つながろう ふくしま 猪苗代湖 環境保全活動

チーム・ふくしま


『猪苗代湖をきれいにしよう』プロジェクト

~猪苗代湖を守るために~

◆猪苗代湖岸ヨシ刈り県民ボランティアに参加してきました

(2008年10月23日)

猪苗代湖のヨシは、湖の汚れを吸収して、水をきれいにする働きがあるとされています。でも、そのままにしておくと、枯れて腐って、逆に水質悪化の原因にもなってしまいます。

このヨシも定期的に刈り取ってやりさえすれば、悪循環から抜け出し、水質浄化の善玉として働いてくれるはずです。猪苗代湖の北岸に群落を作っているヨシの刈り取り作業が、10月23日、県民ボランティアによって行われました。FCTはことし、「湖未来クラブ」に会員登録して、猪苗代湖をきれいにする活動に一役買っています。この日も、社員がボランティアでヨシ刈り作業に参加してきました。以下は、その報告記です。


ヨシ原

参加者はおよそ300人。自治体や企業のユニフォーム着た人が目立ちましたが、学生さんや個人で参加した人もちらほら。

「ここを5メートル巾で刈り取っていきます。」案内された所は、サイクリングロードから湖側に張り出した場所でした。

その湖岸に下りてみて実感したのは、「ヨシって大きい!」ということです。人の背丈の2倍、3メートル以上はありますね。

ヨシの株立ち
立つヨシ倒れこむヨシ

一列になって刈り取る人と、後ろでまとめる人に分かれて作業開始。次にわかったことは、枯れて倒れこんでいるヨシがたくさんあるということ。何年も前から、ここがヨシの生息場所になってきたんですね。足元は意外にふかふかしています。たぶん何十年分ものヨシが積み重なっているんでしょうね。

町から借りた鎌を使って、いざ刈り取ってみると、硬くはありません。竹のようなイメージを持っていたのですが、竹よりはススキに近いでしょうか。そんなに力を入れなくても刈り取れます。ひとしきりヨシ刈りに没頭。いつの間にか役割分担ができていて、わたしの後ろでは福大の学生さんが、刈ったヨシをまとめてくれていて、作業もスムーズに進みます。みんなでやれば、早いものです。30分ほどで予定した5メートルは完了です。

作業中
 
作業が終わったヨシ原
まるい穴

場所を変えて、もっと水際の方に移動してみました。この日は、ヨシを刈り取る班のほかに、ゴミを拾う班もあったのですが、その人たちが作業した後でしょうか、水辺の泥の中に、円形の跡がありました。なんだかわかりますか。

タイヤが埋まっていたようです。帰りがけにゴミの集積場所を見て驚きました。ずいぶんたくさん捨てられていたんですね。

たくさんの廃棄タイヤ
引っ張り出す

ほかにもこんなものが!と思うほど、ゴミ拾い班は、色々なものを掘り出していました。高さ3メートルのヨシの群落が覆い隠した猪苗代湖の岸辺には、見えないだけで、たくさんのものが埋もれているような気がしてなりません。

「猪苗代湖の自然を守る会」の鬼多見さんを見かけたので聞いてみたところ、「ここは、水面と同じ高さだったんだけど、何十年にも渡って積み重なってきたからね。」とのこと。実際にゴミ拾い班は、ヨシを刈った後の場所から、たくさんの過去の遺物を引っ張り出していたんです。その集積場所では、参加した人たちも足を止めて、複雑な表情を見せていました。

意外なゴミに見入る参加者
流れ込む水路

参加してみて感じたことは、猪苗代湖の水質は、水質日本一の座から転落したおととし、いきなり悪くなったのでないんだ、ということです。何十年にも渡って少しずつ悪化の原因が積み重ねられてきた、そういうことなんだ、ということです。

としたら、元のほんとにきれいだったころの湖に戻してやるには、やっぱり長い時間がかかるということですよね。ヨシ刈りは1時間もやると、結構、肩や背中が張って、辛くなりました。でも、みんなで刈り取った後を見ると、気分も良くなります。来年も参加しようと思っています。

刈り取り終えた吉原