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放送番組審議会

第391回 2017年05月23日 (火)

『ゴジてれChu!特別版「東日本大震災6年 ~未来へツナグストーリー~」』

 福島中央テレビ(FCT)の第391回放送番組審議会は、5月23日、郡山市の福島中央テレビ本社で開かれ、震災から6年目の2017年3月11日に放送したゴジてれChu!特別版「東日本大震災6年 ~未来へツナグストーリー~」について意見を交換しました。

【番組内容】

 番組は、東日本大震災の発生から6年目の3月11日に放送した特別番組で、原発事故に伴う避難指示が解除される富岡町と浪江町から生中継し、ふるさと再生への願いと、希望を未来へつなごうと福島で生きる人々のストーリーを届けました。
 放送当日は午前11時40分から110分番組として放送いたしましたが、審議会では午後0時45分ごろから放送の「大熊町の卓球3きょうだいの成長ストーリー」「原発事故で廃部となった母校の野球部を復活させようと誓った元高校球児たち」「きぼう この日6歳の誕生日を迎えたお子さんと当日に生まれた赤ちゃんの紹介」の3つのコーナーについて意見を交わしました。

番組を視聴した委員からは、
  • 「明るい希望を与えてくれる良い番組だった」
  • 「取材対象の選定や構成には工夫が見られ、制作者の思い描いた構想そのものは妥当と感じた」
  • 「中継に臨場感があり、ドローンを使った撮影を通して復興が始まる過程であることをよく理解できた」
  • 「子どもの成長を卓球台の高さとの比較で描いた部分は巧い表現だった」
  • 「若い世代が頼もしく育っている様子が嬉しかった」
  • 「涙を流す記者を番組MCのアナウンサーがフォローしていたが、報道のプロとして心温まる発言であり良いフォローであった」
  • 「スポーツが震災・原発事故を乗り越えていく力になるという視点が新しかった」
  • 「真新しいランドセルを背負って大きな声で返事する姿からは、素直に未来への可能性を感じることができた」

など称賛の声があった一方

  • 「タイトルの『ツナグ』がどうしてカタカタでなければならなかったのかは理解できなかった」
  • 「取材する側が取材対象者でもあるスタイルに違和感があった」
  • 「生出演した記者が涙を流したが、情報を提示する側が感情をあからさまに表に出すのはどうかと感じた」
  • 「震災で避難を余儀なくされた記者に同情はするものの、担当として取材を広げる努力は必要で、記者の周辺のみでなく、もう少し広い視点で捉えてもよかったのではないか」
  • 「震災・原発事故とそれぞれのストーリーとを結びつける必要があったか、震災から6年余りが経ちメディアの在り方が問われていると思う」
  • 「当時生まれた子どもの成長を通して震災から何年経ったと表現するのは安易な気がする」
  • 「取材者が被災の当事者である場合には、第三者を交えて客観的な視点を持つことも必要だと思う」
  • 「今後も多くの人々の想いを丁寧に取材し報道して、福島県の未来を作っていくような番組作りを願いたい」

などの意見・要望も出されました。

審議会の出席委員は次の通りです。(敬称略)
石田宏壽、筒井雄二、庄司秀樹、早川博明
目黒留美子、菅野篤、村田和子、増子稔夫