中テレSDGsアンバサダーに
ブンケンさん就任
福島県内で様々な企画を実施します!

福島県内でのSDGsの取り組みを広げていくため、福島中央テレビでは「ブンケン歩いてゴミ拾いの旅」でゴミ拾い活動を続けている鈴木文健さんと一緒に様々な企画を実施していきます。

2021年5月25日(火)からは身近なSDGsについて考える新キャンペーンCM「SDGs(持続可能な開発目標)ってどんなもの?」を放送します。そのCMで共演する野尻英恵アナウンサーがブンケンさんにゴミ拾い活動への思いを聞きました。

「いまやっているゴミ拾いの旅をなるべく早く終わらせたい。」…その思いは?

ブンケン
いまゴジてれChu!で毎週月曜日に放送している「ブンケン歩いてゴミ拾いの旅」は、沢山の人と出会えて楽しいのですが、僕はできるだけ早く終わらせたいと考えているんです。

野尻アナ
えっ、そうなんですか?どうやったら旅の終わりが来るんですか?

ブンケン
旅の終わりは、ゴミ拾いに行って「きょうは希望のカケラ(拾ったゴミ)が0袋でした!」っていうのを5回くらいやれたらですかね。ディレクターさんと「もう希望のカケラを全部拾いましたね!」「それじゃぁもうロケする必要ないね!おしまいだよ!」というところまでいきたい。

野尻アナ
そのくらい福島にゴミが無くなったときは希望のカケラがもうカケラではなくて“希望”ですよね?

ブンケン
それが達成されたら、次のSDGsの目標にいくんです。

野尻アナ
次の目標?もう次の目標を定めているんですか?

ブンケン
…まだ分からないけど(笑)
今回のCMでは福島県のゴミに関するクイズがありましたが、福島県は全国上位に入るくらい一人一人の出しているゴミの量が多いんですよね。まずはそういう現状があるということを知らないと、減らそうとかゴミを捨てるのを止めようとかも思えないので、2030年に目標を達成するために、私たちも発信することを日々積み重ねていくことが大事なのかなと思います。

「福島の“中のつながり”が一番重要なことかもしれない。」

野尻アナ
県内の様々な場所でゴミ拾いを続けて1年以上になりますが、どんな場所にゴミが多いですか?

ブンケン
地域にもよりますが、特に駐車スペースとか車の通るところにはほとんどありますね。きのう(5月12日)はすごかったんです。2日間で過去最高の124袋を拾いました。

野尻アナ
ショックですね。逆にゴミを拾い続けていて県民の意識が変わってきたと感じることはありますか?

ブンケン
2020年の元日から歩いてゴミ拾いの旅を始めましたが、ゴミ拾い中に声をかけてくださる方が増えてきて、そういう方々が自分たちのおうちの周りのゴミを拾っているのが分かるんです。Twitterでも「私もやってますよ!」というリプライが来るので、ゴミ拾いの輪が広がっているなと感じます。そして、もちろんゴミを減らすことも大事ですが、福島県の“中のつながり”というか「僕たちは福島県民なんだ!」という輪の強さっていうのが、さらにSDGsのほかの問題も一緒に解決できる力になるし、それが一番重要なことなのかなって思います。

野尻アナ
17番に「パートナーシップで目標を達成しよう」という目標があるように、やっぱり一人で頑張っても達成できることって小さいと思うんですよね。みんなでやることによって大きな力になる。ゴミ拾いに置き換えるとブンケンさんが最初の1になって、その周りの人が10協力する、更にその周りの人たちが10協力すると、正に100倍の力になる。そういうネットワークが色々なところで増えていったらいいですよね。

2030年の目標達成へ…これからへの思い

ブンケン
僕が子どもの頃、ボランティア活動で学校の周りの清掃活動に参加したことがあったんです。その時に僕の地元の学校の周りは「ゴミが多いな」と思ったんですよ。そこからゴミの存在は意識していて、今のモチベーションに繋がっています。ゴミ拾いじゃなくても、地元のお世話になった人や高校時代にお世話になった人に恩返しをしていきたい。ゴミ拾いだけではなく、他の活動も並行してできたらなと思っています。

野尻アナ
取材などで様々な方にお話を伺う中で自分自身が学ぶことも多いのですが、SDGsに取り組んでいる方は前向きな方が多いと感じます。でもその背景には苦労もあって、福島は10年前の東日本大震災のときに仕事がなくなったり風評被害があったりして一回落ち込むんだけれども、そこから立ち上がるときにただ立ち上がるだけじゃなくて、何とかプラスにして立ち上がろうという強さがあるんですよ。何がプラスかというと「地域のために」「世の中のために」「世界のために」って立ち上がっている方が多い。SDGsっていうと、ちょっと難しいことというイメージがあるかもしれないですけど、実は身近なところにたくさんあって、周りの人たちのことを想って行動していることが実はSDGsになっていると感じます。そうした福島の姿を番組やCMを通して伝えていければと思います。

放送中のCM動画をご覧いただけます

キャンペーンCMの種類は今後順次増えていく予定です。

ブンケンさんの活動

県民一人あたりのごみ排出量は、福島県が全国ワースト3(2018年度)。番組を通じて少しでも福島県内のごみを減らし、また捨てる人がいなくなるよう、SDGsの理念とも合致する、持続可能な環境美化を目指す「ゴジてれChu!」の人気コーナーです。


PAGE TOP