避難の飯舘村住民に… 野菜作りの農園に「納屋」建設
2011年10月05日 19:50
飯舘村からは、相馬市に避難している人もいます。
住民たちが野菜作りに取り組む農園に、きょう、農機具などを保管する納屋が建てられました。
きょう完成したこちらの納屋、名前は「いっぷく小屋」。
納屋のベンチで「いっぷく」するという意味が込められています。
この農園では、仮設住宅で暮らす飯舘村の住民たちが野菜作りに取り組んでいます。
納屋は、農機具や取れたての野菜の漬物を保管しようと、東京のNPO団体のはたらきで建てられました。
*飯舘村の住民インタビュー
「すごく嬉しいです。仮設住宅に住んでると今まで飯舘に住んでたみたいに隣近所と遊んで歩くなんてことはあんまりできないんで。こういうところに来るとみんなとおおっぴらに話もできて、すごく楽しいです」
「みなさんとこうして顔を合わせて農作業するのは心のケアになってよかったなと。立派な建物までたてていただいて本当にありがたいと思ってます」
相馬市ではじめてつくられた「飯舘村の野菜」は、まもなく収穫の時期を迎えるということです。
いわき市志田名地区の住民 農地の除染などを市に要望
2011年10月05日 19:49
いわき市の比較的放射線量が高い地域、志田名地区の住民らが、きょう、農地の除染などを市に要望しました。
要望書を提出したのは、いわき市川前町の志田名地区の住民グループです。
きょうは、住民グループの代表、酒井忠平さんらが市役所を訪れ、伊東正晃副市長に、要望書と集落の放射線量をまとめた放射能汚染地図を提出しました。
要望では、農地の除染や、放射能汚染から地域を再生するためのモデル地区に指定することなどを求めています。
*いわき市・伊東正晃副市長インタビュー
「農地もいずれ、集中的に、汚染度が高いところが出てくれば、そこの除染をやるようになりますので、それが結果的に、いわき市の中のモデルになる可能性はあると思っております」
*志田名地区の住民グループ代表・酒井忠平さんインタビュー
「(汚染)土壌の除染が最優先です。次の世代に土地を継がせるためには、いまの汚染状況が続くと後継者が出来ず、集落が崩壊してしまう」
志田名地区は、住民の測定では最大で1時間あたり3マイクロシーベルトを超える場所がある、比較的放射線量が高い地域です。
専門家の調査でも土壌汚染が指摘されていますが、農作物の作付け制限もなく、除染も行われないままの状態になっています。
渡利地区の保護者らが要望 特定避難勧奨地点指定は地区全体を
2011年10月05日 19:48
特定避難勧奨地点への指定が検討されている福島市渡利地区の保護者の団体などは、きょう国に対し、世帯ごとではなく地区全体で指定するように要望しました。
保護者の団体は要望で、国の調査は限られた地区で、再度詳しく調べたうえで、地区全体を特定避難勧奨地点に指定するように求めました。
一方、この住民団体が先月独自に行った土壌調査の結果、福島市小倉寺の側溝で、土壌1キロ当たり30万ベクレルを超える高い濃度の放射性セシウムが検出され、放射線量が1時間あたり20マイクロシーベルトを超えていることを明らかにしました。
調査を行った神戸大学大学院の山内知也教授は、「通学路など一部のみの除染の効果は限定的で、子供や妊婦を避難させた上で徹底的に除染を行うべき」と述べました。
災害を経験した者同士の絆 柳津町と葛尾村の温かな交流
2011年10月05日 19:47
7月に南会津地方を襲った豪雨では、柳津町も被害を受けました。
その柳津町の住民たちが、水害の際に助けてもらったお礼にと、葛尾村の人たちに豚汁などを振る舞いました。
再会を喜び合うのは、葛尾村の人たちと、柳津町にある「スーパーかねか」の関係者です。
2つの町と村を結びつけたのは、3月の震災と7月の豪雨。
豪雨で、柳津町の「スーパーかねか」には川の水が流れ込み、店が開けない状態に…。
その時に手伝いを申し出たのが、震災で、柳津町に避難していた葛尾村の人たちでした。
*葛尾村・菅野好雄さんインタビュー
