FCTニュース

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今後の安定運転は不透明 循環注水冷却また運転止まる

2011年06月30日 19:39

 福島第一原子力発電所の復旧作業の状況です。
 原子炉を安定的に冷やすための循環注水冷却は、きょうの午後にもふたたび運転が止まるなど、依然、不安定な状態が続いています。
 循環注水冷却は、浄化した汚染水を再利用して原子炉を安定的に冷やすシステムですが、きのうの午後には、汚染水が漏れるなどして、2度にわたって運転が止まり、9時半過ぎに運転を再開しました。
 その後、当初の予定の8割にあたる1時間あたり40トンのペースで汚染水を処理していましたが、午後2時半過ぎに警報が鳴って、ふたたび自動停止しました。
 一部の設備で空調に異常があったためとみられます。
 循環注水冷却はトラブルが相次いでいて、今後、安定的に運転できるかは依然、不透明です。
 一方、東京電力はこれまで、仮設のタンクに移していた5号機と6号機の周辺にある低濃度の汚染水を、きょうの午後から「メガフロート」と呼ばれる人工の島に移す作業を始めました。
 今後、3か月ほどをかけて、およそ8,000トンの低濃度の汚染水を移す予定です。

 

損害賠償の手続きなど手助け JA新ふくしまが支援チーム

2011年06月30日 19:38

 福島市などの農家で作るJA新ふくしまは、原発事故で受けた損害について、農家を支える支援チームを立ち上げました。
 発足した支援チームは、原発事故による損害について、農家が賠償を請求する際の手続きや、風評被害による損害の算定など、組合員ではない農家も含めて手助けをします。
 JA新ふくしまは、今月までに、出荷停止命令を受けた農作物の賠償金、およそ1億2,000万円を請求し、このうちのおよそ700万円が仮払金として農家に手渡されています。

 

特定避難勧奨地点 伊達市の113世帯に避難促す

2011年06月30日 19:37

 局地的に放射線の値が高い、いわゆるホットスポット対策として、国はきょう、伊達市の113世帯を住居単位で避難を促す『特定避難勧奨地点』に指定しました。
 伊達市が国から通知を受けたのは午後1時前。
 『特定避難勧奨地点』に指定されたのは、伊達市霊山町上小国、下小国、石田と月舘町相葭の4つの地区の113世帯です。
 玄関先などで毎時3.2マイクロシーベルト以上の放射線量で、年間の積算では20ミリシーベルトを超える可能性があるか、それに近い値が想定されている世帯です。
 放射線の値が毎時3マイクロシーベルトを超える伊達市霊山町下小国の南部。
 指定を受ける可能性が高い集落です。
*農業を営む住民は
「(避難は)したくないです。(その理由は?)やっぱここ離れたくないもんね。これ(農地)荒れちまうからね」
 こちらの夫婦は、できれば避難をしたくない考えですが…。
*農業を営む住民は
「行きたくはないけど、みんなが行けばね…部落としてみんな行かなくちゃと言われれば…」
 一方、3人の子どもがいるこちらのお宅では…。
*3人の子どもがいる住民は
「(避難勧められたら?)もちろん避難します。(理由は)子どもの内部被爆ありますし、子どもの将来ですね一番は」
 こちらは、毎時1から2マイクロシーベルトと、放射線の値が比較的低かった上小国の北部。
*2人の子どもを持つ住民は
「(指定に)ならなくても、たぶん子どもを中心に考えて出ると思います」
 伊達市は、対象になった住民に文書を郵送して通知し、避難を希望するかどうかの回答も求めるということです。

 

放射線への心配に対応 原発事故で基金創設へ

2011年06月30日 19:36

 玄葉国家戦略担当大臣は、きょうの会見で、原発事故への対応を目的にしたおよそ960億円の基金を来月、国会に提出する第二次補正予算案に盛り込む考えを明らかにしました。
 この基金を活用し、すべての県民を対象にした健康調査や妊婦や子どもへの線量計の配布、校庭や通学路の除染、学校へのエアコンの設置などを進めるとしています。

 

郡山・うねめ神社 奈良の春日大社が復興祈願

2011年06月30日 19:36

 郡山市のうねめ神社などでは、奈良の春日大社の宮司を招き、震災と原発事故からの復興祈願祭が行われました。
 うねめ神社では、きょう、奈良の春日大社の花山院弘匡宮司を招き、被災地の復興を願った特別祈願「萬度祓(まんどばらい)」が行われ、氏子らとともに一日も早い復興を祈願しました。
 郡山市と奈良市が姉妹都市であることなどから、奈良の春日大社では、震災直後から「萬度祓」を行ってきました。
 「萬度祓」とは、参拝者らが祈願詞を1万回唱えると満願とされるもので、春日大社では既に1万回を達成。
 現在は、2万回を目指しているということです。
 この特別祈願祭、きょうは、JR郡山駅前など合わせて3か所で行われ、参加者に災い除けのお札が配られました。

