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33bars in Fukushima
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FCTで深夜に『さすらう犬の種まき』という番組を放送している(火曜深夜1時28分〜)。何気なくテレビの番組表を見ていたら、たまたま内容のところにあった「福島」という文字が目にとまったので、まだ見た事の無い『さすらう…』を見てみたのだ。
番組のコンセプトは、「ツイッターを切っ掛けに人との繋がりを広げる」もので、その経験を通して出演者が「芽を出す」事を目指すものらしい(だから「種まき」なのだ)。今回の旅のテーマは「福島県内のスナックを巡り、美人ママ33人の笑顔の写真を撮る」というもので、当然その過程をテレビ撮影しても良いと言ってもらえたお店でないとならない。更に、「33人撮るまで東京に帰れない」「店は、ツイッターか聞き込みで紹介してもらった所のみ」「食事はスナックでのみとれる」という条件が付く。
この企画に挑戦したのが、「あばれる君」(25歳)という福島県矢祭町出身のお笑いタレントだ。東京から車で出発したあばれる君、最初は食事の条件をディレクターから知らされていなかった為、行きつけの白河ラーメンの美味しい店を紹介したのに食べられずという苦悩を味わいながら、ツイッターから寄せられる情報を基に福島市入り。スナック巡り、取材交渉、撮影、聞き込みを一店一店続けていく。
ところが或るお店のママと震災後の話に発展したところで、福島県民の生の声を聞く事になる。ママは震災で家が壊れて一度も3月11日以降帰宅出来ていないとか、スナックの若い女性従業員が原発事故の影響で県外に避難してしまったとか……故郷福島県の現状に、あばれる君は返す言葉が出なくなり、ただただ耳を傾ける。
そして店を出た後、項垂れて目元をこすりながら無言で歩き、一言呟く。
「嫌です。」
何故震災・原発事故で苦しむ故郷福島県で、わざわざ笑顔の写真を撮らなければならないのか。何故スナックのママでなければならないのか?何故それが福島県の為になるのか?何故、何故…
ディレクターが向けるカメラに向かって、何故と問いかけ続けるあばれる君。33人撮らなきゃ東京に帰れないのに、どうなる?というところで1回目が終了する。
この番組は東京を視聴対象とした放送局「TOKYO MX」で去年11月に放送されたもので、過去の東京での放送期間から察するに、福島県のシリーズは4回位に亙りそうだ。この先どうなるかが気になって仕方が無いし、あばれる君がこの旅を通して悩み苦しみ一皮むけるドキュメンタリー要素もありそうだ。一方で、取材交渉中に「ママ、撮影させてあげたら」なんて店の女性スタッフの声が聞こえて取材OKとなる等、福島県民の温かさも垣間見えたり、会話で福島の方言が聞かれたり、出してもらう煮物が福島県らしかったりと、福島らしさが滲み出ている。深夜遅い時間帯ではあるが、スナックから福島県がどう見えるかという視点も興味深く、来週以降も見てみたいと思う。
因みに「あばれる君」のブログを拝見したら、FCTで放送される件にも触れていて「ゴジてれシャトル」も思い出して下さったようだ。
あばれる君様、今は「ゴジてれChu!」と番組名が変わりました。機会があったら会って、取材のこぼれ話を聞いてみたいものです(飽く迄個人的な願望ですが)。
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warashi
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昨日ゴジてれChu!で映画『HOME 愛しの座敷わらし』の主演、水谷豊さんのインタビューを放送した。
インタビューをしたのは先月23日(月曜日)の午後3時前、生放送を1時間後に控えた時間だ。水谷さんは郡山市内のホテルで、マスコミ各社の取材を分刻みで次々と受けていくという訳だ。
