アナウンサー

アナウンサー日記

感想・メール

2008.03.21two profiles

 年齢的な問題もあるのだが、友人の結婚式に呼ばれるのも5〜6年前にほぼ終わり、という事は、披露宴会場という場にとんとご無沙汰であった。
 今度、後輩の披露宴の司会を久しぶりにするのだが、その中で初めて「ファーストバイト」という言葉を目にした。何でもここ数年は披露宴でよく行われるめでたい行事だそうで、お恥ずかしい話だが全く知らなかった。
 ウエディングケーキを新郎から新婦へ、新婦から新郎へ一口ずつ食べさせてあげる儀式で、新郎からは「一生食べさせてあげるよ」、新婦からは「一生美味しいものを作ってあげるわ」という誓いの意味があるそうだ。後輩によると、二次会で行われた場合、口の周りにケーキでもついた時には更に盛り上がりを見せる事もあるそうだ(なるほど、そういう展開か)。

 ご媒酌人がいない披露宴はもう珍しくなく、その場合司会から新郎新婦のプロフィールをご紹介する運びとなる。このプロフィールを事前に両名からお預かりする訳だが、自分の記憶というフィルターを通して文字となったその人の人生は、それぞれに実に豊かで面白い。本人しか知らない出来事や気持ちが生き生きと著され、文字が躍っているようだ。過去の披露宴台本を読み返しても、(もう知っている事なのに)吹き出してしまったり、じんと来たりするものである。こういうものに演出は要らない。お預かりした時点で、もう完成である。
 人生の門出、新たな一歩、独立と訣別…そんな祝い舟の出港に立ち会える事の幸いを喜び、私も、出来る精一杯の事をしようと思う。おめでとう。

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2008.03.20I matter …

 私の誕生日は2月18日。7年前の私の誕生日に、アメリカで一人の男が捕まった。FBIのロバート・ハンセン。ロシアに国家機密を流していたKGBの二重スパイという…。
 映画『アメリカを売った男』は1時間50分があっという間だった。実話に基づいた映画なのだが、内偵を求められるエリック(ライアン・フィリップ)側とロバート(クリス・クーパー)との駆け引きで何度も息を呑む。特にエリックが、ロバートの印象と実像(内偵で明かされる筈の姿)との間で揺れてしまう姿や、妻との関係が描かれているので、深みを増している。
 何て言ったってクリス・クーパーが魅力的(『ミスティックリバー』のローラ・リニーも勿論良いけれど…)。存在感が圧倒的であり、そして最後の変わりように注目。
 また映画の最後の方の、エリック・オニール夫妻の”Everything is …”で始まる会話は、掛詞か?あの場面にこの台詞が来るのが、脚本の素晴らしさ。『善き人のためのソナタ』の最後の台詞…までは行かないが、その妙味も味わいたい。
 きょうのブログのタイトルは”I matter …”。台詞の一部なのだが、この映画のキーワードの一つでもある。そして時にその意識は、生きる力にもなる。但しとても大きな力を持っていて、凄く良い方に出る事もあれば、その人の心の目を曇らせて道を誤らせる事もある。そう、そうなのだ…。

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2008.03.19What is the most important in your life?

 上川隆也という俳優は、ここまでキャラメルボックスのファンに愛されているのか…。
 当然ハーフプライスチケット(日曜日)は通路席だった。折りたたみ椅子の臨時席も設けられた『きみがいた時間 ぼくのいく時間』は、ファンによると「クロノス」という人気のシリーズ作品らしい。
 今回はキャラメルボックス初の幕間あり、しかも休憩込みながら2時間半と珍しく長い芝居だ。上川さん演じる主人公は、研究熱心故に仕事第一主義。しかし或る時或る事をきっかけにもっと大切なものがある事を知る。大切なものの為に目標を見失わず、ただ一つの目的の為に必死に生きる姿に、後半は劇場もすすり泣きの声。これは『雨と夢のあとに』くらいのリアクションだろう。という事は(好みはあるでしょうが)かなり泣ける作品だ。勿論私も洟をすすってきた。岡田達也さんの○役っぷりも好かったし、坂口理恵さんの存在が話をぐっと深くしている。西山繭子さんは、『探偵学園Q』で見た時以上にお美しい…。溜息もので、こんな女性を放っておく役はやはり上川さんでないと出来ない?
 劇団初の幕間では、100円で楽しめるちょっと面白い趣向がある。ある方の書いた四コママンガ、ぷぷ…楽しめる。
 尚もしハンカチを劇場に持っていくのを忘れてしまったら…今回は大丈夫。入り口でポケットティッシュを配っているので、それで代用しよう。どんなティッシュかは、入ってみてのお楽しみ。東京公演は4月7日まで、そのあと神戸・大阪を回る。

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2008.03.12after a long time

 免許をとって半年近くは、自家用車に限って車に傷をつけてきた(なぜか会社の車では大丈夫なのに)。その後は擦る事も無く、安全運転だった。しかし嗚呼、先日やってしまった。会社の駐車場…バックしていたらこつんと壁に……。無傷記録が途絶えてしまった。気を引き締めねばと反省。

