濃厚スープ、旨みの層、肉厚チャーシュー…全国の美味ラーメンが福島市に集結！「ふくしまラーメンワールド」6日まで

Chu! PRESS

2024.05.04

宮崎県にある「らーめん椛」の「呼び戻し濃厚とんこつらーめん」。

宮崎県産の豚骨と水だけを高火力で炊き、「呼び戻し」という技法でバランスをみながら、新しいスープをつぎ足して作る。1回で1日分作るのとは違い、何層にも旨みが重なったコクや深みがあるスープに。宮崎の醤油をベースにした、香りの良いとんこつラーメンだ。
小麦の香りが強い細麺。スープで炊いた豚バラチャーシューは、肉厚で食べ応えがある。

今回のイベントには、宮崎の店を休みにしてスタッフ総出で参戦！午前3時まで仕込み、再び午前6時から準備しているという労力の賜物…ぜひ味わっておきたい。

味噌の良い香りが立ち上る

そして、北海道にある「麺処赤兎馬」の「札幌味噌ラーメン絶品チャーシュー」。

「『味噌』を味わってほしい」との思いから、選び抜いた北海道の白みそと赤みそをブレンド。さらに、ショウガなど数種類の調味料が、味噌の旨みを引きててている。

コクがある濃厚なスープは、数種類のとんこつを強火で長時間炊き、和風出汁をプラスしたもの。注目すべきは、職人が手作りで仕込む特製バラチャーシュー！やわらかくてトロトロで、歯ごたえ抜群の中太ちぢれ麺ともよく合う。

食材の多さが、旨みの層に

ラーメン激戦区の東京からは、行列のできる塩ラーメン専門店「ひるがお」がエントリー。

塩だれは、干ししいたけ、ミネラル豊富でまろやかなベトナムの塩「カンホア」、老舗の白醤油などを合わせて仕上げる。昆布に豚骨、鶏ガラ、貝柱、宗田節などを加えてじっくり煮込んだスープは、あらゆる食材の旨みの層が押し寄せてくる究極の味わいに。それが「ひるがお塩ラーメン贅沢仕立て」だ。

北海道小麦を使ったのどごしの良い細麺、それを覆い尽くすほどの2種類のチャーシュー。大判のロース肉と豚バラのチャーシューで、食べ応えのある一杯に。

福島市の国道13号沿いにある

北海道から九州まで、全国のこだわりぬかれたラーメン店が7つ集結しているのは、「ふくしまラーメンワールド」。福島市の「福島トヨタクラウンアリーナ」の駐車場で、5月1日から6日まで開催している。

ブラックペッパーがアクセント

今回は、能登半島地震からの復興を願って「ラーメンで北陸を応援しよう！」と、北陸エリアから2店舗が出店。

1つめは、富山県にある「ガッツリ！えびすこ」の「伝説の富山ブラック」だ。

鶏と煮干しを4時間ほどじっくり炊いて、旨みを引き出したスープ。ベースには、チャーシューを濃口醤油で煮たタレを使っている。

硬めに茹でた中太麺の上には、肩ロースのチャーシューがたくさん！そこにブラックペッパーがガツンときいた、富山のソウルフードだ。

濃厚な味噌と香ばしい豚バラ肉のハーモニー

2つめは、石川県にある「金沢麺達兼六会神仙」の「濃厚味噌『炎・炙』肉盛りそば〜金沢百年味噌2024バージョン」。

加賀藩主の前田利家公の時代から受け継がれる、木樽仕込みの伝統の加賀味噌を使用。さらなる進化を求めて、秘伝の出汁もブレンドしている。上品な香り、強烈なコク、濃厚な味わいが魅力だ。

馬鈴薯入りの国産小麦を使った中太のちぢれ麺は、モチモチ。国産の豚バラ肉は、その旨みを最大限に引き出すために、大きさや厚みにこだわっている。香ばしく炙って麺の上に…食欲を刺激する一杯の完成だ。

ハマグリの出汁は、鶏白湯と相性抜群！

続いて、大阪府にある「麺や鳥の鶏次」の「超濃厚鳥塩パイタンとハマグリダシの炙り肉盛りそば」。

徳島県産の鶏と水だけで丁寧に8時間以上炊いた濃厚でクリーミーなスープに、ハマグリの出汁で旨みをプラス。沖縄の塩や昆布などで作った自家製のかえしが、スープの奥行きを深めている。

つるっとした中太の平打ち麺。しっとりと炊き上げた豚バラ肉を炙って、ダイナミックにのせると…香ばしさと余韻を感じる一杯に。

トリュフは、少しずつスープに溶かして

福島県からは、県内の若手ラーメン店主が結成した「福島ラーメン組っ！獅子奮迅隊」が出店。特製の「松川浦産あおさと福島三大鶏のトリュフ香る極上鶏塩ラーメン」を提供している。

会津地鶏、川俣シャモ、伊達鶏といった福島三大鶏を、弱火でじっくり8時間ほどかけて炊く。芳香な香りとコクのあるスープに、加盟店舗の塩だれをブレンド。そこに福島三大鶏の鶏油（チーユ）が旨みを加えている。

北海道産の小麦を使った細麺は、なめらか食感。注目すべきは、実は相性抜群の松川浦産のあおさのりと山の幸のトリュフ！県内産の醤油で煮込んだ国産肩ロースのチャーシューもあり、さまざまなトッピングを楽しめるのも醍醐味だ。

どれを食べようか、迷っちゃう…！

いずれのラーメンも、全店共通のチケット制。ズラリと並んだラーメンブースの向かい側にある券売機で購入できる。ラーメンのほか、ポテトや唐揚げなどの屋台メニューも。

会場では「全国スイーツマルシェ」を同時開催していて、大阪から来た「マダガスカルプリン」など福島初上陸のスイーツもたくさん集まっている。

さらに、「食べて運動して健康に！」ということで、アリーナの中では卓球やバドミントンなどのスポーツを気軽に楽しめるエリアも。体育館シューズを持参して運動して、お腹を空かせてからラーメンをいただくのも良いかも!?

混雑が予想されるため、臨時駐車場をチェック！

会場脇の駐車場には限りがあるため、4つ設けている臨時駐車場や公共交通機関の利用をおすすめしたい。福島駅西口から、会場直通の臨時バスも運行している。

全国の個性豊かなラーメンが一堂に！「ふくしまラーメンワールド」は入場無料で、6日までの開催。お見逃しなく！

Chu!PRESS編集部

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