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2019.06.05Take a walk with a camera in Koori Town 1

 今回の『ゴジてれChu!』の「ぶらカメ」のコーナーでは、桑折町(こおりまち)を巡ってきたロケを放送しました。そのこぼれ話です。ちょいと長いので、今回は放送前日の日付分も使って、3回に分けてご紹介致します。

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JR桑折駅。県内の東北本線の福島駅以北では、福島駅の次に出来た駅らしい。

 ロケ日の6月1日(土)午前9時前、JR桑折駅を起点に旅を始めようとしていると、親子でお出かけ風のお二人の姿。聞けばお母さんはお仕事で、女の子はお母さんが働く間、祖父母の家で過ごすとの事。女の子は祖父母の家に行くのが「楽しみ」との事でした。

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出勤&祖父母の家へ。いってらっしゃ~い。

 因みに桑折駅は、在来線と同じ高さで新幹線が走るのが見られる、ちょっと珍しい駅です。

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反対側のホームの奥に、在来線と同じ高さで新幹線が通過していく。

 その駅前に、早くも開店している酒屋さん「リカーショップ旭屋」があります。イメージとしては酒屋さんだと午前10時位から開店というイメージですが、どうして朝早くから営業しているのでしょう?休日朝酒する人への対応でしょうか?←私のような飲んべえには助かる??うぷぷ。

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駅前に、午前9時には開店している酒屋さんが…。

 しかも看板には「『心の旅』してますか!」と、何とも詩的な表現が織り込まれているではありませんか。心の旅、してないな~…。心の旅って、この店の方はどういう事を「心の旅」と表現したのでしょうか?しかも映っているのは、焼酎「銀座のすずめ」。銀座??そして美味しい?←飲んべえ的発想。
 早速お店の方に聞いてみましょう。

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「心の旅」していますか?…惹かれる看板だ。

 中に入ると、
「いらっしゃいませ。あれ?テレビに出ている…?」
とご主人の反応が。ロケの趣旨を伝えると、取材OKの許可を頂きました。ご主人の佐藤克巳さんに話を伺うと、何でも開店時刻は
「朝7時頃からは開けていますよ。」
との事。で、店内を見回してみると…

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ご主人の佐藤克巳さんが、看板をデザインしたという。

おつまみが売っているほかに…

カップ麺などのインスタント食に…

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おつまみも…。値札シールが懐かしい。

お菓子まで揃っています。そう、ここは駅前のコンビニ的役割を果たすお店、そこで通勤通学客向けに朝からお店を開いているのだそうです。合点が行きました。
 こちらの店は桑折駅が出来てから、初代が明治時代に店を開いたそうで、佐藤さんで4代目になるそうです。店内には大正時代の店の看板が飾られています。「キリンビール」と右から書いてあるあたり、時代を感じます。
「この駅は、福島以北の東北本線では、県内で福島駅の次に出来たんですよ。」

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お菓子まで。そう、ここは駅前のコンビニでもあるのだ。

 桑折町は半田銀山から銀などを採掘していた事もあり、栄えていたのかも知れませんし、採掘したものの運搬にも鉄道の駅が必要だったのかも知れません。しかも歴史的には奥州街道と羽州街道の追分(分岐点)があり、交通の要衝でもありました。そう言えば外の看板の下には「ようこそ街道の町桑折へ!」の文字もありましたっけ。

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店の近くにある追分。奥州・羽州街道の分岐点だ。

 ご主人にその看板について伺うと、
「近くの知人のログハウスの前に、私のバイクを持って行って、撮って来たんですよ。」
 焼酎の載ったテーブルはご自身で作ったそうで、結構DIYするそうです。そして写真の焼酎「銀座のすずめ」は大分の麦焼酎で、美味しいので取り寄せているそうです。更に
「地元桑折の酒も、お勧めですよ。」

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まさに「看板」商品の、「銀座のすずめ」。

 こちら純米吟醸酒『辛口 桑折』は地元桑折で育てた県の酒米「夢の香」を使い、半田山の下の岩盤を貫いて汲みだした「香村金剛水」を使った、まさに桑折にこだわった酒だそう。ディレクターに「飲んでみます?」と言われましたが……、飲まない訳ないじゃないですか!
 まずは焼酎「銀座のすずめ 琥珀」を…。まさに琥珀色をしていて、香り豊かで美~味しい&飲みやすい!
 続いて「辛口 桑折」を。口に含むと甘い香りが広がりますが、酸味もあるので、後味はすっきりしています。

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地酒もお勧めだそう。

 さて外の看板の下には、看板に映っていたバイクとは別のバイクが置いてありました。聞くと、イタリアはドゥカティ社のバイクだそうです。排気量は900cc!
「看板に映っている2台を売って、手に入れたんです。」
 しかも50台だけ生産された内の1台だそうで、シリアルナンバーが「15」と刻まれています。奥様には70万円で買ったと言っていますが、まさか70万円では買えないでしょう。奥様もバイクに関してだけは諦め顔です。運転して頂けないかとお願いすると、佐藤さん快諾。しかし店の中へ消えていきます。

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バイクには、 15/50 の刻印が見える。

 お~~っと、ライダー姿に変身!
 跨ってエンジンを掛けると、結構重い、身体に響く音がドゥルンドッドッド、ドゥルンドッドッドと響きます。このエンジンもわざわざカスタマイズしたそうで、
「この音が良いんですよ。」
とこだわりを感じます。このあと色々詳しく説明頂いたのですが、ほぼ分かりませんでした(佐藤さん、バイクど素人でごめんなさい)。
 そして…

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ライダー姿のご主人。

 まさに風を切るように、店の前を走り抜けていきます!


 佐藤さん、格好良い!!

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愛車に跨ると…

 スキーで出会ったというアクティブな佐藤さんご夫妻、奥様も嘗て後ろに乗った事があるそうですが、
「(乗った時に)子どもが小さかったので、『このまま死ねないな~』と思って、以来乗っていません。」
 この時の思い出をご主人に聞くと、
「カーブで(バイクが)傾くでしょ、そうすると恐怖で締められるのね…」
 ご主人に回した奥様の腕が、ぎゅーっとご主人を締め付ける、という訳です。

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エンジン音を轟かせ、颯爽と走り抜ける。

「…これが良いのよ。」
 わぉ!これぞライダーでしか味わえない幸せ。素敵なエピソードでした。
 なおこちらの店の前には、瓶に蓋をする機械(今でも使えるそうです)が置いてあるなど、歴史を感じるお宝が沢山。看板の「心の旅」とは、ご主人曰く

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バイクでご夫婦の絆が深まったのかも…。

「お酒を飲んで夢を馳せる、というのが『心の旅』かな~」
 そういう心の旅なら、私も毎晩一人で旅しています(^-^;
 今の店主は息子さんですが、この日福島市で行われていた「東北絆まつり2019」に、桑折バーガーの出店でお出かけ中でした。(つづく)

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入り口では、瓶に王冠をはめ込む機械も見られる。

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