「会津の方の情の深さを身にしみていた。みんなで行こうかということになって行った」
葛尾村の人たちは、三春町の仮設住宅に移った後も、水害の被害にあった柳津町を訪れて、後片付けなどを手伝ったそうです。
*スーパーを運営する河内屋商店・山内拓也さんインタビュー
「私たちも水害で避難命令が出て1日だけ避難したが、その1日でさえもつらかった。葛尾村の方は苦にもせず笑顔で手伝っていただいた。非常に心打たれた」
葛尾村の人たちの力も借り、スーパーは、1週間ほどで再開。
きょうはその恩返しです。
用意されたサンマ800匹と500食分の豚汁を一緒に味わいました。
*葛尾村の住民インタビュー
「豚汁の味がでてきた、美味しくなった」
*河内屋商店・山内拓也さんインタビュー
「今回限りではなくて、これを期に何回か交流して我々も助けていただきたいし葛尾村も我々が助ける、そうなればいい」
お互いを思いやる気持ちが、あたたかな交流を生みました。
除染で業者向け講習会 受講者が測定器を使い実習
2011年10月05日 19:46
郡山市では、きのうから業者向けの除染の講習会が開かれていて、2日目のきょうは、放射線測定器を使った実習が行われました。
この講習会は、これから除染の業務に携わろうという業者に対し、放射線に関する正しい知識などを身につけてもらおうと、県が初めて開いたものです。
2日目のきょうは、放射線測定器の使い方について講習を受けた後、実際に、会場の周辺の芝生や道路の放射線量を測定しました。
*参加者インタビュー
「(感想は?)すごく役にたちました。これをすぐかえって役立てることができれば」
一方で、放射線量を測定する高さなどをめぐり、参加者からは、難しさを指摘する声もありました。
*参加者インタビュー
「いままで福島県の発表は1メートルの値、除染は1センチのところを測らないといけない。そこをきちっと理解しやすいように説明しないとみなさんこんがらかる」
県は、今後郡山市や南相馬市など4か所で新たに講習会を開く予定で、あすから、県のウェブサイトで概要を発表するということです。
本宮市が国に要望 国の責任で仮置き場設置を
2011年10月05日 19:45
除染作業で出る汚泥などの仮置き場について住民から強い反発があることから、本宮市はきょう、政府の現地対策本部に、国の責任で仮置き場を設置するように求めました。
本宮市では、除染作業で出た汚泥などの仮置き場の候補地が小中学校の近くにあることなどから、住民から強い反対の声があがっています。
このため、本宮市の高松市長は、きょう政府の現地対策本部などに、仮置き場は国が責任を持って設置することなどを要望しました。
*本宮市・高松義行市長インタビュー
「本宮は面積が小さいですから、なかなかそこに仮置き場を設置するということで進んで行っても、ある程度高い線量があるので、地域の方々の理解を得るのに難しい」
市は住民と話し合いを続けていくとしていますが、単独で設置するには限界があり、国や県が一体となって取り組むよう求めています。
ことしもまた… お年玉つき年賀ハガキ搬入
2011年10月05日 12:05
来年のお年玉つき年賀ハガキが、早くも県内の郵便事業会社に搬入されました。
県内で最も早く年賀ハガキの搬入が始まったのは、会津若松支店です。
午前9時から、会津若松市とその周辺の郵便局で販売されるおよそ250万枚が運び込まれ、郵便局ごとに仕分けされました。
来年のお年玉つき年賀ハガキは、ディズニーキャラクターをあしらったものなど11種類です。
震災と原発事故の影響で、ことしは住所を移した人も多く、転居の連絡も兼ねて年賀状を送る人も多いのではと見ています。
販売は来月1日からで、県内では、去年とほぼ同じおよそ4,200万枚の販売を予定しています。





放射線から子どもたちを守るために、県内の自治体は様々な取り組みを進めていますが、郡山市は、きょう、小中学校などに通う子どもたちに携帯式の線量計を配りました。
二本松市の晩秋を彩るちょうちん祭りが昨夜から始まり、震災を吹き飛ばすかのような熱気に包まれました。