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放送番組審議会

第388回 2017年02月22日 (水)

『未来を拓いた「一本の水路」~安積疏水がもたらした恵み~』

 福島中央テレビ(FCT)の第388回放送番組審議会は、2月22日、郡山市の福島中央テレビ本社で開かれ、2016年12月11日に放送した『未来を拓いた「一本の水路」~安積疏水がもたらした恵み~』について意見を交換しました。

【番組内容】

 この番組は、2016年4月に文化庁から日本遺産の認定を受けた「安積開拓」や「安積疏水」にまつわるストーリーを取り上げたもの。
 荒れ果てた大地を切り拓いた「安積開拓」と、当時憧れの湖だった猪苗代湖から水を引いた「安積疏水」。外国の最新技術の導入や、地域の垣根を超え全国から結集した人・モノ・技を駆使しながら、度重なる困難を乗り越えて完成したこの事業は、猪苗代湖の水を治め、米や鯉など食文化を一層豊かにし、さらには水力発電による紡績等の新たな産業の発展をもたらしました。
 番組では、開拓者の子孫や関係者の証言をもとに、改めてその道のりを紹介しました。

番組を視聴した委員からは、
  • 「福島県民に、改めて地域の歴史的魅力や特色を発信した素晴らしい企画だと思う」
  • 「堅くなりがちな歴史をわかりやすく伝える十分な配慮がなされ、親近感を持って視聴することができた」
  • 「30分の短い時間に偉人たちの偉業の歴史が上手にまとめられており、高く評価できる」
  • 「改めて安積開拓・安積疏水の歴史に触れ、百数十年間の郡山市の発展に驚いた」
  • 「夕暮れの輝く湖面の映像が美しく何度も見返すほどだった」
  • 「今につながる歴史遺産に光を当て、後世に伝えていく責任についても考えさせられた」
  • 「親しみやすい語り口のリポート、ナレーションに好感が持てた」
  • 「物語にまつわる人たちのインタビューなど、関係者の想いも盛り込まれていて良かった」
  • 「あまり知られていない歴史的事実にも光を与えていて、意義のある番組」
  • 「郡山市のみの話に偏らないよう配慮した姿勢は非常に素晴らしい」
  • 「CMも番組内容に合致していて好感が持てた」

など称賛の声があった一方

  • 「視聴しやすさの反面、安積開拓の苦労や困難が軽く扱われた気がして、誤解を与えないかが気になった」
  • 「歴史の経緯が簡略化されていた点が気になった」
  • 「空撮やサクラの映像など、一部に古さを感じる映像が使われていて違和感があった」
  • 「日本遺産申請にあたり自治体が文化庁に提出した資料をもとにした表現がいくつか使われていたが、言葉を咀嚼し解説を施したほうが分りやすかったと思う」
  • 「ナレーションの演出が過剰に感じられた」
  • 「猪苗代湖に流した笹船が安積疏水の水路を流れていく演出には無理があったように思う」
  • 「後半の『恵み』に関する部分は、移住者を排除せず誰でも受け入れる郡山市民の気質などを取り上げても良かったと思う」
  • 「視点を変えれば、新たな歴史が見つかるかもしれないので、今後も継続して取り組んでもらいたい」

などの意見・要望も出されました。

審議会の出席委員は次の通りです。(敬称略)
石田宏壽、筒井雄二、庄司秀樹、佐藤裕之、 早川博明、目黒留美子、菅野篤、村田和子