の自然を守る会代表の鬼多見賢さん、去年の水草回収活動を中心となって進めてきた清らかな湖・美しい猪苗代湖の水環境研究協議会会長の中村玄正日大工学部名誉教授などが顔をそろえ、運搬するトラックなどの機械は地元のロータリークラブの皆さんが全面的に協力してくれました。

水草肥料の中には、砂や貝やヒシなど、これが湖から運ばれたものである証しが残されていましたが、去年の秋には青々としていた水草は、すっかり枯れて肥料色に変わっていました。

運び込んだ先は、国道49号線沿いにある野口記念館の裏手にある小さな畑です。

ここが実験の場となるモデル畑。縦25m、横10mほどの面積に6列の畝を立てて、水草肥料に化学肥料や町で作っている有機肥料などを組み合わせ、10種類ほどの作物を育ててみようという試みです。

来週には運び込んだ水草肥料を畑にすき込み、今月中には苗を植えたり、種をまいたり、本格的な畑作りが始まります。

その一角を、「ゴジてれChu!」もお借りして番組スタッフが畑作りに挑戦する予定です。

猪苗代町は放射能の影響もほとんどなく、夏から秋にかけて野菜たちがどんなふうに育ってくれるか楽しみです。ゴジてれChuでもその様子をお伝えしていきますので、みなさん暖かく見守ってくださいね。

ちなみに猪苗代湖の水草回収活動とこの畑作りがどういう目的で行われ、どんな効果が期待できるのか、それを簡単に説明した看板も畑のそばに立てる予定ですので、みなさんも猪苗代町においでの際には、ぜひ立ち寄ってみてください。