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放送番組審議会

第397回 2017年12月18日 (月)

『飲んで、笑って、思いだして~居酒屋でこぼれた本音~』

 福島中央テレビ(FCT)の第397回放送番組審議会は、12月18日、郡山市のホテルハマツで開かれ、2017年10月28日に放送した「飲んで、笑って、思いだして~居酒屋でこぼれた本音~」について意見を交換しました。

【番組内容】

 この番組は、いわき市の復興飲食店街「夜明け市場」の一角に店を構える居酒屋「魚菜亭(ぎょさいてい)」の半年間を定点観測したドキュメンタリーです。
 店内にはカウンター5席とテーブル席が2つ。広いとは言えない店には、毎日多くの人が訪れ、常にぎゅうぎゅうの満員状態。訪れる客は口をそろえてこう言います「マスターに会いたいから―」。
 客の中には復興従事者やいわき市内に避難している人たちが多く、店主の北郷(きたごう)さんもいわき市久ノ浜で被災。客たちの話は他愛もない内容から、悩みや辛い記憶まで様々。福島に生きる人々の記憶の中には、いまも震災があります。
 半年間の密着の中でこぼれた本音、インタビューの向こう側、心の奥底を伝えました。

番組を視聴した委員からは、
  • 「店主の人柄が的確に描写されていた」
  • 「賑やかな映像だったにもかかわらず、見終わった後は穏やかな気持ちになった」
  • 「人生を丁寧に紹介していて、制作者の力量を感じた」
  • 「全体の流れや、制作者の意図するところが分りやすかった」
  • 「お客さんの自然な表情は、番組制作者の方々との信頼関係があってこそだと感じた」
  • 「温かみのある女性のナレーションも視聴者の気持ちを穏やかにさせて良かった」
  • 「どんな番組ができるかはその日の客次第という企画で、冒険的な試みだと感じたが、思わず本音がこぼれてしまう居酒屋を取材の場として選んだことは正解だったと思う」
  • 「押し付けがましいことを求めない作り手の姿勢も良かった」
  • 「見る人に、足を運んでみたいと思わせる内容で、家族を連れていきたくなる店というのも納得ができた」
  • 「狭い店内でのカメラワークは非常に大変だったと思うが、むんむんとした雰囲気が伝わってきてよかった」
  • 「タイトルと内容が合致していて良かった」
  • 「8.3%の高い視聴率にも納得ができた」

など称賛の声があった一方

  • 「震災・原発事故のバブルに乗っている店とも見えてしまい、視聴者がどのような感想を持ったかが気になった」
  • 「映像がぶれ気味だったり、カメラワークが今一つだったりした」
  • 「番組の導入で映像を早送りしていたが、何か意図があったものか気になった」
  • 「登場人物の詳細な描写がほしかった」
  • 「(職場について)『イチエフ(東京電力福島第一原子力発電所のこと)です』と話した客が『仕事のことは話したくない』と語ったことが気になり、背景を知りたくなった」
  • 「ディレクターの努力のあとは感じられるが、内容が薄く感じた」
  • 「夜明け市場の成り立ちや背景を紹介したら、より深まったのではないか」
  • 「シリーズ化や全国放送も検討して欲しい」

などの意見・要望も出されました。

審議会の出席委員は次の通りです。(敬称略)
早川博明、庄司秀樹、菅野篤、目黒留美子、筒井雄二、
村田和子、増子稔夫、難波めぐみ