私にとって水谷さんは、北野広大先生のイメージが強い。北野広大とは『熱中時代』というNTVのドラマの主人公の役名で、何事にも全力で臨む小学校の先生を水谷さんが演じていた。最終回で「さようなら」を教え子と大きな声で交わす場面は、今でも忘れられない。さようならという言葉がこれほど切ないドラマは、私の中では『熱中時代』と映画『転校生』くらいだ。…話はそれたが、その頃から水谷さんは私にとって憧れの先生であり、憧れの俳優だ。その水谷さんに直にお目にかかれるだけで凄い事なのに、何と話まで聞けるとは、夢のようだ。
水谷さんは、インタビュー会場に背筋をすっと伸ばし、颯爽と登場された。
「北野広大先生だ。」
思わず言ってしまった。自己紹介をすると、
「徳光さんって、あの徳光さんとご関係はあるのですか?」
と丁重に尋ねられる。
「日本テレビ系列ですし、一重瞼ですし、よく聞かれるのですが、関係ないんです。」
一重瞼でくすっと笑って頂く。つかみはOK…って私がOKではなかった。緊張が高まりすぎて、インタビューが始まってから汗が止まらなくなってしまったのだ。汗が気になると余計に汗をかき、完全な悪循環。嗚呼最悪。しかし水谷さんは、汗をだらだら流す私相手に、一問一問丁寧に答えて下さった。
水谷さんが演じた主人公の晃一に就いて、
「自分の気持ちと全くかけ離れたところはどこにもないんですね。お芝居をしてるんだかしてないんだか分からない状態っていうんですかね。」
地に近い部分もあるのか尋ねると
「そうですね、どこまでがどうか分かりませんけどね。」
と煙にまかれてしまった。俳優には日常のイメージは不必要なのだ。演じた晃一の印象が残る方が大事だ。
その晃一と言うキャラクターに惚れ込んだ点を伺うと、
「一生に一度のこと、上司にたてつくところがありましたよね。首になるかも知れない、でもこれ以上自分に嘘を吐けない、人として。あれがあるので、あとは空回りしても、変な言い方ですが、この自分を信用できるというんですかね、そういう状態でした。」
と、晃一と水谷さんが交錯したような独特の表現で、晃一の魅力を話して下さった。
時間いっぱいインタビューをさせて頂き、収録が終わると、何と満面の笑顔で私と握手をして下さったのだ!実は水谷さんは、撮影現場でもスタッフと握手をするそうで、今回もディレクターやカメラマン等一人一人に握手をして回っていらした。その手は大きく柔らかで、何でも受け止めてしまうお人柄を表すような手であった。
映画『HOME 愛しの座敷わらし』は、転勤で岩手にやってきた高橋家と座敷わらしの物語。家族は、何だかそれぞれが別の方向を見ているような感じ。しかも引越し先が、近くにスーパーもコンビニもない長閑な田園風景の中の古民家。しかし座敷わらしと出会ったのを切っ掛けに、一人一人が「大切なもの」に気付いていき…。
主人公は晃一なのだが、晃一以外の家族もそれぞれに悩みや病気等抱えているものがあり、それと向き合うエピソードが丹念に描かれている点が見応えに繋がっている。これだけ科学が行き渡った現代の人間相手に、果たして座敷わらしの存在は説得力を持つのだろうかと思ったが、杞憂だった。何と言ってもあの岩手の自然豊かな風景が、座敷わらしの存在をあり得ると思わせてしまうのだ。水谷さんも、撮影で使った古民家を見た瞬間「座敷わらしがいるかも」と思ったそうだ。
水谷さんと梅沢富美男さんの場面は圧巻。また水谷さんが涙を流す場面は、ハンカチ必須。登場人物が「大切なもの」に気付き、それを誠実に守っていこうとする姿が感動的な作品だ。既に県内でも上映中。何年かして人生経験を積んでから見ると、初めて見た時とまた違った味わいを持つ映画ではなかろうか。
個人的には、映画の晃一の方が原作よりちょっぴり格好良い気がする。原作、映画、それぞれに無いエピソードもある等、それぞれに面白い。ゴールデンウィークに一気に読んでしまうのも、ありだ。文庫版の解説は、水谷豊さんだ。
