つながろう ふくしま 猪苗代湖 環境保全活動

『猪苗代湖をきれいにしよう』プロジェクト

◆「猪苗代湖のボランティア清掃」に参加してきました

(2011年10月22日)

10月22日(土)、猪苗代湖の北岸、小黒川の河口周辺で、県民参加によるボランティア清掃がありました。岸辺に繁茂するヨシを刈り取った跡地の清掃活動です。FCTからも2名がボランティアで参加してきました。

このボランティア活動は、猪苗代湖・裏磐梯湖沼水環境保全対策推進協議会などの呼びかけで、去年まではヨシを刈り取る作業を行ってきましたが、今回は初めて、ヨシを刈った跡地のゴミ拾いとなりました。

この日は、あいにくの小雨、磐梯山の頂上も雲に隠れていましたが、一般の県民、地元団体、県内の企業などからおよそ180人が参加しました。

ヨシを刈った跡地は、直径1センチほどの切り株が一面を覆い、一見、ゴミが散乱しているようには見えません。主催者のあいさつと作業の説明の後、二手に分かれて作業を始めてみると、切り株の下の根の部分にゴミが隠れていました。ビン類、缶類、ペットボトル、ビニール、靴、時計、数え上げればその種類は相当なものです。なにげなく捨てられたもの、わざわざ運んできて捨てられたものもありそうです。積年のツケが、ヨシの切り株の下に隠されていました。

FCTボランティア隊は、後半、ヘドロ化し始めた水際に移動し、そこでの作業を手伝ったのですが、これが驚きです。小瓶が少しだけ顔を出していて、掘り出してみると、その下にまた別の異物が見えてきました。ビニール袋です。それを何とか引き出すと、その下にまた別のビニール…。

湖畔の植物帯や砂地には、湖水が流れ込み、生き物たちの棲みかとなり、自然の循環による浄化作用が形作られているはずです。何層にも噛みこんだビニール類は、水の循環を遮断してしまいます。ヨシの根が抱き込んだ人工的なゴミも、自然のフィルターを詰まらせてしまいます。

胴長を着て、少し沖合いで作業をしていた県環境センターの人たちは、流され浅瀬に滞留していた缶やペットボトルを回収してきます。ゴミは見えない所にまだまだあります。

刈った後のヨシ原のゴミ拾いは、観光で通り過ぎるだけでは目に入らない猪苗代湖の厳しい一面を、参加した人たちに垣間見せてくれました。

猪苗代湖の環境との関わりを深めるにつけ、楽観できない現実がそこにあることを知ることになります。湖の実態を知る人ほど、今の事態を深刻に受け止めています。

何十年も前のものと思われるゴミをヨシ原の下に見た時、長い時間、猪苗代湖は人間の営みの至らなさにじっと耐えていたんだと思わずにはいられません。

今、人の力がなければ、この湖は復活への道を歩めないかもしれません。幸いにも多くの人たちが湖の現状に目を向け、様々な保全活動の輪が広がりつつあります。微力ながらFCTも関わりを持ち続けたいと思っています。

参加したみなさん、お疲れさまでした。