つながろう ふくしま 猪苗代湖 環境保全活動

『猪苗代湖をきれいにしよう』プロジェクト

~猪苗代湖を守るために~

◆猪苗代湖岸ヨシ刈り県民ボランティアに参加してきましたⅡ

(2010年10月21日)

10月21日、今年も湖の北岸・小黒川河口周辺で、県民ボランティアによるヨシ刈り作業が行われました。

参加者はおよそ340人、企業や団体の人たちに混じって、40人ほどは個人で参加した人たちでした。FCTスタッフも2年ぶりに参加してきました。

作業の内容や感想は、2008年の体験記を参考にして下さい。

今回は写真を中心に紹介します。学生さんのような若い男性が、休む間もなく作業しているのが印象的でした。女性も頑張っていました。




みんなで刈り取ると、作業もはかどります。この写真は、始まる前と後を比べたものです。




湖のほうからは、「コーコー」という声が聞こえてきました。白鳥の鳴き声です。10月に入ると、白鳥がシベリアから渡ってきます。ヨシ刈りを始める前は、泣き声だけでしたが、刈り終わって湖の視界が開けると、ことし生まれたまだ体が灰色の幼鳥の姿も見えました。

ヨシを刈ったあとからは、カエルが懸命に居場所を求めて移動していました。植物の繁殖状況が変ると、虫や鳥や動物たちの環境も変り、新たなバランスが生まれてきます。

ヨシを定期的に刈ってやることは、湖の水質にとっては大事なことですが、また、新たな生き物たちへの配慮もしなければならないところが難しいところです。

今回の作業でも、ゴミの多さには辟易しました。ヨシを刈り取ったあとから、たくさんのゴミが顔を出してきます。深刻なのは、そのゴミを掘り出すと、その下からまた新たなゴミが出てくることです。

2年前のリポートでも書きましたが、かなりの厚みでゴミが体積している場所があるようです。




ヨシ原のすぐ脇の水辺には、汚れに強く、腐ると水質汚濁の原因にもなる「ヒシ」が大量に繁茂していました。ちょうど、枯れる時期なのでしょう。写真のように、あっという間に枯れて、溶けるようにしてなくなってしまうそうです。つまり、汚れ分を全部湖に戻してしまうということです。

猪苗代湖の水質に対して、湖岸の植物が与える影響は、今、大きくなりつつあります。今回の「ヨシ刈り」、ことし(2010年)の夏から始まった水草回収、さらに「ヒシ」の回収計画も具体化しつつあると聞きます。

こうしたひとつひとつの積み重ねが、必ず猪苗代湖の水質や環境の改善につながってくれると信じています。

(FCTスタッフ記)