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ramen
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きょうから「ふくしまラーメンショー2012」が始まった。天気が心配されたが、曇り空の下、大勢の人が訪れていた。
私が選んだのは、郡山一麺会のブース前。
並んでいると、後ろにはなんと郡山市のキャラクターがくとくん。やはり郡山のラーメンが気になるのだろう。暫く待っていると、更に後ろから、開会式の司会を務めた大橋アナの声が聞こえる。視聴者の方と話している。
「サイコロ頑張らないと。1と6しか出さないんだもん。」
私の事らしい。
「徳光もどこかにいると思いますよ。」
との大橋アナの言葉に
「はいはいはい。」
ここにいます、と手を挙げて会話に加わった。
積んであった使い切り用のどんぶりが倒れる位の風が時折吹くのだが、ラーメンを作っているブースの中はものすごく暑い。昨日より気温は低いが、お店の人には却ってこのくらいの方が助かるだろう。
何分か待って漸く出来上がる。待つ時間も楽しいものだ。席を探すが、既に多くのお客さんが早速お目当てのラーメンを楽しんでいる。席を見つけ、まずはスープをごくり。
う、美味い……!
味が濃いのではない。旨みが濃いのである。スープは4つの店のブレンドなのだそうだが、まさに良いとこ取りが巧くいったという感じ。
麺をすする。細麺なので、スープとの按配が好い。
チャーシューも味良く、かなりの満足度。逆に郡山市の(まだ行っていない)ラーメン店に興味がわく美味しさだった。因みに帰りがけに声をかけてくださった女性グループの方も、「郡山のは美味しかった」と話して下さった。
会場にはラーメン以外のお店もあり、みちのくボンガーズのpukpukに立ち寄る。きょうは、このラーメンショーの取材を担当したしなださんと、ゴジてれChu!でぷくっ旅のリポーターを担当しているおかちゃんが販売担当。生ジュースが美味しそうで、キウイジュースを頂く(一杯300円)。ラーメンの後だけに、ジュースが体にしみる。
ラーメンショーは今度の日曜日6日まで。
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victory
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高校サッカーの公式戦を見に行った。歴史的な瞬間に遭遇してしまった。
U−18サッカーリーグ2011 プレミアリーグ
尚志5−1流経大付柏
最初は流経の寄せの速さに巧くボールを支配できないでいた尚志。しかしCKから山岸選手がどんぴしゃで先制点を決める。あの流経から先制点とあって思わずお〜〜っ!と声が出て拍手。
すると尚志はセットプレーから皿良選手が2点目、同じくセットプレーからポストに当たって跳ね返ったボールを大貫選手が決めて3点目!!流経のサポーターからは「きょうはオーラが無いね」との声が…。本調子で無いよう。
前半3−0と尚志リードで折り返す。
しかし後半開始早々、ラグビーでいうノーホイッスルトライで、キックオフからすぐに1失点。こりゃ、流経本気だぞ、というぞわぞわ感が尚志応援席に漂う。
が、尚志イレブンも流経と競り負けず、FKを直接ゴールに決める等して2点を追加。5−1で尚志が、あの全国制覇をした事もある流経から、プレミアリーグ初白星をあげた。
しかも尚志の仲村監督にとって、流経の本田監督は習志野高校時代の恩師。試合終了後には、お互い笑顔で握手。これぞまさに恩返しの試合となった。
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final in 2010
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全国高校サッカー選手権福島県大会決勝の結果。
尚志1−0福島工業