 

新潟県の食品メーカー 社員旅行でいわきの復興支援

2011年06月30日 19:35

 新潟県の食品メーカーが、社員旅行でいわき市の水産加工会社を訪ねました。
 復興を支援しようと、来月までに、500人の社員がいわき市を訪れます。
 新潟県に本社を置く「越後製菓」では、社員旅行で被災地の復興を支援しようと、いわき行きを決めました。
 きのうは、その第一陣となる75人が「かねまん本舗」を訪ね、かまぼこを試食するなどして、たくさんのお土産を買い求めていました。
*かねまん本舗の担当者インタビュー
「皆さんニコニコしてこれくださいって言ってくれたのですごく嬉しかったです」
*越後製菓の社員インタビュー
「震災があったという感じがないっていうか、お店の人たちも元気だしすごい活気付いてるって感じがありましたね」
 越後製菓では、来月までにあわせて580人が、社員旅行でいわき市を訪れる予定です。

 

浪江町住民など 先行し「健康管理調査」始まる

2011年06月30日 11:59

 被ばく線量の推定のため全ての県民に行う「健康管理調査」を前に、きょう、浪江町などの被災者に問診票が配られました。
 「健康管理調査」は、福島第一原発事故・直後の行動や食事の状況を調べて被ばく線量を推定し、健康管理に役立てます。
 県は、浪江町と飯舘村など、およそ2万8,000人を対象にした先行調査として、けさから避難先の猪苗代町で問診表の配布を始めました。
 問診票では、3月11日から25日までの行動を細かく記入するよう求めています。
*住民インタビュー
「全然、前のことはほとんど分かんないなやっぱり」
「普通の人は書けないんじゃないかなと思う」
 全ての県民への本調査は、8月の予定です。

 

東電新社長 いわき市に謝罪

2011年06月30日 11:58

 東京電力の西澤俊夫新社長が、けさ、いわき市を訪れました。
 東京電力がいわき市に謝罪するのは、原発事故後初めてです。
 西澤新社長は、清水正孝前社長とともにいわき市を訪れ、渡辺敬夫市長に、原発事故について謝罪しました。
 東京電力は、先月、市内に役場機能を置く広野町を訪れ謝罪していますが、いわき市には訪れず、市はその後、謝罪受け入れを拒んでいました。
 渡辺市長は、東京電力に原発事故の早期収束と適正な補償を求めました。
 西澤新社長は、このあと、原発がある自治体を訪問します。

 

汚染水の処理 トラブル相次ぐ

2011年06月30日 11:57

 福島第一原発で、浄化した汚染水を再利用して原子炉を冷却するシステムは、トラブルが相次いでいます。
 浄化した汚染水を再利用して原子炉を冷やす「循環注水冷却」は、きのう午後3時前に、汚染水が漏れ出し、作業を中断しました。
 4時間ほどで復旧し、運転を再開しましたが、その9分後には汚染水がこぼれ出しているのが見つかり、再び作業を中断しました。
 自動運転の装置を手動にしていたことが原因で、その後、作業員が自動運転に切り替え、昨夜9時半過ぎから汚染水の処理を再開しました。
 このシステムは「原子炉の安定的な冷却」には不可欠で、継続して運転できるかが課題となっています。

 

トラブル続く循環注水冷却システム ホース交換後に運転を再開

2011年06月29日 19:07

 福島第一原発で、浄化した汚染水を再利用して原子炉を冷却するシステムは、トラブルが相次いでいます。
 けさはホースに穴がみつかり、再び作業を中断しましたが、その後、交換して運転を再開しました。
 浄化した汚染水を再利用して、原子炉を冷やす「循環注水冷却」は、貯蔵タンクの配管で水漏れがみつかるなど、トラブルが相次いでいます。
 けさ8時ごろには、システムにつながるホースから水が漏れ出しているのを作業員が見つけ、午前11時ごろに作業を中断しました。
 東京電力は、水漏れがあった配管を取り替え、ほかにも異常がないかを確認したうえで、午後1時半ごろに運転を再開しました。
 「循環注水冷却」のシステムではトラブルが相次いでいて、今後、安定的な運転ができるかどうかは依然として不透明な状況です。