避難区域の再編に備え
2012年03月31日 20:06
政府は原発事故による新たな避難区域を発表しました。
警戒区域が解除される川内村や田村市では今まであったバリケードを移動させるなどあすからの再編に備えています。
遊佐 広幸記者「こちちらは川内村の福島第一原発から20キロの地点です。警戒区域の解除が目前に迫りバリケードも撤去されています。現在は警察官による検問が続いています。」
川内村の警戒区域は4月から「居住制限区域」と「避難指示解除準備区域」に再編され自宅への行き来ができるようになります。
しかし避難している人からは不安の声も聞かれます。
▼避難している川内村民
まだまだだなあ、やっぱりな。ちゃんと除染でも終わって、(放射線量)が低くなんなければ帰りたくない、やっぱりうちも心配だけどな。]
▼「帰れるのはうれしいんですけど。やっぱり周りの町とか帰れないんで複雑な感じです。」
一方南相馬市は4月16日に警戒区域が解除され帰還困難区域も含めた3つの区域に再編されます。
今夜、詳細を発表 川内村、田村市、南相馬市警戒区域解除へ
2012年03月30日 19:31
政府は今夜、福島第一原発の事故を受けて指定していた避難区域の見直しを発表します。
川内村や田村市、南相馬市については、警戒区域の指定を解除し、新たな区域の設定をする方針です。
福島第一原発から20キロの地域は、現在、警戒区域に指定されています。
政府は、原発からの距離ではなく、放射線量を基準として避難区域を3つの区分に設定し直す方針をこれまでに示していて、今回の見直しは、その第一段階となります。
今回、見直されるのは、川内村、田村市、南相馬市の3つの自治体で、年間の被ばく量が20ミリシーベルト以下と予測される地域は「避難指示解除準備区域」として、除染やインフラの復旧を終え次第、住民のできるだけ早い帰還を目指します。
また、20ミリシーベルトを超えると予想される地域は「居住制限区域」として、引き続き避難を指示しながら除染に取り組む方針で、政府は今夜、見直しの詳細を発表します。
楢葉町 4月中の警戒区域解除で国と調整
2012年03月30日 19:30
町のほとんどが警戒区域となっている楢葉町は、ゴールデンウィーク前の4月中に警戒区域を解除する方向で、国と最終調整に入りました。
きょうは、福島復興局の担当者と楢葉町の担当者らが、避難区域の見直しについて協議しました。
この中で楢葉町は、国が事前に町民への賠償や防犯対策などの方向性を示すことを条件に、来月15日から27日の間で警戒区域の解除を受け入れる意向を示し、国もその方向で最終的な調整をすると答えました。
楢葉町の警戒区域はすべてが「避難指示解除準備区域」になる見通しで、町では、来月の11日から13日にかけて、警戒区域の解除に伴う住民説明会を開くことにしています。
広野町 町独自の“避難指示”あす解除
2012年03月30日 19:29
去年、緊急時避難準備区域が解除された広野町は、あす、町が独自に出している「避難指示」を解除します。
広野町は、去年の緊急時避難準備区域の解除にあわせて、今月から町役場をもとに戻し、町内の本格的な除染を進めています。
しかし、およそ5,300人の町民のうち、まだ260人ほどしか町内に戻らず、町の復興は思うように進んでいません。
広野町の山田基星町長は、きょうの会見で、原発事故のあと去年3月13日に町が独自で出していた「避難指示」を、あす、解除すると発表しました。
*広野町・山田基星町長
「昨年、私が発令いたしました避難指示を明日、3月31日をもって解除することといたしました」
山田町長は、来年度中(平成24年度)には「帰町宣言」を出したいとしています。
切ったり砕いたりせず… 放射性物質の測定そのままの形で測る
2012年03月30日 19:28
食品に含まれる放射性物質の量を測るときに、切ったり砕いたりせず、そのままの形で測定できる機械を東北大学の教授が開発しました。
福島市の放射線対策アドバイザーでもある、東北大学の石井慶造教授が開発した測定器。
*東北大学・石井慶造教授
「そのままはかって、そのまま食卓にもっていける。例えば、りんごだったら皮ごとはかれる」
従来のように検体を細かくすることなく、そのまま容器に入れるだけといいます。
りんごの場合、およそ4キログラム以上を一度に測ることができます。
測定時間も大幅に短縮され、これまで30分以上かかっていたものがわずか5分程度に縮まりました。
検出限界は10ベクレルで、今までと変わらない精度で検出できるということです。
実用化には費用などのハードルがあり、まだ開発段階だというこの機械ですが、今月から、福島市内を流通する一部の野菜の測定に利用されています。
開発した石井教授は「将来的には、鮮度を重視する漁港のような場所でも使われたら」と話していました。
大熊町 「復興計画素案」を発送
2012年03月30日 19:27
大熊町は、今後10年間の町の道筋を示した復興計画の「素案」を、きょう住民に向けて発送しました。
政府は、年間の被ばく線量が50ミリシーベルトを超える地域を「帰還困難区域」とするなど、3つの区分に警戒区域を再編する予定で、大熊町は、人口のおよそ95パーセントを占める地域が「帰還困難区域」に指定される見通しです。
町がきょう発送した復興計画の「素案」は、今後10年間の町の方向性を住民に示すもので、子どもや高齢者がいるかや、生活の拠点をどこに設けるかなどで世帯を分け、支援策を示しています。
渡辺町長は、賠償額の差や防犯上の観点から町の全域を「帰還困難区域」に指定するように求める考えを示していて、来月下旬にも町民の意向を聞くアンケートを予定しています。
100ベクレル超11年産米 政府が全量買い上げへ
2012年03月30日 12:01
放射性物質が1キログラムあたり100ベクレルを超えた去年のコメについて、政府は、JAなどを通じて全て買い上げると発表しました。
政府が買い上げるのは、去年の県の調査で、放射性セシウムが1キログラム当たり100ベクレルを超えたコメの地域で、福島市などの13市町村の、62の旧市町村区域が対象となります。
これまでは500ベクレルを超えたコメを対象としていましたが、新しい食品の規制値導入に合わせ、流通から隔離するため買い上げます。
具体的には、政府とJAなどが設立した団体が、コシヒカリの場合60キロ当たり1万2,500円で買い上げ、対象となる県内の3万7,000トンの総額はおよそ80億円になる見込みです。
買い上げられたコメは、順次焼却処分されます。
福島市では19度前後 ぽかぽか陽気に
2012年03月30日 12:00
きょうは晴れて暖かくなり、ところによっては4月下旬並の陽気になりそうです。
けさは浜通りの一部を除いて晴れたところが多く、最低気温は小名浜で7.2度、福島市で6.1度となりました。
郡山市にある富岡町の人たちの仮設住宅でも、春の陽気に誘われ、花の手入れをする人や外で遊ぶ子どもの姿が見られました。
*仮設住宅の住民インタビュー
「二日、三日あったかいからね。(今日も?)今日もあったかいし」
「あったかい」
気温はグングン上がり、日中の最高気温は福島市で19度、いわきや郡山は17度と、この春一番の暖かさになりそうです。
ただ、この陽気は長続きせず、あすの午後には風や雨が強まるとみられています。






2月の県内の有効求人倍率は、震災復旧関連の求人が大幅に増えたことから、4か月連続で全国平均を上回りました。