 ブーちゃんさん、ファクス有難うございました。是非、普段の生活で今泉さんのようなサポーターでいてください(今泉さんの話は、きのうの日記に書いてあります)。

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2008.03.11a great supporter

 きのうは『ゴジてれシャトル』で、仕事の合間を縫って色々なサッカー会場に姿を見せ、バックスタンドから色々なチームを応援している「サッカーばっか!」な今泉さんという男性をご紹介した。この方、Jリーガーの萬代宏樹選手がいた頃の福島東高校サッカー部のバスの運転手をしていたのがきっかけで、サッカーの応援が増えていったという。

 インタビュー取材に自宅に伺うと、当時の応援Tシャツに皮ジャンを羽織って待っていてくださった。
「これね、萬代選手のお母様から頂いたんですよ。」
と嬉しそうに語ってくださった。
「(選手と帯同する内に)運転手だけじゃ駄目だ、気合だ気合だって感じで応援しようと…それから始まりました。当時は応援もまとまっていましたね。保護者の皆様も熱心で一体になっていましたから。」
 因みにこの頃はどちらかと言うと、今泉さんより久保田選手のお母さんの方が有名だった(この方も団扇を持って、人一倍通る声で応援する方なのだ)。二人揃って応援する姿に、よくご夫婦に間違われたというエピソードをお持ちで、全国大会の中継でもハーフタイムのリポートでお二人はインタビューされている。

「応援席で私が声を出したのに対して、周りから『頑張れ』って優しい声で応援が始まるんですよ。その声を聞くとまたこっちも大きな声で応援したくなって…応援には連鎖反応があるんですよ。何とも言えない雰囲気ですよね。」
 そんな今泉さんの応援は、クリーンがモットー。当時福島東高校の監督だった齊藤氏も
「どこでも大声で応援するし、或る意味強烈なサポーターでしたね。素晴らしいのは、相手への中傷・悪口が無い事。『頑張れ』とか、前向きな声援で後押しをしてくれるんですよ。」
 今泉さんは現在、福島東高校に関係なく、天皇杯の県予選、女子サッカーのマリーゼ、高校サッカー、少年サッカーと幅広く応援している。晴れの暑い日にはタオルを頭に巻き、暴風雨の日にはバイク用のヘルメット・合羽・長靴姿で…、一度シャワーキャップをかぶって応援している時があって、微笑ましかった。そういえば、嘗て或る会場で今泉さんの声援を聞いた事がある。Jヴィレッジスタジアムで行われた、ジーコジャパンと湯本高校との練習試合だ。あの会場にいたかどうかを尋ねると、元気にこう答が返ってきた。
「いました!(前の年)全国大会に行った湯本を応援してたんだ!」
 あの時は1万人を超える人が詰めかけ、声はすれども姿は(大勢の人に埋もれて)見えずだったのだが、湯本が当然リードされる展開に『まだまだこれから!』『行ける行ける』『逆転だ!』といった声援が一際大きく聞こえ、時にサポーターの心地よい笑いを誘っていた記憶がある。

 今泉さんを映像で追いかけていると、去年の高校サッカーの県予選で首の辺りをもむ場面に何度か出くわした。
「翌日になると喉が痛くて、湿布を貼ったりしていました。」
 それでも応援を続けるのは、サッカーとサッカーで頑張る人が大好きだからだ。
「サッカー選手には大柄な選手も小柄な選手もいますが、あの小柄な選手っていうのは負けず嫌いなんですね。競り合いでも頑張るし、サイドをぴゅ〜って上がっていくのを見ると、凄いなって思います。」
 ちょっと難しい質問だと思ったのだが「今泉さんにとってサッカーとは何ですか?」と尋ねると、
「サッカーですか…」
と暫く間を置いたあと、こう答えた。
「サッカーは元気が一番。(選手に)元気をもらい、元気を与えられれば良い。これからも応援したい。」

 前述の齊藤氏は、今泉さんについてこんなエピソードを話してくださった。
「(静岡の)御殿場に遠征に行くじゃないですか。そうすると、福島東高校以外の応援も始めるんです。福島県のほかのチームだったり、東北のチームだったり…。そんな姿を見ていると人生を楽しんでいる方だなと思います。」

 今泉さんはサッカーと、サッカーで頑張る人を応援するのを心底楽しんでいる。スポーツとは本来こうあるべきものだと思うし、アマチュアスポーツを楽しむ人がいるかどうかは、スポーツが文化として根付いているかどうかの証左である。こうして福島県のスポーツを楽しむ人がどんどん増えていくと良いなと思う。
「小学生のサッカーなんて、見ていて可愛いですよ。もうサッカーのレベルが高いかどうかは関係ないんですよ。何でも見に行きます。それこそ安積高校とか郡山北工業高校とか郡山高校なんかでも試合がありますよね。あれも行きます。今月は幸楽苑カップから名前が変わった大会がありますよね(郡山サッカーフェスティバルの事)。楽しみですよ。」
 柔道をやっていた今泉さんは、インタビュー取材終了後、柔軟体操をしてみせてくれた。「応援する前にやったりするんですか?」と冗談で伺ったら、
「やりますよ!」
との意外な答。
「サッカー場の柵に足をかけて、やるんですよ。これをやった方が、声が出るんです。」
 明るくて、応援同様常に前向きな今泉さん。今年も元気な声援が、福島県内の会場でこだましそうだ。尚、いずれ萬代選手の応援に行こうと、久保田さんから誘われているそうだ。勿論陣取るのは、バックスタンドだ。

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アナウンサープロフィール

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