(尚志は、2年連続4回目の出場。尚2年連続出場を2度果たしたチームは、史上初。)
前半は、決勝の為にシステムを変更して中盤を厚くした福島工業が、尚志に決定的なチャンスを作らせない。特にボランチの山崎琢也選手、DFの横井匠選手・阿部友樹選手を中心に守りが堅い。ベンチ前で手を叩き、チームを鼓舞する福島工業の亀岡監督に対して、時に首を横に振る尚志、仲村監督の表情が対照的。そのまま0−0で前半40分が終了。ゲームプランとしては福島工業ペースと言えた。
後半は先に選手を入れ替えて、攻撃をしかけてくる尚志。サイドをえぐる場面が増え、金田一樹選手からのパスの供給でチャンスを作るが、なかなかゴールを奪えない。しかし29分、コーナーキックからのボールを巧くあわせた太田祐樹選手の今大会初ゴールで均衡を破る。福島工業はすかさずパワープレーに出るが、同点ゴールはならず。尚志が連覇で、選手権出場を決めた。
80分間一度もベンチに座らずテクニカルエリアいっぱいに動き回ってイレブンを鼓舞し続けた亀岡監督は、試合終了の瞬間、立ったまま大粒の悔し涙を流した。
試合終了後、選手に対する思いについて
「1週間で戦術をよく理解してくれた。感謝しかないです。」
と語った。亀岡監督は今春、福島工業に赴任した。
「赴任1年目ってやっぱり(生徒にとって)大変なんですよ。教え方も変わるし、(新監督に)ついていくのは。簡単じゃないですし。なのに3年生は一人もやめずにここまで続けてくれた。よくやってくれました。」
と選手を労った。失点の場面について聞かれると、
「流れで取れない時はセットプレーが尚志にあるのは知っていました。正直、セットプレーは怖かった。ただ前半0−1で折り返しても同点に追いつく、という想定はしていたのですが…(同点ゴールが)とれませんでした。」
亀岡さんご本人は、郡山高校サッカー部出身。キャプテンだった3年生の時、選手権県大会決勝で福島工業に敗れるという苦い苦い思い出を持つ。
「今の選手の悔しさは、監督が一番よく分かるのではないですか?」と伺うと、
「多分夢に出てくるんじゃないですか。僕もそうでしたから。勝たせてやりたかったけどなぁ…。」
時折俯きながら、また応援席に挨拶して戻ってくるイレブンを見ながら、呟いた。
尚志の仲村監督は、改めて選手権の厳しさを決勝で味わった。試合を振り返り、
「本来の半分くらいしか出来ていませんでしたね。」
と話した。その理由について、
「多分3年生は『負けたらこれで最後』って気持ちが働いて、プレーに集中できなかったんじゃないですか。プリンスリーグの時なんかはのびのびプレーしていましたから。それに、全体に切り替えがちょっと遅かったですね。」
「前半は首を横に振る場面もありましたよね?」と尋ねると、
「信じられないミスパスがありましたもん、サイドが走っていないのに横パス出したりしてね。」
と、仲村監督の目には、選手に決勝ならではの緊張感やプレッシャーがあったと映ったようだ。
対戦した福島工業については、
「監督の魂がこもったチームでした。」
と賞賛。
「守ってくるのは分かっていたのですが、タッチに切ってきましたよね。あれだけ徹底されるとは思わなかったです。しかも選手が果たすべき役割をきちっとやってきて、無駄が無かったですよね。よく研究されたな、って感じました。」
と振り返った後、
「今年最もはらはらした試合でした。」
と真情を吐露した。そして、
「内容は駄目。でも出場を決めたのは二重丸。」
と笑顔も見せた。
そこで、「今年度は福島県の高校サッカーの歴史を塗り替えようという思いがあるのでは?」と水を向けると、
「そうですね。」
と力強い言葉も。全国高校サッカー選手権では、昨年度ベスト16だった尚志。福島県代表チームの過去最高成績がベスト8。選手がピッチで胴上げをしたくて仲村監督の取材が終わるのを待っているのに気付くと、「全国大会で」と初めて断った。この冬がまた楽しみだ。
戦いを終えた闘将は、試合前から痛みを訴えていた胃をさすりながら、帰路に着いた。
「これで漸くぐっすり眠れます。」





